ルーミーのスペックを解説、特徴や概要、グレードや燃費などを紹介
ルーミーは2016年にトヨタが発売したコンパクトハイトワゴンです。
コンパクトなボディにスライドドアが装備された、ミニバンのような使い勝手のよさが魅力です。
ルーミーには5つのグレードがあるため、購入を検討する際は基本的なスペックから各グレードの特徴まで把握しておくと安心できます。
今回は、人気のコンパクトハイトワゴンのルーミーについて特徴やグレードなどのスペックをご紹介します。
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INDEX
ルーミーの概要
ルーミーはトヨタが販売するコンパクトハイトワゴンです。
日本自動車販売協会連合会が発表した2021年度の販売台数ランキングによると「ヤリス」に次ぐ2位にランクインしていることから、人気の高さがわかります。
ルーミーのボディサイズは、全長3,700〜3,705mm×全幅1,670mm×全高1,735mmと、一般的な軽自動車よりも少し大きいサイズです。
2020年9月のマイナーチェンジにおいて、広い車内空間と使い勝手のよさを維持したまま安全装備が向上しています。
スライドドアが装備されていることで、街中の駐車や乗り降りをスムーズに行えます。
ミニバンよりもサイズを抑えた大きすぎないスライドドアを装備したルーミーは、女性でも運転するのにもちょうどよいサイズ感が魅力です。
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ルーミーのグレードラインナップを紹介
ルーミーのグレードは、「X」「G」「G-T」の3種類があり、それに加えてメッキ加飾や専用バンパーなどが施されたカスタムグレードの「カスタムG」「カスタムG-T」の2種類があります。
ここでは各グレードについてご紹介します。
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エントリーモデルのX
ルーミーの中でエントリーグレードにあたる「X」は、全てのラインナップの中で最も価格を抑えられたモデルです。車としての実用性を重視し、基本装備の整ったシンプルなモデルです。
2020年のマイナーチェンジによって予防安全機能「スマートアシスト」が追加され、安全性が向上しました。
利便性の高い機能が追加されたG
中間グレードである「G」は、基本装備を備えたXにさらに利便性の高い機能がプラスされたモデルです。
運転席と助手席側のパワースライドドアやプッシュ式のオートエアコンが標準装備され、内装に関しては、ステアリングホイールやエアコンレジスターなどにシルバー加飾が施されたことで上質な空間を生み出しています。
最上級グレードのG-T
Gの性能はそのままに、高出力98psの1.0Lターボエンジンを搭載する最上級グレードの「G-T」は、ターボエンジンならではの快適な走行と優れた燃費性能を両立させたモデルです。
走行の安定性を保つためのスタビライザーはフロント・リヤの両方に採用されています。
カスタム装備された「カスタムG」「カスタムG-T」
「カスタムG」と「カスタムG-T」は、GとG-Tのグレードにカスタム装備が追加されたグレードです。
メッキ調のフロントグリルや専用メッキフロントフードガーニッシュ、メッキバックドアガーニッシュなど、エクステリアが魅力的な仕様になっています。
インテリアにおいても、オプティトロンメーターやステアリングをシルバー加飾しており、カスタム仕様ならではのデザインが魅力です。
他にも、オートレベリング機能付きのLEDヘッドランプをはじめ、フロントフォグランプやイルミネーションランプにもLEDが採用され、夜間走行時の視認性を向上させています。
ルーミーの燃費について
ルーミーの燃費は以下のとおりです。
ルーミー/X/CVT | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 18.4 | 16.8 |
市街地(km/L) | 15.5 | 13.9 |
郊外(km/L) | 19.7 | 17.9 |
高速道路(km/L) | 19.2 | 17.7 |
ルーミー/G・カスタムG/CVT | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
WLTCモード(km/L) | 18.4 | 16.8 |
市街地(km/L) | 15.5 | 13.9 |
郊外(km/L) | 19.7 | 17.9 |
高速道路(km/L) | 19.2 | 17.7 |
ルーミー/G-T・カスタムG-T/CVT | 駆動方式:2WD |
WLTCモード(km/L) | 16.8 |
市街地(km/L) | 12.7 |
郊外(km/L) | 18.4 |
高速道路(km/L) | 18.3 |
ルーミーの外観と内装の特徴
ルーミーは、コンパクトでありながら広々とした車内空間であり、低床のためお子様や高齢者でも乗り降りのしやすい設計となっており、軽自動車と比較してもゆとりある空間で乗車時も快適さを感じられます。
またルーミーは、スライドドアが備わっていることも魅力の一つです。
コンパクトカーにスライドドアを装備したことによって、開口幅は約597mmと広々としており、大きな荷物も簡単に載せられます。
ルーミーはエントリーグレードである「X」以外は、ワンタッチ開閉できる両側パワースライドドアが装備されているためドアの開閉が容易です。
また「X」を除いたグレードにはウェルカムパワースライドドアが装備されており、インパネスイッチを押して予約した上でドアロックを行うと、車に近づいただけで開錠されます。
お買い物やお子様を抱えて両手がふさがっているときにも役立つ機能です。
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ルーミーの走行性能
ルーミーは直列3気筒1.0リッターターボエンジンが搭載され、1.5リッタークラスとほぼ同等のトルクを発揮するため、高速道路も快適に走行できる加速性能と低燃費を両立させています。
直列3気筒1.0リッター自然吸気エンジンは、燃費性能が優れているので、街中での走行にも適した性能を持ち合わせています。
また、停車する前の減速時、時速が約7km/h以下になると自らの力で動いていたエンジンを途中で止められるシステムが装備されています。
アイドリングストップのメカニズムが組み込まれ、燃費性能をさらに向上させています。
市街地を中心に移動する程度なら、パワーが必要になる機会は多くないため、ターボエンジンは必要ないかもしれません。
市街地では信号で停止することが多いため、ターボエンジンの場合は燃費が悪くなってしまう傾向にあります。
一方で高速道路を走行するときは自然吸気エンジンよりもターボエンジンの方がパワーがあるため安心感があるでしょう。
レジャーやドライブなど、遠出することが多い人はターボエンジンをおすすめします。
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まとめ
トヨタの中でも人気モデルのルーミーは機能性に優れており、そのスペックの高さから高いグレードを選びたくなる人は多いことでしょう。
グレードの高いモデルを選ぶとオプション機能や設備などを充実させられますが、価格も高くなります。
カーローンを組む予定がある人は、長期間乗り続けるためにも自分の支払い能力や収入に見合った金額の範囲内でグレードを選択する必要があるでしょう。
まずはどんな目的や使用用途で車に乗りたいのかを明確にした上で、支払える金額を算出してみましょう。
車選びは、購入後のカーライフの満足度を左右する重要なポイントです。
購入を検討している車の特徴を調べて、自分が理想とするカーライフに最適なモデルを選択してください。