スバリストとは?スバルが販売する車の魅力や特徴についても紹介

スバルには、スバル車やスバルというメーカー自体を愛するスバリストとよばれるファンがいます。
日本には複数の自動車メーカーが存在しているものの、ファンに名称がついているのはスバルのみで、トヨタや日産などの自動車メーカーのファンには名称がついていません。

なぜスバルのファンには、スバリストという名称がついているのでしょうか。

この記事では、スバリストの特徴やスバル車の魅力を解説していきます。

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スバリストとは?

スバリストとは、スバルの技術や車に対する想いが強いスバルファンのことを指します。
自らをスバリストと名乗る人も多く、スバル愛に誇りを持っています。

スバリストが生まれたのはスバルの異色の経歴にある!

トヨタや日産などの複数の自動車メーカーが存在しているなかで、ファンに名称がついているのはスバルだけです。
スバルのファンにだけスバリストという名称がついていた理由は、スバルの異色の経歴にあります。

スバルは、航空機メーカーとして航空機や航空機エンジンの製造を行っている会社でした。
その後、航空機業界で培った技術を生かして自動車業界でも活躍する企業となったのです。

このような背景から、スバルはほかの自動車メーカーとは異なる独自の技術を車に取り入れており、その高い技術力に魅力を感じ熱狂的なファンが多く生まれました。

スバリストは、スバルの車の表面的な部分だけでなく、技術面への関心も強く、深い知識を持った人も多くいるのが特徴です。

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「スバリスト」はいつから?

「スバリスト」という言葉は、1975年に誕生した言葉だそうです。

SUBARUを愛している人々の愛称「スバリスト」。この言葉が最初に使われたのは、SUBARU発行の情報誌「カートピア」の1975年31号。東京農業大学名誉教授の後閑暢夫さん(当時は助教授)が「スバルは紳士の乗り物」という投稿でこの呼称を提唱したのが始まりでした。

引用元:SUBARUトリビア

「スバリスト」の名称が提唱された後、「スバリストに仲間入りしました」という声が集まったのは面白いエピソードですね。

スバリストの特徴

スバルのファンであるスバリストとは、どのような人たちなのかについて解説していきます。

スバルの車が好き

ほかの自動車メーカーにもファンはいるものの、「このメーカーのこの車が好き」というように、特定の車が好きなケースが多いでしょう。

一方、スバリストは特定の車ではなく、スバルの車全般が好きであったり、スバルというメーカー自体が好きであったりする人が多いのが特徴です。

また、スバルの独自技術が取り入れられた車に魅力を感じるため、乗る車が変わってもスバリストであり続ける人が多くいます。

レースが好き

スバルは、市販車ベースの車で走行タイムを競う世界ラリー選手権といったレースで結果を出し、技術力の高さを見せつけてきたメーカーです。

1989年には19日間で10万km走り続ける世界速度記録に挑戦して平均時速223.345km/hを叩き出し、世界速度記録を樹立しました。

1990年から世界ラリー選手権に本格参戦し、1993年には、レガシィでスバル初の世界ラリー選手権優勝を果たしました。

スバリストのなかには、レースでスバル車の活躍を見たことでファンになった人も多くいます。
そのため、スバリストにはレース好きの人が多いのです。

ユーザー同士の連帯感が強い

スバリストは愛車だけでなく、スバルというメーカー自体に魅力を感じ、スバルが生み出す車に魅力を感じています。

そのため、スバルの車に乗っている人同士の連帯感が強いのが特徴です。

駐車場でスバルの車が停まっていたらその隣に停めたり、ユーザー同士で情報交換したり、スバル車の魅力を伝え合ったりするなど、スバリスト同士は自然と仲良くなるケースも多いようです。

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スバリストを生み出したスバル車の特徴

スバル車には、スバル独自の技術が詰め込まれています。そんなスバル車の特徴を3つ解説していきます。

水平対向エンジン

スバルの代表的な独自技術ともいえるのが水平対向エンジンです。水平対向エンジンとは、ピストンを水平に向かい合うように配置することで力を打ち消し、振動を最小限に留める技術を取り入れたエンジンのことで、ボクサーエンジンともよばれています。

