ハッチバッククーペとは?その魅力やおすすめ車を紹介
車のボディタイプは多く存在しており、それぞれ特徴が異なります。
その中でもハッチバッククーペは、跳ね上げ式タイプのドアが後方についたクーペを指します。
ハッチバックは、車で荷物を積み込むことの多い後方に装備されていることが多いです。
この記事では、ハッチバッククーペの特徴や選び方について解説するとともに、おすすめのハッチバッククーペをご紹介します。
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INDEX
ハッチバッククーペとはどのような車種なのか?
ハッチバッククーペとは、ハッチ式のバックドアを持つクーペタイプの車のことです。
ハッチバックとは、トランクルームの場所となるバックドアがハッチ式の車(跳ね上げ式の扉)のことをいいます。
また、クーペとは流線型ボディの車のことを指し、基本的に2ドアで前列のみの2人乗りタイプの車です。
補助的に後方に席があるタイプのクーペもあり、前席を倒して乗り込むことができます。近年のモデルでは後部座席も用意された4ドアクーペも増えており、乗用車としての認知度が高まっています。
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ハッチバッククーペの魅力について
バックドアへ向かって流れるようなデザインが特徴のクーペは、空気抵抗が少なくスムーズな加速を実現できるため、走行性能の高いスポーツカーに多く採用されるデザインです。
セダンのように、座席部分とトランクルームが別々に独立している車種は載せられる荷物の大きさがある程度制限されてしまいます。
しかし、ハッチバックタイプは座席部分と荷室が一体化されているデザインのため、後部座席を倒せば荷室を広くすることができます。
また、開口部が広めなので荷物の積み下ろしを行いやすく、実用的にも優れています。
載せられる荷物の量と走行性能をどちらも両立させたい人には、ハッチバッククーペは魅力的なモデルといえるでしょう。
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ハッチバッククーペやクーペ風ハッチバックのモデルをご紹介
ここでは、ハッチバッククーペやクーペ風のハッチバックを2つご紹介します。
近年は走行性能・燃費性能ともに優れた車が多いため、使用用途に合わせてじっくり検討しましょう。
マツダ|MAZDA3
メーカー | マツダ |
車名 | MAZDA3 |
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
ドア数 | 5ドア |
乗車定員 | 5名 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,460×1,795×1,440 |
車両重量(kg) | 1,320~1,480 |
総排気量(L) | 1.496~1.997 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン 軽油(※XDのみ) |
燃料タンク(L) | 48~51 |
駆動方式 | 2WD/4WD |
トランスミッション | 3要素1段2相形(AT) 乾式単板ダイヤフラム式(MT) |
カラー(全8種) | ・ソウルレッドクリスタルメタリック ・スノーフレイクホワイトパールマイカ ・マシーングレープレミアムメタリック ・ポリメタルグレーメタリック ・ディープクリスタルブルーマイカ ・ジェットブラックマイカ ・ソニックシルバーメタリック ・チタニウムフラッシュマイカ |
「アクセラ」の後継車として誕生したMAZDA3は、元々海外で販売されていた時の名称で2019年5月から日本でも名称が統一されました。
海外では複数の賞を受賞しており、外観、内装ともに高級感のあるシンプルな雰囲気と、快適な乗り心地が魅力です。
2021年には改良モデルが発売され、新世代ガソリンエンジン「e-SKYACTIVE X(イー・スカイアクティブ エックス)」が搭載され出力やトルク、燃費性能が進化を遂げました。
アーティザンレッドプレミアムメタリック
上記の車の画像は、ソウルレッドクリスタルメタリックですが、マツダは2022年11月15日特別塗装色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を開発しました。
マツダは「カラーも造形の一部」という思想にもとづき、デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」のダイナミックかつ繊細なデザインを際立たせるためのカラー開発に力を入れています。
どの車種に取り入れるのか発表はされていませんが、ソウルレッドクリスタルメタリックと似た塗膜構成をしています。
MAZDA3にも取り入れられるかもしれません。
日産 フェアレディZ
メーカー | 日産 |
車名 | フェアレディZ |
ボディタイプ | クーペ |
ドア数 | 3ドア |
乗車定員 | 2名 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,380×1,845×1,315 |
車両重量(kg) | 1,570〜1,620 |
総排気量(L) | 2.997 |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク(L) | 62 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 6速マニュアル マニュアルモード付きフルレンジ電子制御9速オートマチック(9M-ATx) |
カラー(全8種) | ・イカズチイエロー/スーパーブラック 2トーン ・セイランブルー/スーパーブラック 2トーン ・カーマインレッド/スーパーブラック 2トーン ・ステルスグレー/スーパーブラック 2トーン ・ブリリアントシルバー/スーパーブラック 2トーン ・プリズムホワイト/スーパーブラック 2トーン ・バーガンディー ・ダークメタルグレー ・ミッドナイトブラック |
フェアレディZは日産が生産・販売を行っているクーペタイプのスポーツカーです。
「伝統と最新技術の融合」というデザインテーマのもと、ロングノーズ&ショートデッキなど歴代フェアレディZのデザインを継承したシルエットに仕上げています。
車間距離を設定して維持できる「インテリジェント クルーズコントロール」や、玉突き事故を回避する「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)」など最新技術も備わっており、性能に優れた車といえるでしょう。
2022年夏に新型が発売予定でしたが、半導体不足により一時受注停止となっております。
復活を楽しみにしましょう。
ハッチバッククーペを選ぶ際のポイント
ハッチバッククーペはデザインから選ぶのも方法の一つです。
クーペはデザインが魅力的なものが多くあります。
ボディカラーやフォルムなど自分の好みのデザインから選ぶのもよいでしょう。
また、実用性を重視して選ぶのも大切です。
ハッチバッククーペの多くは荷物を載せるスペースと座席部分の境界がないため、最大乗員数で乗車する場合は載せられる荷物の量が少なくなります。
車を利用する目的や使用用途にもよりますが、どれくらいの荷物を載せるのかをあらかじめ想定し、載せられる積載量がどのくらいかをしっかり確認するようにしましょう。
先進技術が搭載されているかどうかも選ぶ際のポイントの一つです。
安全性や走行性を考えた先進技術を採用した車を選ぶことで、安心して運転することができるでしょう。
ハッチバッククーペはこんな人におすすめ
ハッチバッククーペの中には、後輪の後ろが短く小型軽量のため動力性能・燃費性能ともに高いモデルがあります。
そのため、運転に慣れていない人や小柄な人でも運転がしやすいという点も魅力です。
また、ハッチバックという特徴から、クーペに乗りたいが荷物もできるだけ多く積み込みたいという人にも向いているでしょう。
走行性能のよいスポーツカータイプを探している人や使用用途が街乗りや普段の買い物がメインの人は、多くの荷物を積むことができるだけでなく、運転のしやすさや燃費性能が優れているハッチバッククーペがおすすめです。
まとめ
この記事ではハッチバッククーペの特徴や魅力について解説してきました。
クーペタイプの車は、見た目のよさと走行性能や機能性の高さから根強い人気があります。
ハッチバックタイプのクーペは少ないですが、クーペタイプのスタイリッシュなフォルムとハッチバックの機能性が融合した魅力的な車です。
ハッチバッククーペを選ぶ際は、デザインを重視するのか、機能性を重視するのか、車を購入するにあたり自分がどのような用途で使用するのかを明確にした上で選択しましょう。
今回ご紹介した内容を参考に、ハッチバッククーペの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
画像引用元:マツダ オフィシャルウェブサイト