スキール音とは?タイヤからキーッと音がなるようなら注意が必要かも!

急なコーナリングやブレーキをした際に「キーッ」などの鋭い音を聞いたことはありますか?

これは「スキール音」といって、場合によってはタイヤ交換を検討すべきかもしれません。

今回の記事では、スキール音とはなんなのか、発生原因や音が鳴った際の対処法などを紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください。

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pit in plus tire
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車のタイヤのスキール音とは?

スキール音とは、タイヤから出る「キーッ」「ギーッ」などのような甲高い音のことです。
急ブレーキや急激なコーナリングなどを行った際に発生します。

タイヤのゴムと路面の間にスティックスリップ現象(物体が滑る際になめらかではなく停止と滑りの動きが交互に発生する現象のこと)が起こるとスキール音特有の「キーッ」という音が出てしまいます。

タイヤが路面を十分に捉えきれている際は、スキール音は発生しません。

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タイヤからキュルキュルと音(スキール音)が出る原因

スキール音が発生する原因は上記のとおり、スティックスリップ現象です。

車はタイヤの摩擦力を利用して走っています。
静止状態から走り出すまでは静止摩擦力、走っている時のタイヤの回転時は動摩擦力と呼ばれる力が働いています。

タイヤが正常に、なめらかに回転している限りスキール音は発生しません。
なめらかな回転ではない、急発進や急停止のときにタイヤは停止と滑りを繰り返します(スティックスリップ現象)。

しかしこのスティックスリップ現象は急発進、急カーブなど、無茶な運転でのみ発生するわけではありません。

安全運転を心がけているのにスキール音が出る場合は、タイヤそのものに異常がある可能性が高いです。

経年劣化などによりタイヤの溝が硬化していたり溝がすり減っていたりすると、グリップ力=摩擦抵抗力が低下しています。
摩擦力の衰えたタイヤは発進の際に空転したり、コーナーで踏ん張りきれなかったりタイヤに求められる正常な機能性が低下してしまっているのです。

スキール音が出るタイヤの状態

スキール音の原因がタイヤの場合、考えられる状態としては下記のとおりです。

  • タイヤのゴムが硬化している
  • 溝が薄くなっている
  • 空気圧が不足している

ゴムの硬化や溝が薄くなるのは経年劣化によるものがほとんどでしょう。
タイヤを確認してみてひび割れを起こしているようであれば、硬化が進んでいる証拠であるためタイヤ交換を検討した方が良いでしょう。

また、溝の深さは「スリップサイン」と呼ばれるものや専用の道具で確認が可能です。
夏タイヤやオールシーズンのタイヤを使用しているのであればスリップサインの確認が一番簡単ですぐにできる方法でしょう。
スリップサインは溝の深さが残り1.6mm(乗用車用タイヤが車検に合格できる溝の深さ)であることを示す目印で、タイヤの全周に4〜9個付けられています。

ただ、この溝の深さはあくまでも目安です。

使用開始から5年以上経っているタイヤは安全性能に不安がある場合が多く、10年以上経過したものは劣化が進みスティックスリップ現象が起こりやすくなっている状態です。

溝の有無は関係なくタイヤの交換をおすすめします。

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スキール音が発生しやすい場所

立体駐車場などで見られる高硬度なウレタン(セラミック)塗装の床でもスキール音が発生しやすいです。
路面の持つ摩擦力が低いため、正常なタイヤを使用していたとしても発生することがあります。

また、マンホールなどに乗り上げた際にも一瞬スキール音が発生することがあります。

摩擦力の低い路面として雨や雪の日、アイスバーン(凍結した道路のこと)が挙げられますが、この場合は発生する摩擦があまりにも小さいためスキール音はほとんど出ないとされています。

スキール音の原因がタイヤだったときの対処法

まずは空気圧のチェックと、タイヤのゴムの状態を確認しましょう。

安全運転を心がけていて、かつ摩擦力の低い路面(セラミック塗装など)以外の道を運転していたのにスキール音が発生した場合はタイヤが原因であることが考えられます。

同じタイヤを長い期間使い続けているのであれば、ゴムの硬化や溝の消失を。
新品に近いタイヤやそこまで長い期間使用していないタイヤの場合は空気圧の確認を行いましょう。
側面のひび割れをチェックしたり、タイヤのスリップサインを見たりするのが自分でもできる簡単な確認方法です。

バルブコアの歪みやバランスウエイトのサビなどを原因としてタイヤが変な形にすり減り、正常な走りができていない可能性も考えられます。

自分でチェックしてもよく分からない場合はプロに任せるのが手っ取り早く、確実な方法です。

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タイヤのスキール音を放置するとどうなる?

運転、怖い

タイヤのスキール音を放置することは、劣化したタイヤをそのまま使用し続けることと同義です。
スキール音が鳴る主な原因は先述のとおりタイヤの硬化や空気圧不足などのため、そのまま走行を続けているとタイヤの劣化がさらに進んでしまいます。

劣化したタイヤでの運転は、たとえば直進でもハンドルが左右に取られたり、カーブで自分の思っていたラインより膨らんだり、場合によっては重大な事故につながりかねません。

さらに危険なのが、スキール音が鳴る原因であるスティックスリップ現象が続くと、タイヤはパンクではなくバーストを起こしてしまう可能性が高まります。

パンクの場合、タイヤに空いた穴から徐々に空気が漏れていきますが、バーストは突然タイヤが破裂する現象であるためとても危険です。

タイヤがバーストしてしまうと一気にハンドルコントロールを失うため、大きな事故に発展する危険性をはらんでいます。

まとめ

スキール音が聞こえてきた場合、それはタイヤの摩擦力が経年によって低下しているかもしれません。

経年劣化により摩擦力の低下したタイヤは正常に道路をグリップすることができず静止と運動を交互に繰り返すこととなります。このスティックスリップ現象がスキール音の主な原因とされているのです。

もし新車同然の車でスキール音が鳴ってしまった場合はタイヤの空気圧が正常かを確認しましょう。空気圧が原因で鳴ることもあるためです。

そもそもスキール音が鳴ってしまう前に、定期的にメンテナンスを行いタイミングをみてタイヤの交換をしておくことをおすすめします。

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