トヨタRAV4は燃費悪い?全グレードをガソリン・ハイブリッド・PHEV全て紹介!
現行型のトヨタ RAV4は、2019年に発売されたSUVで、走破性能や安全性能の高さで人気を博しています。
大容量のラゲージスペースは使い勝手がよく、アウトドアや買い物など幅広いニーズに対応している点や、全グレードにトヨタの予防安全技術「Toyota Safety Sense」を搭載している点もポイントです。
この記事では、RAV4のカタログ燃費や実燃費について紹介します。
また、RAV4とよく比較される他車と燃費の比較もしていますので、RAV4の購入を検討している人は、参考にしてください。
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INDEX
トヨタ RAV4はどんな特徴のある車か?
RAV4とはどのような特徴をもつ車なのでしょうか。
ここではRAV4の概要や特徴について解説していきます。
概要と特徴
初代RAV4は1994年に販売が開始され、モデルチェンジを繰り返し2019年に4代目(現行型)が登場しました。
パワフルな走行性能と安全性能を兼ね備え、ラゲッジスペースも広いためアウトドア好きな人やファミリー層から長年人気のある車です。
また、力強さを感じさせるデザインも人気のRAV4は「2019-2020 日本カーオブザイヤー」を受賞しています。
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RAV4の燃費は悪い?燃費性能を解説!
カタログに記載されているRAV4の燃費や、実燃費と呼ばれる実際の走行時に近い状態での燃費はどのくらいでしょうか。
RAV4の燃費性能を、グレードや2WD・4WDなどの駆動方式で分けて紹介していきます
燃費性能の特徴
RAV4のハイブリッド車には、「2.5Lダイナミックフォースエンジン」と呼ばれるモーターを組み合わせたエンジンを搭載しています。小型で軽量化されたパワーユニットは、力強い加速と同時に燃費性能の向上も実現しています。
ガソリン車にはトヨタブランド初の「2.0Lダイナミックフォースエンジン」が搭載され、こちらも燃費性能と動力性能に優れます。
また、2020年にはPHEV(プラグインハイブリッド)モデルもリリースされました。
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カタログ燃費
RAV4は、ハイブリッド車とガソリン車があり、ともに2WD、4WDの設定となっています。
ハイブリッド車には大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、モーターが主体となって走行するシステムが搭載されています。
WLTC各モードにおけるRAV4のカタログ燃費を、ガソリン車、ハイブリッド車の順に紹介します
2.0Lガソリンモデル
ガソリンモデルは大きく2WDと4WDに分かれますが、2WDはエントリーモデルのXのみです。
4WDはXに加え、残りのG、G“Z Package”、Adventureも含め全てラインナップされていて、カタログ上は左記グレードの燃費は同様の数値となっています。
2.0L/ガソリン | 2WD/4WD |
---|---|
WLTCモード(km/L) | 15.8/15.2 |
市街地(km/L) | 11.9/11.5 |
郊外(km/L) | 16.1/15.5 |
高速道路(km/L) | 18.1/17.4 |
2.5Lハイブリッドモデル
ハイブリッドも2WDはXのグレードのみ、X、G、Adventureの全てに4WDがラインナップされています。
なお全てのハイブリッド4WDはトヨタのハイブリッド4WDシステム「E-Four」を搭載されています。
2.5L/ハイブリッド | X/2WD X・G/E-Four Adventure/E-Four |
---|---|
WLTCモード(km/L) | 21.4 20.6 20.3 |
市街地(km/L) | 19.4 18.1 17.9 |
郊外(km/L) | 23.4 22.4 22.4 |
高速道路(km/L) | 21.1 20.7 20.4 |
2.5L PHEV(プラグインハイブリッド)車
RAV4のPHEVモデルは2020年当初の呼ばれ方からPHVと表記されているものも多くあります。
プラグインレンジ、等価EVレンジともに95kmの性能があります。
燃料消費率 | Z |
---|---|
WLTCモード(km/L) | 22.2 |
市街地(km/L) | 20.5 |
郊外(km/L) | 23.0 |
高速道路(km/L) | 22.5 |
交流電力量消費率 | Z |
---|---|
WLTCモード(Wh/km) | 155 |
市街地(Wh/km) | 125 |
