カムリの燃費はどれくらい?概要や魅力も併せてご紹介
車を選ぶときは、デザインや走行性能だけでなく燃費性能も多くの人が気にするポイントではないでしょうか。
燃費が悪い車を購入すると燃料費が大きな負担となり、家計を圧迫する可能性があります。
そのため、車を選ぶときは燃費も重視することが大切です。
この記事では、高い燃費性能を持つハイブリッド車のカムリの燃費を解説します。
燃費以外の魅力も併せて紹介しますので車選びの参考にしてください。
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INDEX
カムリの概要
カムリは、トヨタが製造・販売しているセダンです。
1980年にトヨタのセリカをベースとした高級スポーツセダンの「セリカカムリ」として登場しました。
初登場から2年後の1982年に車名が「カムリ」に変更され、独立した車種として販売されるようになりました。
2011年に登場した9代目のカムリは、日本市場においてハイブリッド車のみラインナップされており、高い燃費性能を持った環境にやさしい車へと変化しました。
また、2017年に登場した現行モデルの10代目は、若者向けのクールでかっこいいデザインとなり、中高年層だけでなく若者も魅了する車へと進化しています。
カムリは日本国内だけでなく、世界100以上の国と地域で販売されており、特に北米市場で高い人気を誇っています。
セダンというかたちを維持しながらも、時代にあわせて何度もモデルチェンジを繰り返してきたカムリは、セダンの需要低下に伴い、2023年12月に国内での生産が終了し、2024年からは海外専売車となります。
トヨタのクラウンがセダンだけでなく、さまざまなニーズに対応できるようにクロスオーバータイプやSUVタイプへとボディタイプを広げていくなか、カムリはセダンスタイルを貫いた状態で国内生産を終了することになります。
カムリの燃費はどれくらい?
カムリには、「X」「G」「G“レザーパッケージ”」「WS」「WS“レザーパッケージ”」の5種類のグレードがあり、それぞれ2WDと4WDがあります。
各グレードのカタログ燃費と実燃費は、下表のとおりです。
2WD
グレード | カタログ燃費 WLTCモード(km/L) | 実燃費(km/L) |
X | 27.1 | 20.93 |
G | 24.3 | |
G“レザーパッケージ” | 24.3 | |
WS | 24.3 | |
WS“レザーパッケージ” | 24.3 |
※参考元:トヨタ カムリ主要諸元表
4WD
グレード | カタログ燃費 WLTCモード(km/L) | 実燃費(km/L) |
X | 21.6 | 18.74 |
G | 21.6 | |
G“レザーパッケージ” | 21.6 | |
WS | 21.6 | |
WS“レザーパッケージ” | 21.6 |
※参考元:トヨタ カムリ主要諸元表
2WDの実燃費は20.93km/L、4WDの実燃費は18.74km/Lです。
いずれもカタログ燃費とは差が生じています。
車のカタログ燃費は、実際の走行を想定したWLTCモードという方法で測定されています。
しかし、実際にドライバーが車を運転するときには、エアコンの使用や信号での停止など、さまざまな状況が発生します。
そのため、実燃費はカタログ燃費と異なり、低い値が出てしまうのが一般的です。
また、上記の実燃費も各車のユーザーが燃費情報を共有している「e燃費」というwebサイトの情報をもとにしており、気温・積載量によって変動することを押さえておきましょう。
カムリの燃費以外の魅力
カムリは、高い燃費性能以外にも多くの魅力がある車です。
ここでは、カムリの燃費以外の魅力を3つご紹介します。
クールで洗練されたデザイン
現行のカムリは、気品を感じさせるG、Xモデルと、スポーティーな印象のあるWSモデルの2つのスタイルから選択できます。
若者から中高年層までさまざまな世代が魅力的に感じるクールで洗練されたデザインに仕上げられています。
