新車や中古車を購入する際に知っておくべきマイカーローンの金利相場について

マイカーローンは、手元資金の余裕がなくても、審査に通れば車を購入できます。
購入予定の車が新車でも中古車でも、利用可能です。

一方で、初めてローンを組むという人にとっては、どの程度金利(利息)がかかるのかは気になるところでしょう。

この記事では、マイカーローンの金利相場や種類、選ぶ際の注意点などについて解説します。

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中古車のマイカーローンの金利相場は?

マイカーローンを組む方法は、主に4種類あります。
ここでは、各マイカーローンの特徴と金利相場について解説します。

新車や中古車に限らず、車の購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

ディーラーローンの金利相場

ディーラーローンとは、ディーラーで車を購入する場合に利用できるマイカーローンのことです。

ディーラーローンの金利相場は、4~8%程度になります。
手軽に素早く申し込みしたい人や、銀行ローンの審査に通らない人などにおすすめのローンです。

車の購入と同時にその場でローンの契約手続きも行えるため、比較的手間がかかりません。
またディーラーが営業していれば、土日祝日でも申し込めます。
なお銀行ローンと比べて審査時間が早く、かつ審査に通りやすい点もメリットといえるでしょう。

一方で、他のローンと比べて、金利が高く返済期間が短くなる傾向という点がデメリットです。
返済期間ですが、金融機関のローンの場合、最長10年という内容が多いです。(長いケースだと15年と定めてらっしゃる金融機関もありました)

それと比較し、ディーラーローンの返済期間は、2〜5年が主になります。
返済期間10年と定めてらっしゃるディーラーは、ほとんどない可能性が高いです。

またローンの適用範囲は、車とオプション装備の購入費用にしか利用できません。

自社ローンの金利相場

自社ローンとは、自動車販売店に購入代金を立て替えてもらい、分割で返済していく方法のことです。
ローンという言葉がついていますが、金銭の貸し借りは発生しておらず、金利(利息)もありません。

また販売店が設定した審査基準にさえ合格すれば利用できるため、審査が通りやすいといわれています。
さらに、自社ローンでは信用情報の照会が行われないため、過去に支払い遅延があった人でも自動車販売店に知られることはありません。

一方で、金利が発生しない代わりに、車体価格に手数料が上乗せされたり、
保証会社への加入が必要な場合は、別途保証料が発生する点には注意が必要です。

銀行ローンの金利相場

銀行ローンとは、銀行などの金融機関が提供しているマイカーローンです。
銀行ローンの金利相場は、1~2%程度と比較的低めに設定されています。

車体価格やオプション購入費用だけでなく、免許取得費用や車検費用などの諸費用もまかなえるというメリットもあります。

また通常のローンであれば支払いが完済するまで、車の所有権は販売者側にあります。
しかし銀行ローンの場合は、ローンの返済期間中でも所有権は購入者にあります。
所有権がある際は、ローン完済前に車を買い替えることも可能です。

一方で、審査基準が厳しいことが銀行ローンのデメリットといえます。
信用情報の他に、年収や勤続年数、雇用形態なども審査基準となっているため、審査に落ちてしまう可能性も他と比べると高いです。

残価ローンの金利相場

残価とは、ローン最終回の時点でその車に残っている価値のことを指します。
経過年数や走行距離などを考慮して、決定されます。
なお残価ローンとは、購入価格から残価分を差し引いた金額を支払うローンのことです。

なお残価ローンの金利相場は、3~5%程度です。
ディーラーローンよりも低く、銀行ローンより高い傾向にあります。

ローン最終回には下記の3つの選択肢があり、この中から好きな方法を選べます。

新車に乗り換える:基本的に同じメーカーの車しか選べない
残価を支払い買い取る:残価を一括支払いもしくはローンを組み、車を買い取る
返却する:残価を支払わずに車を返却する

残価を差し引いて支払うため、月々の支払い額を抑えられます
またローン最終回時点での、下取り価格が保証されている点もメリットです。

一方で、残価ローンには走行距離制限がある場合が多く、車の状況によっては追加費用が必要になることがあります。

月々の支払いを抑えて、定期的に車を乗り換えたい人におすすめのローンです。

金利別に見る支払いシミュレーション

実際にマイカーローンを組んだ場合、月々の支払いがどの程度になるか気になる人も多いでしょう。
ここでは、返済年数・金利別のシミュレーションを行います。

新車や中古車の購入を検討している人で、これからマイカーローンを組もうと考えている人はぜひ参考にしてください。

条件は、下記の通りです。

・借入金額150万円
・ボーナス返済なし
・頭金なし

金利2%4%7%
返済年数3年5年7年
月々の支払い金額42,964円27,625円22,639円
利息総額46,704円157,500円401,676円
支払い総額1,546,704円1,657,500円1,901,676円
※みちのく銀行のシミュレーションツールを活用

