二人暮らしの平均食費はいくら?節約ポイントも併せて紹介!

二人暮らしをしていると、自分たちの食費がかかりすぎているのか、平均的な額なのか気になる人も多いのではないでしょうか。

食費がかかりすぎているのであれば、うまく節約してほかのことにお金を使いたいところです。

しかし、食費は日々の生活に欠かせない費用であり、無理に節約することで食事を楽しめなくなったり、不健康につながってしまったりする可能性があります。

そのため、ポイントを押さえて上手に節約することが大切です。

この記事では二人暮らしの平均食費や、食費を節約するときのポイントをご紹介します。

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二人暮らしの平均食費は?

2023年2月に総務省が発表した「2022年家計調査結果」によると、二人世帯の平均食費は67,573円でした。

なお、内訳は以下のとおりです。

内訳平均支出額
穀物5,371円
魚介類5,980円
肉類6,058円
乳卵類3,529円
野菜・海藻8,522円
果物3,316円
油脂・調味料3,389円
菓子類5,416円
調理食品10,396円
飲料4,459円
酒類3,462円
外食7,675円
※参考元:2022年家計調査結果

表のように調理食品の平均支出額が10,396円と、食費のなかで最もお金がかかっていることが分かります。

調理食品とは惣菜や弁当、冷凍食品などを指します。

共働きが主流となっている現代では調理に時間をかけたくない人が多く、すぐに食べられる調理食品の支出額が多くなっていると考えられます。

二人暮らしの食費の目安は?

二人暮らしにおける食費の目安は、世帯手取り額の15〜20%といわれています。

例えば二人の手取り合計額が30万円の場合、食費の目安は4万5,000円〜6万円です。

二人世帯の手取り額ごとの食費の目安は、下表のとおりです。

世帯の手取り額食費の目安
20万円3万円~4万円
25万円3万7,500円~5万円
30万円4万5,000円~6万円
35万円5万2,500円~7万円
40万円6万円~8万円
50万円7万5,000円~10万円