郊外(Wh/km) | 133 |
高速道路(Wh/km) | 171 |
電力消費率 | Z |
---|---|
WLTCモード(km/kWh) | 6.45 |
市街地(km/kWh) | 8.00 |
郊外(km/kWh) | 7.52 |
高速道路(km/kWh) | 5.85 |
実燃費
カタログ燃費に記載されている「WLTCモード燃費」は実際の車の使用環境により近い方法で計測されていますが、運転の仕方や走行環境によって実際の燃費と差が出ます。
実際に車を利用している人によって投稿された情報がまとめられている「e燃費」というWebサイトによると、RAV4の実燃費は以下の通りです。
実際に購入を検討する際の参考値として確認しておきましょう。
グレード | カタログ燃費 WLTCモード (km/L) | 実燃費 (km/L) |
---|---|---|
X (ガソリン車/2WD) | 15.2 | 14.80 |
X / G / Z package /Adventure (ガソリン車/4WD) | 15.2 | 12.40 |
X (ハイブリッド/2WD) | 20.6 | 18.91 |
X/G (ハイブリッド/E-Four) | 20.6 | 17.79 |
比較の結果、実燃費の方が1~2割程度数値が低くなっていますが、これは一般的なカタログ燃費と実燃費の差の範囲内と言えます。
他メーカーの車とカタログ燃費を比較
RAV4の燃費は、他車と比べて優れているのでしょうか。
ここでは、RAV4と「ホンダ ZR-V」「マツダ CX-5」のカタログ燃費を比較します。
ホンダ ZR-Vとトヨタ RAV-4のカタログ燃費比較
ZR-Vは2023年4月に登場した、ホンダのヴェゼルよりも一回り大きいSUVです。
ガソリン車とハイブリッド車(e:HEV)の両方で比較をしてみましょう。
ガソリン車
カタログ燃費 | ZR-V Z/4WD/ガソリン | RAV4 X/4WD/ガソリン |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 13.9 | 15.2 |
市街地(km/L) | 10.2 | 11.5 |
郊外(km/L) | 14.8 | 15.5 |
高速道路(km/L) | 15.7 | 17.4 |
ハイブリッド車
カタログ燃費 | ZR-V e:HEV Z/4WD/ハイブリッド | RAV4 X/4WD/ハイブリッド |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 21.5 | 20.6 |
市街地(km/L) | 19.5 | 18.1 |
郊外(km/L) | 23.9 | 22.4 |
高速道路(km/L) | 21.1 | 20.7 |
マツダ CX-5とトヨタ RAV4のカタログ燃費比較
CX-5は、マツダの先進テクノロジーを駆使した4WDシステム「i-ACTIV AWD」が採用されており、走行環境を読み取り適切なトルク配分調節が可能です。
カタログ燃費 | CX-5 20S Smart Edition/4WD/ガソリン | RAV4 X/4WD/ガソリン |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 14.0 | 15.2 |
市街地(km/L) | 11.3 | 12.5 |
郊外(km/L) | 14.4 | 15.5 |
高速道路(km/L) | 15.2 | 17.4 |
関連記事:CX-5の燃費はどのくらい?他社との燃費比較や走行性能を解説!
燃費だけではない、RAV4の魅力
RAV4には、燃費性能のほかにもさまざまな魅力があります。
道路環境に応じて走行をサポートするシステム搭載
RAV4のガソリン4WD車には「マルチテレインセレクト」が標準搭載されています。
路面の状況に応じて「MUD&SAND/NORMAL/ROCK&DIRT」モードから選択することで、悪路でも安定して走行できます。
充実の安全装備
RAV4には、トヨタ自慢の予防安全機能パッケージ「Toyota Safety Sense」が全グレードに標準搭載されています。
その一部として以下のようなものがあります。
- プリクラッシュセーフティ:歩行者や自転車との衝突の被害を回避・軽減するブレーキ機能
- レーントレーシングアシスト:レーンチェンジのための操舵、車線変更先車両監視のサポート
- 車線はみ出しアラート:車線を逸脱する可能性がある際にブザーとディスプレイ表示で注意を喚起
まとめ
今回は、高い走破性能と大容量のラゲッジスペースを持ち、レジャーやアウトドアも楽しめるトヨタ RAV4の魅力を紹介しました。
RAV4は燃費の良さだけでなく、外観のデザインの良さにもこだわる人におすすめできるSUVです。ぜひご検討ください。
画像出典元:トヨタ自動車WEBサイト