免許証の写真写りがひどい場合は変更できる?注意点や流れについてご紹介
運転免許証は、市役所や銀行、お店などで人に見せる機会が多い本人確認書類の一つですが、一般的に免許証の写真は写りがひどいと感じられています。
免許証の写真がひどいのは、試験場での写真撮影方法に原因があると考えられます。
免許証の写真がひどいと感じている人の中には、可能であれば写真を変更したいと考えている人もいるでしょう。
今回は、免許証の写真の変更方法や変更時の注意点、変更の流れについて解説します。
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免許証の写真写りがひどい場合は変更できる?
写真写りの悪さが気になる場合、免許証の再交付申請が可能です。
従来は免許証の紛失や破損があった場合のみ再交付が認められていましたが、2019年に道路交通法が一部改正。
運転免許証の再交付の申請に関する要件が緩和されました。
現在は従来の要件に加えて、氏名や顔写真を変更する場合も申請が可能です。
また、免許更新を行う際にも顔写真は変更できます。
免許証の有効期限は区分によって異なりますが、一般的に5年間隔で行います。
免許を取得して5年未満の人や違反運転者、71歳以上の運転者は3年間隔です。
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免許センターでの撮影に自信がない場合は写真の持ち込みもOK
基本的に免許証に載せる写真は、免許センターにて交付当日に撮影されます。
しかし、撮影者はプロのカメラマンではありません。
撮影機材も環境も、写真を撮る上での必要最低限なものでしかないため、綺麗な写りになるようこちらがいかに気を遣おうと限度があります。
写真の加工や修正、撮り直しなどもできません。
こうした状況から、免許センターで撮影された写真は写りの悪いものとなってしまいがち。
写真の失敗を避けたい方は証明写真の持ち込みをおすすめします。
再交付の場合、写真の持ち込みはできるのか
免許証の再交付の際、持参した写真の使用が可能かどうかは自治体によって異なります。
自治体によっては、証明写真の持ち込みができるのは更新時のみという場合もあるため注意しましょう。
免許証の写真を変更する注意点
免許証の再交付を申請して免許証の写真を変更する際は、気をつけるべき点がいくつかあります。
知らないことで写真を変更できない可能性もあるため把握しておくことが大切です。
ここでは、免許証の写真を変更する際の注意点を紹介します。
持込写真の使用可否は都道府県で異なる
免許証の写真がひどいと感じている人は、証明写真機や写真撮影専門店で写した写真を使って再交付の申請をしたいと考える人もいるでしょう。
都道府県によっては、免許証の写真に持込写真を使用できるところもあります。
しかし、申請場所によってはできない場合もあるため、事前に申請予定の場所が持込写真の使用を許可しているか確認しましょう。
免許証の写真には規定がある
道路交通法により、免許証の写真は以下の要件が定められています。
- 写真サイズ縦3.0cm・横2.4cm
- 申請の6ヶ月以内に撮影した写真
- 無帽(宗教上や医療上の理由がある場合を除く)
- 正面
- 上三分身
- 無背景
持込写真を使用する場合は上記の規定に沿った写真を撮影する必要があります。
また、カラーコンタクトや普段使用していないウィッグやカツラは基本的に外さなければなりません。
個人の判別がつくような写真にする必要があると理解しておきましょう。
受付時間が限られている
免許証の再交付申請の受付時間は都道府県によって異なりますが、基本的に平日のみの受付です。
土日や祝日、年末年始の受付は行っていません。
また同じ都道府県内でも、免許センターや試験場、警察署など申請する場所によっても時間は異なります。
自身のスケジュールに合わせて申請する場所を決めるとよいでしょう。
免許証をもらえるタイミングが異なる
免許証の再交付は免許センターや試験場、警察署などで行えます。
申請可能な場所についても都道府県によって差があるため事前に確認しましょう。
運転免許証は再交付の申請を行う場所によって新しい免許証が交付されるタイミングが異なります。
例えば、免許センターの場合基本的に即日交付可能です。
試験場の場合は即日、時間帯によっては後日交付になる場所もあります。
一方、警察署で申請する場合は後日交付となり、交付までの期間は約2~3週間です。
免許証再交付手続きに必要な準備物
免許証の写真を変えるにあたり、免許証再交付の手続きをしなければなりません。
再交付の手続きに必要な準備物は以下の通りです。
- 本人確認書類
- 申請用の顔写真
- 免許証用の顔写真(持込写真の使用を希望する人のみ)
- 手数料
- 免許証
- 印鑑
マイナンバーカードや準民基本台帳カード、在留カードなどは1点で本人確認書類とみなされます。
