【2024年】燃費の良い軽自動車ランキングTOP10を紹介!

軽自動車は、普通自動車に比べると本体の車両価格が比較的安価に設定されています。

この点に魅力を感じ、軽自動車の購入を考える人も多いでしょう。
しかし車を購入する際は、購入後の維持費を考えることも重要です。

維持費にかかる具体的なものとしては、ガソリン代・駐車場代・税金・保険料・各種メンテナンス費用などが挙げられます。

この中で、今回の記事で注目するのはガソリン代です。
ガソリン代を抑えるためには、燃費の良い軽自動車を選ぶことが重要です。

今回の記事では、2023年に燃費の良かった軽自動車ランキングを紹介します。

購入後にお得に乗り続けられる、素敵な軽自動車を見つけてください。

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軽自動車の燃費をチェックする際のポイント

軽自動車を購入した後の維持費は、年々積み重なっていきます。
燃費の悪い車を選ぶだけで、10年程度の期間で考えると、数十万円もの出費が増えることもあります。

燃費の良い軽自動車を紹介する前に、燃費をチェックする際のポイントをお伝えします。

車の燃費をチェックするときに参考にするのはカタログ燃費です。
一般的にカタログ燃費といえば、WLTCモード燃費というもののことを指します。

関連記事:軽自動車を選ぶメリットとは?軽自動車の燃費のよさも併せて紹介

WLTCモードとは?

WLTCモード燃費は、実際の走行シーンに近い状況での燃費計測方法により算出された燃費です。

2018年10月以降に発売された新車には、WLTCモード燃費の表示が義務付けられています。
現在この燃費計測方法は、国際的な基準となっています。

WLTCモード燃費は、「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という3つの条件で燃費を計測しているため、比較的実燃費に近い数値となっています。

とはいえ実際の走行シーンにおいては、エアコンを長時間利用したり悪路を走行したりというケースも考えられます。

このため、WLTCモード燃費よりも実燃費が悪くなることもあります。

関連記事:WLTCモードの測定方法とは?

燃費のよい車の目安は?

一般的には、実燃費が25km/Lの軽自動車であれば、とても燃費が良いとされます。

そこで次は、「燃費20km/L」「燃費10km/L」のように燃費が異なる車について、維持費がどの程度変わるのかについて見ていきましょう。

ガソリン代を150円と仮定し、年間10,000km走行した場合を考えてみます。

燃費20km/Lの車の場合、10,000km ÷ 20 = 500Lのガソリンが必要となり、年間で必要な金額は500L × 150円 = 75,000円となります。

一方、燃費10km/Lの車の場合、10,000km ÷ 10 = 1,000Lのガソリンが必要となり、年間で必要な金額は1,000L × 150円 = 150,000円となり、燃費20km/Lの車の倍の維持費が必要になります。

上記例は1年間の差になりますが、長い期間で考えると、燃費の良い車・悪い車の維持費の差は年々開いていきます。
5年乗った場合、375,000円もの開きがあります。

少しでも維持費を下げたい人は、次に紹介する燃費の良い軽自動車ランキングを参考に、購入する車を検討してください。

関連記事:WLTCモードとはどのような基準?実燃費との差異について解説

軽自動車が燃費が良い理由

軽自動車が燃費が良いのは、主に重量と排気量にあります。

軽自動車は重量が軽いため、それだけ動かすのに力がいらないので燃費が良いという理由です。
一方で、ミニバンなどの重量が重い車はどうしても燃費が悪くなる傾向にあります。

しかし、軽自動車は重量を重くできないため、ハイブリッドエンジンなどの燃費向上策がしにくくなります。軽いのでハイブリッドエンジンを搭載するよりは安全性能などの方に力を入れている傾向にあります。

関連記事:「ミニバンは燃費悪い」とは言わせない!燃費のいい車種ランキングベスト6!

