ルーミーのハイブリッド車は販売されている?ルーミーの概要や魅力などと併せて紹介
トヨタが製造・販売するルーミーは圧倒的な車内空間と手頃な価格を兼ね備えた実用性の高いコンパクトカーです。2016年に登場した車ながらも、現在でも月間販売ランキングの上位に食い込むほど、根強い人気を誇っています。
そんなルーミーにハイブリッド仕様があるか、気になる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、ルーミーのハイブリッド車についてのほか、特徴や魅力についても併せて解説していきます。
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INDEX
ルーミーはどういった車?
ルーミーはトヨタが製造・販売するコンパクトカーです。
ルーミーはトヨタが独自に開発したわけではなく、ダイハツが製造・販売する「トール」という軽自動車をベースに開発されました。
このように他メーカーの車をベースに開発された車のことを「OEM車」といい、元となった車より安価に生産・販売できることから、車業界ではルーミーのほかにも、多くの車に活用されています。
トヨタがルーミーを開発した理由は、開発当時は軽自動車が多くのシェアを占めており、一方でトヨタは軽自動車を製造しておらず「このままでは軽自動車に追い抜かれてしまう」という危機感があったためです。
最後にルーミーの基本スペックを以下の表にまとめておきます。
メーカー | トヨタ |
車名 | ルーミー |
ボディタイプ | コンパクトカー |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,705×1,670×1,735 |
車両重量(kg) | 1,110 |
総排気量(cc) | 996 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 36 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
カラー(全10種) | ・レーザーブルークリスタルシャイン ・ターコイズブルーマイカメタリック ・クールバイオレットクリスタルシャイン ・プラムブラウンクリスタルマイカ ・ファイアークォーツレッドメタリック ・ブライトシルバーメタリック ・パールホワイトⅢ ・ブラックマイカメタリック ・ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック ・ブラックマイカメタリック×パールホワイトⅢ |
※参考元:ルーミー│内色配色一覧
※紹介グレード:カスタムG-T
ハイブリッド車のルーミーは販売されている?
ルーミーはガソリン車のみ生産されているため、ハイブリッド車についてはまだ販売されていません。
とはいえ、ルーミーが発表されたのは2016年と今から7年も昔であり、2020年にマイナーチェンジが実施されたものの、フルモデルチェンジについては続報がないことから、今後発表される可能性はあるでしょう。
ルーミーの魅力とは
それでは、ルーミーの魅力について見ていきましょう。
広い車内空間
ルーミーは「ROOMY(英語で広々としたという意味)」という車名の通り、広い車内空間が大きな魅力です。
室内長が2m以上もある車内は大人5人が余裕を持って乗れるほど広く、天井も約1.3mあるため、小さなお子さまであれば車内で立って着替えることができます。また、足元のスペースも広くとられているほか、リヤシートを倒せば自転車を2台も入れられる収納スペースが生まれるなど、使い勝手がよいことも魅力的です。
ルーミーは電動スライドドアが装備されており、乗り降りしやすいだけでなく、大きな荷物を抱えたときや、雨の日にお子さまをお迎えするときにも重宝します。
また、電子カードキーを所持していれば、車に近づくと自動でドアを開けてくれたり、ドアが閉まったあとの自動ロック予約をできたりと、電動スライドドアにはさまざまな便利機能が搭載されています。
快適な走行性能
ルーミーは走行性能も魅力であり、特に小回りに関しては軽自動車に匹敵するほどの利きのよさを誇っています。というのも、軽自動車の最小半径は平均4.5mに対して、ルーミーは4.6mと軽自動車と同程度なため、運転がしやすい車です。さらにグレードによってはターボ機能が搭載されているものもあり、遠出においても快適なドライブが楽しめるでしょう。
ほかにも停車時には自動でエンジンを切る「アイドリングストップ機能」が搭載されているため、燃費性能を向上させる点も嬉しいポイントでしょう。
特に軽自動車と同じ小回りのよさを持ちながら、軽自動車以上のパワーや車内の広さを持っていることはルーミーの大きな強みであり、ユーザーの多くも「軽自動車は避けたいけど広々と乗れるコンパクトカーが欲しい」という理由で購入している人が多い傾向です。
現行のルーミーに搭載されている安全装備の例
現行型のルーミーには「スマートアシスト」という安全装備が全グレードに標準搭載されている点も魅力の一つです。
ここでは主な安全装備について解説していきます。
全車速追従機能付ACC
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)とは、前を走る車両を自動で追従する機能のことであり、車間距離を自動でコントロールします。
車間距離は通常、前を走る車の速度に合わせてアクセルやブレーキで適宜調整する必要がありますが、ACCは前方車両に合わせて自動でこれらの操作を行ってくれるため、運転の負担が軽減されるでしょう。
また、現行車には停止機能もプラスされており、前を走る車が停止するとこちらも自動で停車するほか、前の車が再び走り出すとこちらも自動でアクセルを入れて追従を再開してくれるなど、機能も拡張されより使いやすくなっています。
この機能は、信号待ちや渋滞など、幅広い場面で活用できるほか、高速道路といったロングドライブでは特に活用できるでしょう。
なおこの機能は「カスタムG」、「カスタムG-T」といった一部グレードにのみ搭載されています。
衝突警報機能
衝突警報機能とはその名の通り、衝突の危険を知らせる機能のことです。
前を走る車やバイク、自転車、歩行者などと衝突する可能性があれば、音を鳴らしてドライバーに危険を知らせます。また、それでも車が止まらない場合は自動でブレーキをかけて事故の衝撃を抑制することが可能です。
衝突警報機能は、全グレードに標準搭載されています。また、この機能は昼間だけでなく、夜間にも対応している点も嬉しいポイントといえるでしょう。
ほかにもルーミーには踏み間違い防止機能や、信号待ちで前の車の発進に気付かない際のお知らせ機能などのさまざまな便利機能が備わっています。
ルーミーは特にファミリー層におすすめの車!
ルーミーは広い車内が魅力的な車であり、乗り降りが楽にできるスライドドアをはじめ、安全装備も充実していることから、ファミリー層の人におすすめします。
実際に車内空間はミニバンに迫るほどの広さを誇っているほか、シートは前後だけでなく左右にも動かすことが可能です。そのため、後部座席にお子さまを車内に乗せたあと、そのまま運転席に移動したり、運転席から後部座席に素早く移動したりなど、子育て世代には嬉しい機能も備わっています。
また、安全装備が充実した車に認定される「サポカーSワイド」に該当しており、家族の身を守るためにもうってつけといえるでしょう。
さらに新車価格150万円台からと手頃な価格であるのも魅力の一つであり、広さ・使い勝手・そしてコストパフォーマンスもよいからこそ、ルーミーは多くの人から支持されています。
まとめ
2016年に登場したルーミーは、ガソリン車のみの生産で、ハイブリッド車はまだ販売されていません。しかし、ルーミーは今もなお高い人気を誇っています。
その理由は広い車内や使い勝手のよさにあり、スライドシートをはじめ、軽自動車並みの小回りのよさ、優れた安全装備など、さまざまな便利機能が搭載されています。
ほかにも、車両価格がお得なのも魅力的なポイントであり、現在でも販売台数で上位に位置していることからも、利便性に優れた車であるのは確かでしょう。
今後はハイブリッド車が発表される可能性も高く、目が離せない車となりそうです。