【グレード別】パッソの内装の特徴|収納やシートアレンジについても紹介
トヨタとダイハツが共同開発した「パッソ」は、おしゃれなデザインが魅力的なコンパクトカーです。
丸みを帯びた車体は女性に好評で、多彩なボディカラーが用意されています。加えて、シンプルながらもセンスのよい内装デザインと、充実した収納スペースも魅力の一つです。
しかし、パッソは、残念ながら2023年9月に生産が終了することとなりました。
この記事では、パッソの各グレードにおける内装の特徴をはじめ、収納やシートアレンジについて詳しく解説します。
この記事を通じて、パッソの各グレードの内装について理解し、自分にぴったりなグレードを選ぶ際に役立つでしょう。
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【グレード別】パッソの内容の特徴
パッソには「X」「X“L package”」「MODA」「MODA“G package”」「特別仕様車 MODA“Charm”」などの複数のグレードが存在し、それぞれが異なる内装を備えています。
各グレードの内装の特徴を理解することで、自身に最適なグレードを選びやすくなるでしょう。
ここでは、パッソの各グレードの内装について詳しく紹介します。
パッソ「X」
パッソの「X」は、エントリーグレード(グレードの中でも低価格なグレード)です。
グレージュのシンプルなデザインが特徴で、明るく爽やかな印象を与えます。シートの表皮には通気性のよいジャージ素材が使用され、リアシートはベンチシート仕様です。
インパネはダークグレーで統一され、リアシートにはUVカット機能付きのプライバシーガラスが装備されています。
全体的にシンプルで、飽きがこないデザインが特徴です。ユーザーが好みに合わせて装飾することもできるデザインでしょう。
パッソ「X“L package”」
パッソの「X“L package”」は、プッシュ式のオートエアコンが採用されているグレードです。
加えて、オーディオクラスター(オーディオ周りのパネルのこと)とサイドレジスターリング(前方の両サイドにある換気・エアコン用送風口を囲むリングのこと)には、シルバーとピアノブラック調の加工が施され、上質な雰囲気が漂います。これがXグレードとの大きな違いです。
Xグレードでは少し物足りなさを感じる場合は、X“L package”を検討してみるとよいでしょう。
パッソ「MODA」
「MODA」は、パッソの上位グレードです。
外観デザインの違いだけでなく、内装にも独自の特徴があります。
MODAの内装カラーにはダークグレーが採用され、シックで洗練された雰囲気が漂います。シート表皮はスエード調トリコットです。
ポップなカラーが独自のアクセントを加えているほか、シルバー塗装が施されたステアリングやオプティトロンメーターの変更により、見た目の品質が向上しています。
XやX“L package”よりも高級感のある内装を求める場合は、MODAグレードがおすすめです。
パッソ「MODA“G package”」
パッソの最上位グレードが「MODA“G package”」です。
MODA“G package”は、MODAの内装をベースにしており、上質感ある本革巻きタイプのステアリングに変更されています。
さらに、スーパーUVカット機能付きのガラスがフロントドアとリアドアに採用されており、フロントドアガラスには赤外線カット機能も搭載されています。
MODAよりも機能性や質感をさらに追求したい方におすすめのグレードです。
パッソ「特別仕様車 MODA“Charm”」
パッソの特別仕様車「MODA“Charm”」は、MODAをベースにしつつ特別な装備が施されたグレードです。
シート表皮が合成皮革とファブリックを組み合わせたデザインに変更され、質感が向上しています。
また、MODA“Charm”専用のフロアマットが採用され、運転席にはシートヒーターが搭載されています。
MODAやMODA“G package”とは異なる雰囲気を楽しめるのが特別仕様車の魅力です。
パッソの内装「収納編」
パッソには充実した収納スペースが用意されており、ペットボトルやサングラス、タブレット、スーツケースなど、さまざまなアイテムをスムーズに収納できる設計となっています。
