スバル車の欠点はどこ?魅力や代表的なモデルも併せてご紹介
株式会社SUBARUは、主にAWD(4WD)車を製造している自動車メーカーです。
2020年からはトヨタ自動車株式会社の関連会社となっています。
大手自動車メーカーと比較した場合、企業規模は大きくないものの、レガシィ、フォレスター、インプレッサなどの人気車種を多く販売しています。
なお他の自動車メーカーにはない独自技術を多く持っている反面、欠点が指摘されることもあります。
そこでこの記事では、スバル車の欠点や魅力、代表的な車などをご紹介します。
スバル車がおすすめな人についても解説するため、ぜひ最後までご覧ください。
関連記事:スバリストとは?スバルが販売する車の魅力や特徴についても紹介
INDEX
スバル車の欠点とは
人気の車が多いスバル車ですが、どのような欠点があるのでしょうか。
ここでは、指摘されることがある3つの欠点について解説します。
関連記事:水平対向エンジンとは?構造やメリット・デメリットについて解説します
欠点1.コンパクトカーや軽自動車が少ない
スバル車は水平対向エンジンという特殊なエンジンを採用しています。
このエンジンは横幅が広いです。
コンパクトカーや軽自動車といった、車体が小さい車には採用しづらいという特徴があります。
このためスバルでは、比較的大きめなSUVやセダンなどのAWD(4WD)車を中心に販売しています。
一般的に需要の高い軽自動車やコンパクトカーの取り扱いが少ない点は、欠点といえるでしょう。
欠点2.燃費性能がよくないという意見がある
スバル車は燃費性能があまりよくないという意見もあります。
その理由として挙げられるのは、スバル車に採用されている水平対向エンジンが比較的多くの燃料を消費する点です。
とはいえ現在では水平対向エンジンが改良されていることから、燃費性能は以前より上がっています。
欠点3.メンテナンスに手間とお金がかかる
スバル車の水平対向エンジンのレイアウトは、整備性がよいとはいえません。
メンテナンスに手間がかかるという点も欠点といえるでしょう。
また一般的な日本車で採用されているエンジンと異なるため、整備士が不慣れな場合があることや、メンテナンスに要する費用が高くなる可能性がある点にも注意が必要です。
欠点だけじゃない!スバル車の魅力
ここまではスバル車の欠点について解説しましたが、スバル車には多くの魅力もあります。
ここでは、スバル車の魅力について紹介します。
車体の安定性
すでに解説した通り、スバルは独自の水平対向エンジンを採用しています。
このエンジンは、直列やV型エンジンといった他のエンジンに比べて全高が低く、低重心という特徴があります。
車体のバランスがよくなることから、揺れの少ない安定したドライビングが可能です。
高い走行性能
スバル車は独自の「スバルグローバルプラットフォーム」を採用することで、乗り心地のよさと高い走行性能を徹底的に追求しています。
車体やシャシーの剛性を大幅に向上させて低重心化を図ることで、ドライバーの意図する動きを忠実に再現してくれる車になっています。
不快な振動・騒音が低減されていることから、快適なドライブを楽しめるでしょう。
AWD技術
スバルのAWD(4WD)は独自の駆動方式です。
路面状況に応じてトルク(エンジンの回転力)を前後に配分し、常に最適な駆動力を確保することができます。
水平対向エンジンによる低重心の車体は、さまざまな路面状況においてAWDの優れた能力を最大限に発揮し、安定した走行を実現します。
アイサイト
アイサイトは、スバル車の多くの車に標準搭載されている独自の運転支援システムです。
カメラを活用し、さまざまな危険シチュエーションを回避したり、運転を支援してくれたりします。
具体的な機能に関しては、プリクラッシュブレーキ機能、AT誤発進抑制制御 & AT誤後進抑制制御機能、ツーリングアシスト機能などです。
スバル車の代表的なモデルを3台紹介
ここでは、スバル車の中でも人気の「フォレスター」「レヴォーグ」「インプレッサ」について紹介します。
フォレスター
フォレスターは、スバルが1997年から製造・販売しているクロスオーバーSUVです。
SUVらしい力強い逞しさが特徴のフォレスターは、アウトドアをはじめとしたアクティビティの場面で活躍する車といえるでしょう。
フォレスターの詳細は以下の通りです。
メーカー | SUBARU |
車名 | フォレスター |
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,640×1,815×1,715 |