ハイブリッドエンジンは搭載しにくいですが、スズキの軽自動車にはマイルドハイブリッドというエンジンを搭載しており、非常に高い燃費性能を実現した結果、1位〜5位までを独占しています。

関連記事:マイルドハイブリッドとは?フルハイブリッドとの違いやメリット・デメリットについて解説

燃費の良い軽自動車ランキングTOP10

ここでは、2023年最新版の燃費の良い軽自動車ランキングを紹介します。
また、それぞれの軽自動車の特徴についても、ワンポイントでお伝えします。
表記はWLTCモードカタログ燃費

第1位 スズキ アルト|27.7km/L

スズキ アルトは、最も燃費の良い「HYBRID S 2WD」グレードのWLTCモード燃費が27.7km/Lという高燃費の車です。

「小さなクルマ、大きな未来」というスズキのキャッチコピーを体現する、経済性にとても優れた軽自動車です。

現在販売されているアルトは、2021年に発売された9代目モデルです。

ボディーには、軽量で衝撃を吸収する「テクト」が採用されており、剛性の高さを保ちつつ高燃費を実現する車となっています。
最小回転半径が4.4mであり、街中や細い道での運転も難なくこなせる点も、アルトをおすすめするポイントになります。

OEM供給しているマツダのキャロルも同様の性能を持っています。

関連記事:OEM車とは?概要やメリット・デメリット、代表的な車を紹介

アルト バナー

第2位 スズキ ラパン|26.2km/L

ラパンという車名はフランス語でうさぎを意味しており、車名通りかわいらしい見た目で女性から人気を得ているスズキが製造・販売する軽自動車です。

「まるしかくい」ボディとなっており、角がほどよく丸みを帯びているのが特徴です。

また、ライトは丸く、車のロゴにはウサギのマークが施されており、細かなこだわりも見られます。
車内にはあらゆる小物を収納できるスペースが用意されており、自分の部屋のようにくつろげる空間が魅力です。

第3位 スズキ ワゴンR|25.2km/L

スズキ ワゴンRは、最も燃費の良い「HYBRID ZX」グレードのWLTCモード燃費が25.2km/Lとなっています。

軽ワゴンに分類されるワゴンRは、車内空間の広さに注目されがちですが、燃費性能も非常に優秀な車です。

また乗り降りのしやすさにも定評があるワゴンRは、街中の普段使いの場面で、抜群の使い勝手の良さを誇ります。
大人4人が乗ってもゆったりと過ごせる車として、長い間の相棒として、活躍してくれる車になるでしょう。

軽自動車の中でも、多くの荷物を乗せることができることも魅力の一つです。

ワゴンR バナー

第4位 スズキ ワゴンR スマイル|25.1km/L

ワゴンRにスライドドアを採用した、開口高1,165㎜、開口幅600㎜の大きな出入り口が特徴です。

また、スライドドアの場合、通常のドアのように開閉のためのスペースが不要です。

そのため、横の車との間隔が狭い駐車場でも安心して乗り降りできます。
例えば小さなお子さまが勢いよくドアを開けてしまい、横の車を傷つけてしまうような心配がないため安心です。

しかし、開閉は気になることはなくても、上記のスペーシアにも当てはまることですが、スライドドアの重さは燃費を悪化させてしまうのが普通です。
そのデメリットを持ってなお、燃費性能の良さをキープしていることは驚きです。

関連記事:おすすめのスライドドア付き軽自動車3選!スライドドアのメリットについてもご紹介

第5位 スズキ スペーシア|25.1km/L

スペーシアは室内空間の広さが特徴です。

2023年のフルモデルチェンジで、後席を倒すことで荷室を広く確保できるだけでなくオットマンのようなシステムが取り入れられています。

ハイブリッド車のみのグレード展開になり、燃費のよい軽自動車を探している人にはおすすめの車です。
先代モデルのスーツケースモチーフのデザインから「コンテナ」がモチーフになり、燃費性能も良くなってハイトールワゴン1位を達成した25.1km/Lとなりました。

関連記事:スペーシアの燃費を調査!スペーシアの魅力と燃費のいい走り方を紹介

スペーシア バナー

第6位 ダイハツ ミライース|25.0km/L

ダイハツ ミライースは、長年ダイハツの人気車種であったミラをベースとした軽自動車です。
現在販売されているミライースは、2017年に発売された2代目のモデルです。

ミライースの2WDモデルは、WLTCモード燃費が25.0km/Lとなっており、十分な高燃費を記録しています。

立体駐車場に入る全高1,500mmという点や、最小回転半径が4.4mという点など、街中での乗りやすさも抜群の車といえるでしょう。

OEM供給しているスバルのプレオプラスにも当てはまります。

ミライーススクエアバナー

第7位 スズキ ハスラー|25.0km/L 

上記のミライースと同じ25.0km/LのWLTCモード燃費を誇るのが、スズキ ハスラーの「HYBRID X」グレードです。
ハスラーは、アクティビティをとことん楽しみたい人におすすめする車です。

