サポカーやCEVの補助金はもう申請できないの?自動車補助金についても紹介

車には購入代金のほかに駐車場代、ガソリン代、メンテナンス費用など維持するにもお金がかかるため、できるだけ維持費用を抑えたいと考える人もいるでしょう。

車を購入する場合であれば、国からの支援や補助金制度を利用することで費用を抑えることができます。

補助金制度の代表例としてサポカー補助金が挙げられますが、これはすでに制度が終了しており、費用を抑えるためには他の制度を利用する必要があります。

この記事では、サポカー補助金とは何なのか、もう申請できないのかという点に加えて、サポカー補助金以外の自動車補助金制度についても紹介していきます。

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サポカー補助金について

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サポカー補助金とは高齢者の事故を防ぐサポート機能が付いた車を購入した人の支援を目的とした制度です。
ここでは、サポカー補助金の制度について詳しく解説します。

サポカーとは

サポカーとは以下のように定義付けられています。

「セーフティ・サポートカー(サポカー)」とは、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を搭載した、全ての運転者に推奨する自動車です。

「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」とは衝突被害軽減ブレーキに加え、ペダルの踏み間違いによる急発進を抑制する装置などを搭載しており、特に高齢運転者に推奨する自動車です。

つまりサポカーとは先進安全技術を搭載し、運転支援を行うことで交通事故の防止、被害の軽減につなげるための車ということです。

関連記事:自動運転での交通事故は誰の責任に?保険は使える?

サポカー補助金とは

サポカー補助金とは安全運転のサポート技術が搭載された車両を購入する際に国から補助金が支給される制度です。

高齢者による交通事故を減らすための取り組みの一つです。

特にアクセルとブレーキの踏み間違いを防止するために自動ブレーキの安全性能を搭載した車が普及することで、車による事故を減少させることを狙いとしています。

関連記事:高齢者が安心して乗れる車とは?家族も嬉しいおすすめな車についても紹介

サポカー補助金の対象者と補助金詳細

サポカー補助制度の対象者は65歳以上が対象となります。補助される金額に関しては以下の通りです。

  • 登録車  :最大10万円
  • 軽自動車 :最大7万円
  • 中古車  :最大4万円
  • 後付け装置:最大4万円

サポカー補助金の申請受付はすでに終了している

サポカー補助金の新規受付は、2021年11月29日に終了しています。
その理由として、サポカー補助金としての予算総額1,098億円に達したためです。

2023年1月現在、これから新たにサポカー補助金が再開するかどうかの見込みはありませんが、各自治体に独自の補助金を交付している、またサポカーに変わる自動車補助金は交付されています。

サポカー補助金以外で受けられる自動車補助金はあるのか?

サポカー補助金が終了し、現在受けられる自動車補助金としてCEV補助金が挙げられます。

ここでは、CEV補助金とはなにか、そして対象となる条件などについて詳しく解説します。

令和5年度CEV補助金受付終了

CEV補助金とは、Clean Energy Vehicle(クリーンエネルギー自動車)の略で、対象となる車を購入時に国から受けられる補助金です。

令和5年度当初予算を達成し、令和6年2月13日をもって終了となりました。

過去2010年まではエコカー補助金という名前でしたが、現在は対象車が変更となったため、新しい名前で制度化されました。

CEV補助金の目的としては、環境問題の改善、CEVの拡散を狙いとしています。

CEVは比較的、初期費用が高くなる傾向がありました。
車両価格も高額であるため購入する人は多くありませんでしたが、この制度によって購入を検討してもらう可能性が上がります。

関連記事:EV車のメリットとは?特徴やデメリット、今後の動向を解説

CEV補助金の対象車

CEV補助金の対象車については以下の通りです。

  • 電気自動車(EV、BEV)
  • プラグインハイブリッド自動車(PHV、PHEV)
  • 燃料電池自動車(FCV、FCEV)
  • クリーンディーゼル(CDV)

申請条件と注意点

カーリース、レンタカー、契約、ディーラー、納車

ここでは、CEV補助金制度の申請方法について解説します。

CEV補助金制度の申請方法と流れ

1、補助金対象車の購入および登録

補助金制度を申請する前に車の支払いを完了させます。

2、CEV補助金交付申請書を提出

補助金交付申請書の必要情報を記載の上、郵送します。(直接の持ち込みは不可)