住民票や保険証、年金手帳、預金通帳などはいずれか2点で本人確認書類とみなされるため、不足がないようにしましょう。
また免許証用の顔写真のほかに、申請用の顔写真の準備も必要です。
申請用の顔写真の規格に関しては都道府県ごとに条件が異なるため、確認しておきましょう。
ほかに必要な準備物として、手数料の現金2,250円と現行の免許証、印鑑があります。
いずれかが不足していると免許証再交付の申請ができない可能性があるため、忘れることがないように事前に把握しておきましょう。
免許証の写真を変更する際の流れ
免許証の再交付を申請して顔写真を変更する際の流れは以下の通りです。
- 申請書類を作成
- 受付
- 写真撮影(持込写真を使用しない場合)
- 免許証交付
必要な準備物を持って免許証再交付を行っている免許センターや試験場、警察署へ行き、申請書類を作成します。
顔写真の変更を理由とした免許証再交付の場合は、窓口においてある運転免許証再交付申請書を記入しましょう。
記入が完了したら申請書類を受付担当者に渡し、書類の記入漏れや不備がないか確認してもらいます。
書類に記入漏れや不備がないことを確認してもらったら、手数料の2,250円を支払いましょう。
なお、手数料の2,250円は都道府県ごとの収入証紙で納付します。購入窓口が申請窓口とは別になっている都道府県もあるため事前に確認しましょう。
受付完了後は、写真撮影を行いますが、運転免許証に持込写真を使用する場合は、写真撮影は不要です。
写真撮影後は新しい免許が交付されるまで待ちます。交付されたら免許証再交付の流れは完了です。
免許証の写真がひどい写りにならないためにはどうする?
免許証の写真は、ひどい写りにならないためのポイントがいくつかあります。
ここでは、写真撮影時に気をつけるポイントについて紹介します。
正しい姿勢で撮る
写真撮影の際は背筋を伸ばし、まっすぐ前を向いてアゴを引くように心がけましょう。
猫背になっていたり下を見ていたりすると暗い印象を与えやすいです。
証明写真機を利用して自分で撮影する場合は、上下する椅子を適切な高さに合わせ、顔が画面の中央に写るようにしましょう。
何回か撮り直し可能な証明写真機もあるため、写りを確認して修正することをおすすめします。
光を集める
免許証の写りをよくするためのコツとして、光をできるかぎり集めて顔全体が明るく撮影されることが大切です。
試験場や免許センター、警察署で撮影する場合は、レフ版やライトは持参できませんが、暗い色の服ではなく明るい色の服を着ると明るい印象を与えやすいでしょう。
レフ版やライトを使用して本格的に撮影したいのであれば、写真撮影専門店を事前に予約してプロにお願いするのも一つの方法です。
表情を明るくする
免許証の写真では過度な笑顔の場合は取り直しになりますが、できるかぎり明るい表情を心がけましょう。
険しい表情で撮った写真はひどい写りだと感じやすいです。
自然と明るい表情を作るには、日頃から鏡の前や自分で撮影しながら練習するとよいでしょう。
持込写真の使用が可能な場所で申請する場合は、証明写真機や写真撮影専門店で撮影することをおすすめします。
自分で表情を確認しながら撮影ができるため、納得できる写真を免許証に使用できるでしょう。
事前にしっかり身だしなみを整えておく
免許証の写真撮影をする際は、服装や髪型を十分に準備しておくことが基本かつ重要です。
服装について
服装はなるべく明るい色の方が良いです。
上に着ている服が明るいと光を集めやすく、顔色がぱっと明るくなります。
逆に暗い服を着ていると顔色がくすんで見え、写真写りの悪さにつながります。
また、なるべく青系統の服は避けた方が無難です。
免許証の背景は青色であることがほとんど。
そのため、服が青色だと背景と同化してぼんやりとした写りになってしまいかねません。
髪型について
前髪や横の髪が目、耳、輪郭をそれぞれ隠してしまわないよう整えておきましょう。
特に前髪が目にかかっていると写真の規定を満たさない上に、顔周りが暗い印象になってしまいます。
顔の大きさが気になる人は髪の毛で隠しがちですが、場合によっては髪を耳にかけた方がすっきりして見えます。
写真を撮影する際は耳にかけるなどして、顔周りを明るくするようにしましょう。
また、いわゆるアホ毛やおくれ毛もセットしておくと清潔感が増した印象を与えます。
まとめ
今回は、免許証の写真の変更方法や変更時の注意点、変更の流れについて解説しました。
免許証は顔写真の変更を理由に再交付が可能です。
また、都道府県や申請場所によっては持込写真を免許証の写真に使用できます
免許証再交付は免許センターや試験場、警察署などで申請可能です。
詳しい申請方法や流れは都道府県や申請場所によって異なるため事前に確認しておくとよいでしょう。
自身の免許証の顔写真がひどいと感じている人は、今回の記事を参考に再交付を検討してみてはいかがでしょうか。