水平対向エンジンは、直列やV型のエンジンと比べて発生する振動が少なく、快適な走り心地を感じられるのが特徴です。また、ほかのエンジンと比べて全高が低いことから低重心を実現でき、安定した走りを可能としています。

シンメトリカルAWD

シンメトリカルAWDは、スバル独自のAWDシステムです。
エンジンやトランスミッションなどを左右対称かつ一直線に配置することで重量の偏りをなくし、4つのタイヤそれぞれにしっかりと荷重がかかるように設計されています。

路面状況に合わせて各タイヤのトルクを制御する技術と組み合わせることで、雪道や泥道でも地面をしっかり捉えて安定した走りが可能です。
悪路での走破性だけでなく、フォレスターのような重心の高いSUVでもコーナリングや高速走行で変わらない安心を感じられるでしょう。

アイサイト

アイサイトは、2つのステレオカメラと単眼カメラの3つの眼で安全運転をサポートする技術です。
アイサイトは、運転者が気づかない歩行者や自転車などをすばやく捉え、警告や自動ブレーキで衝突を回避します。

アイサイトを搭載した車であれば、人の認知ミスによる交通事故のリスクを低減させることが可能です。

実際にアイサイトを導入したことにより、追突事故発生率は84%減少、歩行者事故発生率は49%減少したという結果も得られています。

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スバル車の魅力

ここでは、スバリストから愛されるスバル車の魅力を3つ解説していきます。

走りの楽しさを感じられる

スバルは、運転者の感覚を大切にして車を設計しています。
そのため、水平対向エンジンで低重心を実現し、シンメトリカルAWDで重心の偏りをなくすことで安定した走りを実現しています。

さらに、路面状況に合わせて各タイヤのトルクを制御することで、運転者のハンドル操作に柔軟に対応し、思いのままの走りを楽しめるでしょう。

ハンドルやアクセルなどの人による操作がタイヤに伝わるまでの応答の速さにもこだわり、各部位の性能を高めることで、運転のしやすさを向上しているのも魅力です。

スバルは、独自の技術を磨くことで安心と走りの楽しさを提供しています。

運転視界を重視した設計

航空機メーカーとして活躍していた背景があるからこそ、スバルは運転視界のよさにもこだわっています。

航空機においては前方だけでなく、上方や側方、後方に至るまで360度良好な視界を確保することを求められてきました。
そのため、車においても運転者が直接自分の目で確認できる範囲を可能な限り広くすることを目指して開発を続けています。

アイサイトといった運転者の目をサポートする技術を取り入れつつも、技術に頼りすぎるのではなく、運転者が自分の目で確認できるようにサポートすることも大切にしています。

これは、スバルが運転者の安心感を高めるために配慮しているためです。

独自の衝突安全技術で人を守る

スバルは、早い時期から衝突安全技術に着目し、技術を磨き続けてきました。
万が一車が衝突した場合でも、乗客を守れるような車の構造を研究し続けています。

世界中で起きた交通事故を分析し、車への衝撃に対応できるフレームを作り出しています。

また、車に乗っている人だけでなく、衝突された歩行者も守れるように歩行者用エアバッグを日本車で初めて搭載しました。

このように、車に乗る人も歩行者も守れるようにスバルは衝突安全技術を磨き続けています。

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まとめ

この記事では、スバリストの特徴やスバル車の魅力を解説しました。

スバルには、スバリストと呼ばれる根強いファンが多くいます。
スバリストは車の種類を問わずスバル車を好み、スバルというメーカー自体が好きという人も多いのが特徴です。

スバルは、ほかの自動車メーカーとは異なり、航空機メーカーであったという異色の経歴があります。
航空機業界で培ったノウハウを生かした独自技術を車に取り入れているのが特徴です。

水平対向エンジンやシンメトリカルAWD、アイサイトなどのさまざまな技術によって、安心と楽しさを提供し続けているスバルに魅力を感じ、スバリストはこれからもスバルを愛し続けるでしょう。

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