燃費性能も良いハスラーは、遠方への旅行に多く行きたいという人にとっても、経済的に優しい車といえます。

収納が充実していたり、シートアレンジが色々変更できたりと、車内でも色々な楽しみ方ができるハスラーで、思い出をいっぱい作りましょう。

軽自動車には珍しいSUVとしても人気の高い車です。

また、マツダのフレアクロスオーバーもOEMにより同様の性能です。

関連記事:SUVハイブリッドの燃費はいい?燃費のよさが魅力のSUVハイブリッドを紹介

関連記事:フレアクロスオーバーとハスラーの違いとは?スペックや魅力も解説

ハスラー バナー

第8位 スズキ ワゴンR|24.8km/L

スズキ ワゴンRは、24.8km/LのWLTCモード燃費を誇っています。
ワゴンRは、乗り降りのしやすさや視界の良さを求める人、ユーティリティや多機能性を重視する人におすすめな車です。

ワゴンRは座面の高さが適度にあり、乗り降りがしやすい設計となっています。また、窓面積が広く、視界も良好です。

また、リアシートのアレンジや後部荷室の床の高さ調整など、多機能な内部レイアウトを持っています。
さまざまな用途に合わせてシートや荷室スペースを変化させることができるため、荷物の積載や家族の移動など、柔軟な使い方を求める人におすすめです。

第9位 日産 デイズ|23.3km/L

日産デイズ

日産 デイズは、「ハイウェイスターX」グレードのWLTCモード燃費が、23.3km/Lとなっています。
低燃費のデイズなら、ガソリン代を気にせずに長距離旅行も楽しめるでしょう。

軽自動車で初めて導入された「プロパイロット」が装備されたグレードでは、高速道路も安心して気持ちよく駆け抜けられます。
ストレスのない長距離ドライブをしたい人におすすめします。

関連記事:デイズの燃費はよい?悪い?運転・走行性能を解説!

第10位 ホンダ N-WGN|23.2km/L

ホンダ N-WGNの「G」グレード(FFモデル)のWLTCモード燃費は、23.2km/Lとなっています。

N-WGNは、毎日の暮らしに馴染むデザインとなっており、ちょっとした買い物やお子さまの送迎などにも気軽に使える車です。

運転席からの視界も広くなっており、狭い道でも走行しやすいことから、運転にあまり慣れていない人が街乗りをする車としてもおすすめします。

番外編 三菱 eKクロス|21.5km/L

三菱のeKクロスは、実は日産デイスと同様のスペックですが、ブランディングの方向性が違うため別枠としました。

2019年のフルモデルチェンジ時にeKワゴンのクロスオーバーモデルとして誕生したeKクロスは、見た目の通りダイナミックな見た目をしています。
このデザインは「ダイナミックシールド」と呼ばれ、三菱らしさを象徴しています。
ちなみに公式の表記ではeKワゴンは21.5km/Lと微妙にアンダーです。

関連記事:三菱の軽自動車を一覧で紹介!最近人気のeKクロスEVやデリカミニ以外もおすすめ!

なお、今回は電気自動車は入れていませんが、eKクロスEVというEVモデルもあります。日産サクラと兄弟車です。

まとめ

今回は、2023年版、燃費の良い軽自動車について紹介しました。

普通自動車に比べると、軽自動車の車両本体価格は一般的には安価に設定されています。
しかし、自動車を購入した後にかかる維持費について考えることも大切です。

燃費の良い軽自動車と悪い軽自動車であれば、長く乗れば乗るほど、ガソリン代だけで数十万円もの差になることがあります。
ガソリン価格が今後上がることになった場合、この差はさらに大きくなります。

軽自動車を購入するとき、外観や車両価格を重視するのはごく自然ですが、長い目で考える場合は燃費にも注目しましょう。

軽自動車のカタログを見るときは、今回紹介したWLTCモード燃費をしっかりと確認し、長い間相棒にできる軽自動車を選んでください。

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この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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