ここでは、パッソの収納スペースについて詳しく見ていきましょう。
助手席ロングアッパートレイ(Xシリーズ)
Xシリーズの助手席にある「ロングアッパートレイ」は、スマホやメガネケース、財布、手帳、ボールペンなどを収めるのに最適なスペースです。
傾斜があることから、発進や走行中にアイテムが落ちにくくなっています。
助手席アッパーボックス(フタ付)+センタートレイ
パッソのMODAシリーズには、助手席ロングアッパートレイではなく、フタが付いたアッパーボックスとセンタートレイが装備されています。
フタが付いているため、アイテムが周囲から見られず、車内をすっきりと保てます。発進や走行中にアイテムが落ちる心配もありません。
センターロアボックス
パッソのインパネの中央部には、センターロアボックスが設置されています。
深みのあるボックスで、CDやポーチ、ウェットシートなど、さまざまなアイテムを収納することが可能です。
プッシュオープン式カップホルダー
パッソの運転席と助手席には、プッシュオープン式のカップホルダーが設けられています。
これらはエアコンの吹き出し口部分に装備されており、使用時にはカップホルダーが展開し、未使用時には閉じておける仕組みです。そのため、運転中にも邪魔になりません。
センターアームレストポケット
パッソのセンターアームレストには、便利な収納ボックスが付いており、財布やタオル、スマホ、お菓子、領収書、ポーチ、サングラスなど、さまざまなアイテムを収納できます。
開閉が容易な構造なため、運転中に使用するアイテムの収納に最適です。
助手席グローブボックス
助手席のグローブボックスには、車検証や自賠責保険証、手袋、ペットボトル、手帳、地図などを整理して収納できます。
特に車検証や自賠責保険証の保管に便利であり、開閉が簡単で周囲から見えないため、車内がすっきりとします。
助手席シートバックポケット
助手席にはシートバックポケットが備わっており、ノートや雑誌、地図、タブレット、パソコンなどの収納に便利です。
助手席シートアンダートレイ(Xシリーズ以外)
Xシリーズ以外のパッソの助手席シートには、引き出し式のトレイが付いており、靴やサンダル、掃除道具、シートなど、汚れが気になるアイテムを効果的に収納できます。
シートの下にしまっておけるため、外部からの視線を気にせずに使えます。
買い物フック
パッソのセンターロアボックスの横には、買い物フックが設けられています。
このフックを利用すると、ビニール袋や紙袋を掛けて収納でき、足元のスペースを有効的に活用可能です。
プルハンドルポケット
フロントドア・リアドアには、プルハンドルポケットが設けられています。
カギやスマホ、ハンカチ、タオル、ハンドクリーム、チケット、ガムなど、比較的小さいアイテムを収納するのに便利です。
フロント・リアドアポケット
パッソの前後のドアには、ボトルホルダーが組み込まれたドアポケットが装備されています。
500mlのペットボトルを収納できるため、特に夏や長距離移動時に便利です。
目立たない位置に配置されているため、車内がすっきりとした印象を保ちます。
ラゲージスペース
パッソのラゲージスペースは、スーツケースを収納できる十分な広さです。
また、シートアレンジによって収納スペースを拡大でき、より多くの荷物を載せられます。
パッソの内装「シートアレンジ編」
パッソのMOMAシリーズでは、シートアレンジが可能で、ラゲージスペースを拡大できます。
リアシートは6:4に分割ができ、片側を倒せば長い荷物も積載可能です。
さらに、リアシートを完全に倒せば、自転車などの大型荷物も収納できます。
シートアレンジ機能により、さまざまな荷物をスマートに積載でき、日常の買い物や移動がより便利になります。
まとめ
この記事では、パッソのグレードごとにおける内装の特徴や収納、シートアレンジについて解説しました。
パッソには、「X」「X“L package”」「MODA」「MODA“G package”」「特別仕様車 MODA“Charm”」など、複数のグレードがラインナップされ、それぞれで内装が異なります。
コンパクトなボディで運転しやすいことはもちろん、充実した収納スペースが日常使いに便利です。
また、丸みを帯びた可愛らしいデザインと優れた機能性がパッソの魅力といえます。