家賃やスマホ代など食費以外の支出を抑えている場合は、目安額を超えていてもあまり生活に支障はありません。

しかし、食費が世帯手取り額の15〜20%を超えている場合は、家計を圧迫している可能性があるため、家計全体を見直す必要があります。

二人暮らしの食費を節約するポイント

食費が世帯手取り額の15〜20%を大幅に超えている場合は、節約することが大切です。

ここでは、二人暮らしの食費を節約するポイントを5つご紹介します。

食費の予算を決める

まず、世帯手取り額の15〜20%を目安に、1ヶ月の食費の予算を決めます。

1ヶ月の食費の予算が決まったら1週間ごとの目標金額を設定し、予算を超えていないかをこまめに確認することが大切です。

予算は無理のない範囲で決めることがポイントです。

節約ばかりに気を取られて予算に余裕がない場合、食事が楽しめなくなります。

なお外食を頻繁にしてしまう場合は、外食だけの予算を決めることで予算オーバーを防げます。

外食だけの予算を超えそうな場合は、外食を控えて自炊するように心がけることも大切です。

使い切れる量をまとめ買いする

食材を買うときにまとめ買いするのも、食費の節約に効果的です。

まとめ買いすると、スーパーに行く回数が減るため、お金を使う機会を自然に減らせます。

ただし、まとめ買いするときは使い切れる量を意識して買うことが大切です。

一度に大量の食材を買ってしまうと、二人で使い切る前に消費期限が切れてしまいます。

事前に献立を考えて週に一度買い物するなど、使い切れる量だけを買えるように工夫するのがポイントです。

また、冷凍保存できる食材などを購入することで、食材が早期に痛むのを防げます。

コスパの良い食材を使い回す

価格が安く、使い回しがきく食材を使った料理を作ることで、食費を節約しやすくなります。

例えば野菜類では、もやしや豆苗、玉ねぎ、キャベツ、きのこ類などがあります。
また、スーパーではなく八百屋さんで購入することも野菜を安く仕入れる方法の一つです。

肉類は鶏むね肉やささみ、豚こま肉などが比較的安く手に入ります。

このようなコストパフォーマンスの高い食材を多用することで、食費を抑えることができます。

野菜を自家栽培する

食費節約の究極といえば、やはり自給自足でしょう。
中でも、家庭菜園やベランダ菜園は、比較的手軽に始められる節約術です。

野菜は、気候変動や物価高騰の影響を受けて、値段が上がることもしばしばあります。

そんな時に、2人で一緒に野菜を育てていれば、楽しみながら節約することができますよ。

特に、ピーマンやミニトマト、大葉は丈夫で初心者でも育てやすいため、おすすめです。

ぜひ、趣味感覚で始めてみてはいかがでしょうか。

余った食材で工夫して料理する

二人暮らしの場合、食材が中途半端に余ってしまうことがあります。

食品ロスを減らすためにも、余った食材で工夫して料理するのがポイントです。

余った野菜で野菜炒めを作ったり、みそ汁に使ったりするなど、レシピがなくても独自で考えた料理を作れるようになると、食材を無駄にせずに済みます。

コンビニや自販機での買い物を控える

コンビニや自販機でお菓子や飲み物を買う人は多いのではないでしょうか。

一度に使う金額は少なくても、回数が重なれば合計の支出額も大きくなってしまいます。

食費を節約するためには、コンビニや自販機での買い物回数を減らせる工夫をすることが大切です。

例えば職場に弁当を持参したり、マイボトルで飲み物を持ち歩いたりすることで、コンビニや自販機での買い物を防げます。

ふるさと納税を活用する

ふるさと納税とは応援したい自治体に寄付することで、地域の名産品などの返礼品がもらえる制度です。

また、寄付金の使い道を指定できたり、寄付金のうち2,000円を超える部分については、住民税の控除や所得税の還付を受けられます。

返礼品には地域の特産品などがあり、各地のおいしい食べ物を2,000円で楽しめるのが魅力です。

うまく活用すれば、スーパーで買い物するよりもお得に食べ物を入手できます。

食費を節約したい人は、ふるさと納税の活用も検討してみてください。

二人暮らしの生活費全体の節約ポイント

食費を節約しすぎるとストレスになったり、健康状態が悪くなる可能性があります。

そこで食費ばかりを節約するのではなく、ほかの生活費の節約にも取り組むことが大切です。

ここでは、生活費全体の節約ポイントを3つご紹介します。

家計簿アプリで収支を把握する

生活費全体を節約するためには、まず「毎月何にいくら使っているのか」を把握することがポイントです。

収支を把握しなければ、どの部分を節約すればよいか、無駄な支出はどれなのかを判断できません。

家計簿アプリでは手軽に家計簿を管理でき、内訳もグラフで分かりやすく確認できます。

固定費を抑える

生活費全体を節約するには、毎月支払いが決まっている固定費から見直すのが効果的です。

固定費には以下のようなものがあります。

  • 家賃
  • 水道光熱費
  • スマホ代
  • 保険
  • サブスクリプションサービス

家賃は毎月の支払額が大きいため、抑えることで大きな節約効果が期待できます。

現在住んでいる物件の家賃が高い場合、引っ越しを検討してみるのも一つの手段です。

引っ越しに費用はかかるものの、長期的に見ると支出額を抑えられる可能性が高いです。

水道光熱費については節水シャワーヘッドを使ったり、電気やガスの契約会社のプランを見直したりすることで節約できます。

スマホ代は格安スマホに乗り換えるだけで、大幅に利用料を節約できます。

保険については火災保険や自動車保険など、会社や補償内容を見直すのがポイントです。

ほかにも、利用頻度が少ないサブスクリプションサービスを解約すると固定費を節約できます。

ポイントを使う

ポイントを貯めて利用することで、普段の支出を抑えられます。

ポイントはキャッシュレス決済やクレジットカード決済を、積極的に利用することで貯められます。

最寄りのスーパー独自のポイントや、光熱費の支払いを口座振替からクレジットカード決済に変えたりしてポイントを効率よく貯めることで、生活費の節約につながります。

まとめ

今回は二人暮らしにおける食費の目安や節約ポイントなどをご紹介しました。

二人暮らしの食費の目安は、世帯手取り額の15〜20%といわれています。

平均額を大幅に超えていて家計を圧迫しているようであれば、予算を決めたりまとめ買いをしたりして、食費を節約する必要があります。

ただし、無理に食費を節約するのは危険です。

食費の節約を意識しすぎるとストレスが溜まったり、健康状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

併せて食費以外の生活費も見直しながら無理のない範囲で節約し、食事や日々の生活を楽しんでください。

関連記事:4人家族の食費はどれくらいかかる?理想額やおすすめの節約術を紹介

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