マツダの「CX-90」とは?外装や内装などの特徴について解説

日本でも有数の自動車メーカーであるマツダ株式会社は、北米事業を行っている「Mazda North American Operations」より、SUV車の需要が多い北米向けに「CX-90」というSUVモデルを2023年1月31日に発表しました。CX-90とはどのような車なのか気になる人もいるでしょう。

この記事では、CX-90の概要や魅力について解説します。

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CX-90の概要

ここでは、CX-90の概要について解説していきます。

CXシリーズについて

マツダのCXシリーズは、日本で販売されているモデルは「CX-3」「CX-5」「CX-8」「CX-30」「CX-60」の5種類があります。

海外向けモデルは、日本国内向けモデルと比べてデザインやコンセプトが異なるのが特徴です。

海外向けモデルには、「CX-4」「CX-9」「CX-50」「CX-70」「CX-90」の5種類があります。

数字が大きいほど車格が高いことを表しており、今回発売されたCX-90はマツダのSUV車のなかではミッドサイズの最高峰のSUVモデルです。

また、日本においてもCX-90をサイズダウンした3列シートの「CX-80」が発売予定とされています。

CX-90の基本スペック

CX-90のコンセプトは「人生の航海のために」という意味の「For the Voyage of your life」とされており、昨年日本でも発売されたCX-60に続くラージタイプの第二弾となります。
前述の通りCX-90は日本での販売はなく、北米で既に販売が開始されています。

CX-90の基本スペックは以下の通りです。

メーカーMAZDA
車名CX-90
ボディタイプSUV
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)5,120×2,157×1,745
車両重量(kg)2,190
総排気量(cc)3,300
使用燃料プレミアムガソリン
駆動方式i-Activ AWD
トランスミッション8速オートマチック(Skyactiv-Drive)
カラー(全8種)ロジウムホワイトメタリック
マシングレーメタリック
ソウルレッドクリスタルメタリック
アーティザンレッドメタリック
ディープクリスタルブルーマイカ
ジェットブラックマイカ
プラチナクォーツメタリック
ソニックシルバーメタリック
※参考元:MAZDA CX-90|cx-90 digital-brochure
※紹介グレード:「CX-90 G50e Touring」

CX-90の外装の特徴

CX-90は新開発の大型のプラットフォームが採用されており、マツダの車のラインアップのなかでも車体のサイズが最大であり、ボディがワイドになっているのが特徴です。

ここでは、CX-90の外装の特徴について解説します。

特徴的なボディライン

CX-90は車体が全長5メートルを超えるラージサイズの車であるため、ダイナミックさを感じるとともに品格も持ち合わせています。

また3列シートであるため、ほかのCXシリーズよりホイールベースやリアを長く取っており、伸びやかに見え、大きな存在感が感じられます。

CX-90にもマツダ独自のデザインコンセプトである「魂動デザイン」が採用されており、光の動きも計算された、エレガントで美しいフォルムを実現しています。

匠塗

CX-90には、マツダの特別な塗装技術である、環境にも配慮された「匠塗」が施されています。

匠塗のなかでも特別塗装色である「アーティザンレッド」が、8色あるCX-90の象徴的なボディカラーの一つとして採用されています。

匠塗の「アーティザンレッド」は、見る角度によって黒に見えたりビビッドな赤に見えたりと、ワインを思わせるような美しさであり、魂動デザインを引き立てています。

CX-90の内装の特徴

CX-90の外装は上品で高級感に溢れていますが、内装も同様に上質でスタイリッシュなのが魅力です。

ここでは、CX-90の内装の特徴についてまとめました。

3列シート

ミニバンなどの大型車では3列シートが一般的ですが、CX-90はSUVでありながらゆったりとした3列シートで、2列目シートにベンチシートを選んだ場合、最大8人まで乗ることができる点が特徴的です。

後部座席にも十分なゆとりがあり、大人数でのドライブをゆったりと楽しむことができます。

また、全座席において上質で高級感のある快適な装備が施されています。

例えばエアコンは、車内全体ではなく2列目、3列目で独立して温度設定が可能です。

デジタルデバイスへの対応も3列目のシートまで行き届いています。

このようにどの座席に座っても快適に過ごすことができる点がCX-90の大きな魅力の一つです。

和のテイストを取り入れた内装

CX-90は、内装の至るところに日本的な要素が取り入れられています。

例えばダッシュボードには、「掛け縫い」と呼ばれるステッチが施されているのが特徴的です。

またナッパーレザーのシートや同系色のファブリック、ウッド調のあしらいなどが、和のテイストに調和しています。

内装のカラーは、高級感のあるブラックやタンカラーなど、7色から自分好みのカラーを選ぶことが可能です。

荷室が広い

CX-90は荷室が広く、最大2,129Lの容量があるため、大人数でのお出かけでも多くの荷物を積み込むことができます。

また、2列目、3列目シートをたたむと、荷室の下のスペースにも荷物を入れることが可能です。

CX-90の走行性能について

CX-90は、外観や内装がラグジュアリーな車ですが、それだけではなく走行性能もスポーツカー並みに高いといわれています。

ここではCX-90の走行性能について解説します。

加速性能が高い

CX-90のガソリンエンジンモデルには「e-Skyactiv Turbo」と呼ばれる、新開発の3.3リットル直列6気筒エンジンが搭載されています。

このエンジンは加速性能が高く、0-100km/h加速(時速100kmまでに到達する時間)は約6.9秒とされ、マツダ史上最速ともいわれています。

これはスポーツカーと同様の加速性能であるといえるでしょう。

安全性能と環境性能が高い

CX-90は走行性能だけではなく、安全性能も高いといわれています。

「米国道路安全協会(IIHS)」の2023年の性能試験において、最高評価である「TOP SAFETY PICK+」と認定されました。

また、マツダ独自の安全技術である「i-ACTIVSENSE」が採用されており、発進・後退時の安全運転をサポートする機能や、ドライバーの運転の負担を軽減する機能も充実しています。

またガソリンモデルでもCO2排出量が低く、低燃費であり、大型 SUV車でありながら環境性能も高い車であるといえるでしょう。

ガソリンモデル以外にもプラグインハイブリッド(PHEV)モデルもあり、環境に配慮された車です。

まとめ

この記事では、CX-90の概要と、外装・内装の魅力や走行性能について解説しました。

日本でも、ゆとりのあるボディと洗練された高級感が魅力的なCX-90に乗ってみたいと思う人は多いでしょう。

しかし、CX-90は車体が北米向けに大きく作られているため、日本での発売は予定されていないようです。

日本向けにサイズダウンした3列シートの「CX-80」が発売予定とされているため、CX-90に乗ってみたいと考えている人はそちらにも注目してみるとよいでしょう。

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画像出典:マツダ 株式会社

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