3、CEV補助金交付申請の審査

申請書類が適正なのか審査を受けます。(2か月程度)
 
4、CEV補助金交付の決定通知・振り込み

審査に通ると補助金交付に関しての書類が届きます。
その後、一週間程度で指定の口座へ補助金が入金されます。

CEV補助金制度を申請する際の注意点

CEV補助金制度には処分制限期間が設けられています。補助金の入金後に3~4年程度の保有が義務付けられているため注意が必要です。

仮にこの期間に車両を処分した場合、補助金の一部を返納しなければなりません。

車の処分に該当する行為は「交換、貸付け、廃棄、譲渡、担保」となります。

また処分する前には、次世代自動車復興センターに書類を提出する必要があるため、忘れないようにしましょう。

車を処分の上、期間内に補助金の返納を行わなかった場合、延滞金の請求が求められます。

自動車補助金対象車両となるおすすめの車を紹介

ここでは、CEV補助金制度の対象となった車両について各種類におけるおすすめの車を紹介します。

FCVならトヨタ「MIRAI」

FCVはFuel Cell Vehicleの略で燃料電池車を意味します。
FCVは水素と酸素を化学反応させることで発電し、その電気にて駆動させる車のことを指します。

FCVの車はまだあまり発売されておらず、代表的な車としてトヨタのMIRAIが挙げられます。

MIRAIはエコカーとしての位置づけではなくガソリン車と同じ、もしくはそれ以上の走行性能、快適性を併せ持つ次世代で活躍する車として注目されています。

関連記事:水素自動車とはどんな車?メリット・デメリットについても解説

EVなら日産「リーフ」

EVはElectric Vehicleの略で、電気自動車のことを指します。
車内に蓄電池を搭載し、外部からの電力供給にて充電し、電力で走る車となります。

EVの代表的な車としては日産のリーフが挙げられます。
世界初の量産電気自動車として注目されています。

関連記事:日産リーフの航続距離はどのくらい?

PHEVなら三菱「アウトランダー」

PHEVとはPlug-in Hybrid Electric Vehicleの略で、プラグインハイブリッド電気自動車ともいわれています。

PHEVは名前の通り電気自動車とハイブリッド車の両方の機能を併せ持っていることが特徴です。
基本的には電気を動力源として走行し、電気がなくなればガソリンに動力源を変更する機構となっています。

PHEVの代表車としては三菱のアウトランダーが挙げられます。

関連記事:PHV(PHEV)とはどんな車種?電気自動車(EV)との違いやおすすめの3台を紹介

クリーンディーゼルならマツダ「CX-8」

クリーンディーゼルは軽油を燃料としており、ガソリン車と比較して燃料効率がよく、パワフルな走りができることが特徴です。
今までのディーゼル車は環境汚染の観点から衰退傾向にある中で登場したのが、厳しい日本環境基準をクリアしたクリーンディーゼルです。

クリーンディーゼルで有名な車がマツダのCX-8です。

CX-8はアウトドアを好む人に好まれており、さらにディーゼル車でもあるため力強い走りが特徴的です。

関連記事:【マツダ】CX-8が12月下旬で生産終了に!生産終了の理由とは?

CEVに乗るメリットとは

最後にCEVに乗るメリットを説明します。

そもそもCEVとは、Clean Energy Vehicle(クリーン・エネルギー・ヴィークル)の略です。
二酸化炭素や窒素酸化物などの温室効果ガスの排出量が少なく、環境に優しい自動車を指します。

つまりCEVに乗ることで、二酸化炭素や有害ガスの排出量を大幅に削減することができる、これがメリットになります。
日常の生活になくてはならない自動車を環境に優しいCEVに変えることで、世界中の環境問題の改善につながるでしょう。

さらにCEVは、ガソリンエンジン車よりも燃費や充電にかかる費用がお得なりやすい、というメリットもあります。

まとめ

この記事では、サポカー補助金とその他の自動車に関する補助金制度について紹介しました。

サポカー補助金は2021年11月に終了しており、現在はその恩恵が受けられませんが、新たにCEV補助金制度が始まり、エコで高性能な車を購入するための費用の補助を受けられるようになりました。

また、CEV補助金制度の他にも環境に配慮した車を購入した際に申請できる補助金制度がいくつかあり、加えて車の種類によって補助金額は変わるため、まずは購入を検討している車が対象なのか調べてみましょう。

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