上記の表を見れば分かるように、基本的に返済期間が長くなるほど支払い総額が高くなります。
一方で、月々の支払い額は抑えられるため、収入とのバランスを考慮して組むとよいでしょう。

マイカーローンを選ぶ際の注意点

マイカーローンを選ぶ際は、金利や支払い総額以外にも注意するべきポイントがあります。

まずは事前にシミュレーションを行い、返済計画を立てましょう
収入と支出を考慮して、無理のない返済計画を立てる必要があります。
ボーナス払いを利用すれば、一度にまとまった金額を返済できます。

またマイカーローンを組む場所によって金利や手数料が変わってくるため、複数見積もりをとって比較検討することが大切です。
なお場所によっては、保証料や手数料がかかる場合がある点には注意が必要です。

最後に、借入上限額も確認しておきましょう。
マイカーローンには返済能力に応じて借入上限額が設定されています。

いざ購入するときにローンを組めないといった状況にならないためにも、事前に借入上限額を確認しておく必要があります。

中古車ローンの金利を低く抑える3つのコツ

金利をできるだけ低くすれば、ローンの総返済額を抑えることができます。

ここでは、中古車ローンの金利を低く抑えるコツをご紹介します。

金利の優遇・キャンペーン時期に申し込む

金融機関の銀行ローンなどの場合、一定の条件を満たせば金利が優遇される、キャンペーンが実施されている時期があります。

キャンペーン期間は、通常時にローンを申し込むよりも、金利を抑えることができます。

一定の条件とは、金融機関にもよりますが、「給料振込の口座を当銀行に設定」「店頭お申し込みではなく、WEB申込」「光熱費の引き落とし口座を当銀行に設定」などが、よくある事例みたいです。

銀行ローンで、車の購入を検討される方は、ぜひキャンペーン時期にお申し込みください。

複数社から相見積をとり、比較検討する

マイカーローンのお見積を取る際は、一社のみではなく、複数社から見積もりを取りましょう。

比較検討すると、意外に各社で費用感が異なるケースもあります。

また事務手数料や保証料なども、必ず確認してください。

ディーラーローンなら金利交渉をしてみる

ディーラーローンで車を購入する場合、金利交渉によって、金利を低くできる可能性があります。

そもそもディーラーローンとは、ディーラーが提携する保証会社、クレジットカード会社、信託会社が提供するローンです。
ディーラーは、ローン申込者=車を買う人を、提携する保証会社に紹介することで、手数料をもらっています。
そういった背景などもあり、ディーラーローンの金利は、銀行ローンよりも高く設定されているケースが多いです。

従って、金利が高く設定されている分、交渉して下げることも可能、というわけです。

カーリースという選択肢

カーリースとは、月々定額で一定期間好きな車に乗れるレンタルサービスのことです。
マイカーローンと似ていますが、カーリースには金利の概念がなく、また法定費用などの諸費用も必要ありません。

一方で、車を購入するわけではないため、いずれ返却しなければならない点には注意が必要です。
また走行距離制限や原状回復義務などもあることから、ある程度気を遣いながら乗る必要があります。

さらに、選べる車や車種、オプションもカーリース会社によって異なるため、必ずしも好きな車に乗れるわけではありません。
低コストで車に乗りたい人や車を定期的に乗り換えたいという人に、おすすめのサービスです。

まとめ

マイカーローンの金利に関しては、どこでローンを組むかによって変わります。
ディーラーよりも銀行ローンの方が金利は抑えられていますが、審査が厳しいといったデメリットもあります。

また自社ローンであれば金利はありませんが、手数料や保証料が発生する場合があります。
ローンよりも総額が高くなってしまうこともある点には、注意が必要です。

新車や中古車を購入する際にローンを組む際には、自身の収入や状況に応じて最適なものを選ぶようにしましょう。

なお車を所有することにこだわりがない人には、残価ローンの利用やカーリースの利用がおすすめです。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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