ボディカラーはホワイトやブラック、レッドなど5色での展開と豊富ではないものの、クールな外観にぴったりの落ち着いたカラー展開のため、どの色を選んでもかっこよく乗れるでしょう。
ゆったりと座れる広い車内空間
カムリの前席と後部座席の間には、ゆったりとした空間が確保されており、後部座席に大人3人が座っても足元に窮屈さを感じません。
ラゲッジスペースは間口が広く、ハイブリッドバッテリーを小型化しているため、ゴルフバッグも収納できるほどの広さがあります。
また、荷室内のレバーを引いてリヤシートを倒せば、ラゲッジスペースを拡大でき、長い荷物や大きな荷物も十分に収納できます。
安心感を与える安全性能
カムリは、トヨタの予防安全パッケージである「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備しています。
トヨタセーフティセンスには、歩行者や自転車を検知してぶつからないようにサポートするプリクラッシュセーフティや、先行車との車間距離を適切に保ちながら追従してくれるレーダークルーズコントロールなどの安全機能が含まれています。
そのほかにも、駐車時や出庫時に周囲の壁や車両を検知し、ブザーでの注意喚起や自動ブレーキによって衝突被害を軽減するパーキングサポートブレーキ機能も搭載されており、安全をサポートする機能が充実しています。
車の燃費を向上させる方法
車の燃費は、運転の方法やメンテナンスによって向上させられます。
ここでは、燃費を向上させる方法を4つご紹介します。
エンジンブレーキを活用する
エンジンブレーキは、アクセルペダルを緩めることでかかるブレーキです。
ブレーキペダルを踏むブレーキと異なり、緩やかにブレーキをかけられます。
急ブレーキは燃費の低下につながるため、エンジンブレーキを適切に活用することがポイントです。
信号やカーブにさしかかる場所などでは、余裕を持ってエンジンブレーキをかけ、緩やかに減速することを意識しましょう。
急な加速や減速を控える
急に加速したり、減速したりするような荒い運転は、燃費の低下につながります。
事故を避けるための急ブレーキ以外は、緩やかな加速と減速を意識して丁寧に運転しましょう。
不要なアイドリングを控える
アイドリングとは、エンジンをかけた状態で停車している状態を指します。
走行していないものの、エンジンは動いているため、燃料を消費します。
冬場にエンジンを暖めるときや、エアコンを使用するとき以外の不要なアイドリングは控えましょう。
アイドリングを控えることで、排気ガスや騒音の抑制にもつながります。
最近では、運転者が車を停車させるときに自動でエンジンが停止するアイドリングストップ機能を搭載した車も多く販売されているため、車選びのときに注目してみましょう。
こまめにメンテナンスする
車の燃費を向上させるには、こまめにメンテナンスすることも大切です。
タイヤの空気圧チェックや、エンジンオイルの交換など、車に負荷がかからないように最適な状態を保ちましょう。
タイヤの空気圧チェックは、月1回程度を目安に行うことをおすすめします。
高性能なタイヤを使用していても、空気圧が適切でなければ性能を十分に発揮できません。
また、エンジンオイルは徐々に劣化していき、燃費の低下や不具合を発生する原因となるため、6ヶ月に1回程度を目安に交換しましょう。
まとめ
車を選ぶときには、デザインや走行性能だけでなく、燃費にも注目することが大切です。
今回ご紹介したカムリは、1980年から40年以上にわたってセダンスタイルを貫いてきたクールなセダン車です。
現行モデルはハイブリッド車のみで、どのグレードも実燃費で20km/L程度の高い燃費性能を実現しています。
燃費以外にも、洗練されたデザインや広い車内空間、充実した安全性能など、さまざまな魅力がある車です。
時代の変化にあわせて何度もモデルチェンジをしてきましたが、セダンの需要低下に伴い、2023年12月に国内生産が終了する予定です。
しかし、クールでかっこいいセダンとして海外で高い人気を維持し続けるでしょう。