車両重量(kg) | 1,620 |
総排気量(cc) | 1,995 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 48 |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | リニアトロニック(マニュアルモード付) 前進無段 後退1速 |
カラー(全10種) | ・ホライゾンブルー・パール ・サファイアブルー・パール ・マグネタイトグレー・メタリック ・ブリリアントブロンズ・メタリック ・オータムグリーン・メタリック ・カスケードグリーン・シリカ ・クリムゾンレッド・パール ・クリスタルホワイト・パール ・クリスタルブラック・シリカ ・アイスシルバー・メタリック |
※紹介グレードは「Touring」
レヴォーグ
レヴォーグはスバルが2014年から製造・販売している、スポーティーな外観が特徴のステーションワゴンです。
自動車安全性能に関して、最高賞を受賞した実績があるほどの安全性の高さが魅力として挙げられます。
レヴォーグの詳細は以下の通りです。
メーカー | SUBARU |
車名 | レヴォーグ |
ボディタイプ | ステーションワゴン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,755×1,795×1,500 |
車両重量(kg) | 1,550 |
総排気量(cc) | 1,795 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 63 |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | リニアトロニック(マニュアルモード付) 前進無段 後退1速 |
カラー(全7種) | ・クリスタルホワイト・パール ・セラミックホワイト ・アイスシルバー・メタリック ・マグネタイトグレー・メタリック ・クリスタルブラック・シリカ ・サファイアブルー・パール ・イグニッションレッド |
※紹介グレードは「GT」
関連記事:レヴォーグの燃費はどのくらい?カタログ燃費や実燃費を比較検証
インプレッサ
インプレッサはスバル車の中では比較的コンパクトではあるものの、スバル車らしい快適な乗り心地が実現されている車です。
街中での使用からアクティビティでの使用まで、幅広い用途で利用できる車といえるでしょう。
インプレッサの詳細は以下の通りです。
メーカー | SUBARU |
車名 | インプレッサ |
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,475×1,780×1,450 |
車両重量(kg) | 1,380 |
総排気量(cc) | 1,995 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 50 |
駆動方式 | FWD[AWD(常時前輪駆動)] |
トランスミッション | リニアトロニック |
カラー(全7種) | ・クリスタルホワイト・パール ・アイスシルバー・メタリック ・マグネタイトグレー・メタリック ・クリスタルブラック・シリカ ・ピュアレッド ・サファイアブルー・パール ・オアシスブルー |
※紹介グレードは「ST」
スバル車がおすすめな人
ここではどのような人にスバル車が適しているかについて解説します。
アウトドアが好きな人
スバル車は、アウトドア好きの人に適しているといえます。
アウトドアを楽しむ上で、荷室容量の大きさは重要な要素です。
スバル車の多くは荷室容量が大きく、形状もフラットな構造になっているため、積み込みしやすいでしょう。
加えて山道や雪道などの悪路でも、スバル車のAWD性能の高さを活かすことで安全・快適に走行できます。
安全性能の高い車に乗りたい人やファミリー層
スバルの車には、多様な安全技術が採用されています。
その代表的な技術として、運転支援システム「アイサイト」が挙げられます。
アイサイトが装備されていることもあり、スバル車の安全性能は高いです。
お子さまを乗せる機会が多いファミリー層にもおすすめといえるでしょう。
まとめ
スバル車は水平対向エンジンという特殊なエンジンを採用しており、その特殊性から欠点を指摘されることもあります。
一方で、安全性能や走行性能の高さといった、さまざまな魅力もあるため、車を選ぶ際は欠点と魅力を総合的に判断して決めましょう。