個性的で面白い車を紹介!購入方法やモーターショーの概要も解説
車で街を走っていると「この車は何だろう?」と思うような、ユニークな車に遭遇することがあります。
日本の自動車メーカーからも個性的な車は多数発表されていますが、世界に視野を広げるとさらに面白い車が数多くあります。
そこで今回は国内外の面白い車をご紹介するとともに、個性的な車を購入する方法、面白い車が多く発表されるモーターショーについて解説します。
ユニークで変わった見た目の車に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
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INDEX
思わず二度見する面白い国産車
日本の自動車メーカーからも、これまで数々の面白い車が発表されています。
この章では個性的で目立つ国産車をご紹介します。
トヨタ クラウン「ReBORN Pink」
トヨタが製造・販売しているクラウンといえば、日本の高級セダンの代表格で、シニア層に安定した人気があります。
内外装ともに落ち着いた雰囲気で、ボディカラーは白やシルバー、黒などが主流でした。
しかし2012年に14代目クラウンとして、ピンクのボディカラーのクラウン「ReBORN Pink」が登場し、大きな話題を呼びました。
ボディカラーのピンクは「モモタロウ」と呼ばれる色で、インパクトがあります。
内装も個性的で、ステアリングのステッチやクラウンを象徴する王冠マークなど、至る所にピンク色がアクセントとして施されています。
クラウン「ReBORN Pink」は受注期間が1ヶ月間のみ、販売台数は650台限定と、非常にレアな車です。
三菱「iMiEV」
三菱がかつて製造・販売していた「iMiEV」は2006年に発売が発表され、2010年に個人向けに発売された電気自動車です。
日本を代表する電気自動車である日産の「リーフ」よりも先に発売された量産型電気自動車です。
コンパクトなサイズと、近未来を感じさせる独特なデザインが際立つ車です。
現在では電気自動車は一般的となりましたが、「iMiEV」が10年以上前から電気自動車として開発・販売されていたことは驚異的といえます。
残念ながら2020年に生産終了となり、在庫車もほとんどないため、非常に貴重な車となっています。
光岡「Like-T3」
「Like-T3」は、面白いデザインの車を多数輩出している光岡自動車が製造・販売する、二人乗りの電気自動車です。
三輪でコンパクトながら荷物が100kgまで積載可能で、商用利用を主な目的として製造されました。
家庭用の100Vコンセントで約6時間でフル充電でき、最高速度は60km/h、航続可能距離はグレードSが約40km、グレードLが約60kmです。
面白い見た目の「Like-T3」は、小さな電気自動車として施設内運搬車や観光レンタカーなどで活躍していましたが、残念ながら2022年3月に生産が終了しています。
国外にも面白い車が豊富
日本だけではなく、世界には多くの面白い車があります。
この章では世界の数ある車のなかから、個性的な車を販売するメーカーやユニークな車をご紹介します。
AIXAM(エクサム)
「AIXAM」はフランスの自動車メーカーで、マイクロカーや免許不要の車を製造・販売しています。
販売されている車は非常に小型で、フランスではバイク感覚で乗る人が多いようです。
意外なことに「AIXAM」のMEGAシリーズでは電気自動車も展開されており、ディーゼルエンジンにクボタのエンジンが使用されています。
フランスから輸入できないこともありませんが、日本でお目にかかることは少ないでしょう。
Smart(スマート)
「Smart」は、スイスの時計会社Swatchと当時のダイムラー・ベンツで設立された会社で、1998年にオリジナルモデルが発売されました。
二人乗りのマイクロカーで、あまりのコンパクトさに驚いて二度見する人も多いようです。
コンパクトサイズで都市部や狭い道路での運転がしやすい点と、面白いデザインが魅力です。
小型車ながらメルセデスベンツの製造方法に則って作られているため、安全性・快適性も十分に備わっています。
GMCのピックアップトラック
「GMC」とは、アメリカの自動車メーカーGM(ゼネラルモーターズ)社のブランドの一つです。
GMCがリリースする車のうち「ピックアップトラック」と呼ばれる車は、主に北米や中東地域で展開されています。
日本では正規輸入はされていないため、専門業車を通じて並行輸入車を入手できますが、なかなか見ることができない珍しい車です。
まず驚くのが車体の大きさで国産車と比較した場合、非常に大きく感じられます。
ワイルドな外観も魅力で、アメ車が好きな人の間で人気の車種となっています。
面白い車は購入できる?
ここまで国内外の面白い車をご紹介しましたが、ユニークで珍しい車を購入できるのか気になる人も多いでしょう。
これまでに紹介した車は個人向けに販売されていますが、面白い車のなかには「コンセプトカー」というものが存在します。
続いては、コンセプトカーについて解説します。
コンセプトカーとは
コンセプトカーとは、自動車メーカーがモーターショーやショールームでの展示を目的として製造される試作車で、通常は販売されません。
コンセプトカーが制作される主な目的は以下の通りです。
・デザインの探求
・技術の発表
コンセプトカーは、自動車メーカーが新たなデザイン要素を試すために製造します。
大胆で斬新なデザインや未来的な外観を持つコンセプトカーは、ブランドイメージの向上や注目を集める効果があります。
その他、技術の発表も目的の一つです。
例えば電気自動車や自動運転技術など、新しい技術やシステムの実証のためにコンセプトカーが製造されます。
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コンセプトカーが限定販売されることもある
コンセプトカーは基本的に販売されません。
しかし、消費者やマーケットの反応がよければ販売されるケースもあります。
コンセプトカーはデザインや技術を見てもらうために製造されるため、デザインなどが重視された結果、法定規格をクリアできていないことが多いです。
なお、実際に市販される場合はそれらの規格に合致するように改良されて販売されます。
そのため、コンセプトカーとはデザインが異なるケースが多いです。
面白い車を見るにはモーターショーに行ってみよう
コンセプトカーは主にモーターショーで展示されます。
モーターショーとは、自動車メーカーが一般の人々や自動車業界の関係者などに向けて開催するイベントです。
新型車両やコンセプトカーが数多く展示され、最新のテクノロジーやデザイン、将来の方向性などが紹介されます。
モーターショーは一般公開されており、自動車愛好家や一般の人も参加できます。
コンセプトカーを間近で見たり、各メーカーやブースで展示されている最新技術やサービスに触れることが可能です。
日本では東京モーターショーが有名で、2023年の秋に開催される予定です(2023年より「Japan Mobility Show」に名称変更)。
面白い車を見たい人はモーターショーに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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まとめ
この記事では国内外の個性的で面白い車やコンセプトカー、モーターショーについて解説しました。
国産車だけではなく国外車にも注目してみると、ユニークなデザインの車が多くそろっています。
他の人と同じ車には乗りたくない、変わった車に乗りたいという人は、今回ご紹介した車以外も探してみてはいかがでしょうか。
ただあまりに個性的な車を購入した場合、乗っているうちに飽きてきたり、使いづらいと後悔する可能性もあります。
長い期間乗る予定の人は十分に検討した上で購入することが大切です。
また、面白いデザインの車を見るだけでも楽しいという人は、モーターショーに行ってみてはいかがでしょうか。