エンジンオイル交換を自分で行った時の廃油処理の方法を解説

エンジンオイルの交換を自分で行なう方は結構いらっしゃいます。
費用も抑えられるセルフメンテナンスの中でもそこまで難しくないため、チャレンジしようとしている方もいらっしゃいますが、オイル交換そのものよりも廃油処理の方法がわかりにくいというのが難点です。

今回は、廃油処理の方法について解説しますので、ぜひ最後まで読んでご参考になさってください。

結局ガソリンスタンドに持って行くのが無難ですが、もしかしたらいい方法が見つかるかもしれません。

関連記事:エンジンオイルの交換費用はどのくらいかかる?交換方法や依頼先別の価格帯を解説

pit in plus oil
pit in plus oil

廃油の処理方法は、自治体によって異なります

エンジンオイル交換

最終的に行き着く先は、「廃油の処理方法は、自治体によって異なります」になります。
自治体のウェブサイトやコールセンターで確認するのが良いのですが、面倒です。

それをうまいことやってくれるのがガソリンスタンドですが、持ち込む方法がいくつかあるので紹介します。

ガソリンスタンドへ持ち込む

エンジンオイルはリサイクルできるので、ガソリンスタンドで引き取ってもらうことができます。

基本的に無料となるケースがほとんどのようですが、量によって異なったりするので、エンジンオイルを引き取ってもらう前に確認することをおすすめします。

廃油を入れた缶ごと引き取ってくれるところもあれば、中身だけ引き取るところなど対応は様々ですが、廃油処理に関して一番確実に引き取ってもらえるのがガソリンスタンドです。

しかし、オイル交換を実施していないセルフガソリンスタンドなどでは、廃油処理ができない場合が多いのでセルフではない場所を選ぶ必要があります。

一度オイルを引き取ってくれる行きつけのガソリンスタンドを見つけてしまえばあとは簡単ですので、まず「見つける」ことが大切です。

その時におすすめなのが「ドライブオン」というアプリです。

カーメンテナンスのアプリですので、カーメンテナンスをしてくれる場所も探してくれますし、予約機能、リマインド機能もあるので、「セルフではないガソリンスタンドを見つける作業」を短縮できたり、「オイル交換忘れ」を防ぐこともできます。

関連記事:ドライブオン(Drive On)とは?ダウンロード数圧倒的1位のカーメンテナンスアプリを紹介!

ガソリンスタンドに持ち込む際の注意点

ガソリンスタンドに持ち込む際に、やってしまうと引き取ってもらえないケースがありますので注意しましょう。

まずは、必ず密閉しましょう。

密閉した缶に入れておかないと途中でこぼす原因になります。流れ出したらダメなように、途中でこぼしたらその時点で少量の不当な廃油処理となります。

また、廃油を固める手法もありますが、ガソリンスタンドに限らず引き取ってもらうようなお店では、固めた時点で引き取ってもらえないケースがほとんどです。

理由はリサイクルができなくなるためです。
廃油といっても適切な処理を行えばリサイクル可能な油分が残っているのです。

ガソリンスタンドだけでなくカー用品店などでも引き取ってもらえる

新品のオイルを購入したお店であれば、レシートを持参することで引き取ってもらえることがあります。

購入時に確認しておくと確実です。

このように持ち込めるようなお店では同時に缶の処理もできるので、オイルが入っていた缶の廃棄に困らずに済みます。

関連記事:PIT in plusとは?カーメンテサービスで定期的なオイル交換を!

自分でエンジンオイル交換をするメリットとデメリットは?

デメリットイメージ

廃油は自分でエンジンオイルを交換する際に発生することが多いものですが、ではエンジンオイルを自分で交換するメリットはそもそもあるのでしょうか?

メリット

場合によっては外部に頼むよりも安く済むことがあります。

普段から自分で車のメンテナンスを行なったり整備をしている方であれば普段使用している工具を使用してオイルの交換が可能です。
新たに工具を買い揃える必要もなく、人に頼んで発生する人件費などもないため費用を削減することができます。

外部へ車を持って行く手間なども省けます。

デメリット

車の整備に慣れている方であれば良いのですが、不慣れな方にとってはデメリットの方が多いかもしれません。

不慣れなために逆に手間がかかってしまったり、工具が家にない方はそれらの道具を買い揃えるところから始めなければなりません。

また、車の整備は電池交換などのような簡単に済むものではないためこういったことに慣れていない人が触るとトラブルの原因となってしまうかもしれません。
このトラブルから運転時の大きな事故につながらないとも限りません。

エンジンオイルの交換に不安を感じる方は、車の修理を受け付けている業者に頼んだ方が堅実的な選択肢だといえます。

pit in plus oil
pit in plus oil

廃油処理剤で固めてゴミとして処分する

発注数量をミスった廃油処理剤
廃油処理剤を10袋注文したつもりが10箱届くことも

自治体によりますが、固めておくことでゴミとして捨てることが可能な場合もあります。

現に調理用のサラダ油などではもうすでに利用している方もいらっしゃるかもしれません。
エンジンオイルも言ってしまえば油ですので同様の手法を取ることができる場合もあります。

廃油処理剤と廃油の組み合わせによっては固まりきれない、一度温度を上げないと行けないので火傷に気を付ける、アマゾンなどのECサイトで購入する場合は、廃油処理剤自体の購入数量を間違えないようにするなどと注意点も多いですが、最も身近な手法とも言えます。

関連記事:油の沸点は何度?一覧で温度を解説!

廃油パック(廃油BOX)を使って捨てる

廃油パック(廃油BOX)なるものを利用する手法もあります。

理屈としては上記の廃油処理剤とほぼ同じですが、そのまま捨てることができて作業が少し楽になります。

廃油処理でやったらダメなこと

ゴミの不法投棄が犯罪なように油の不法投棄も犯罪ですが、悪意がなくてもやってしまう恐れもあるので注意しましょう。

不法投棄してはいけない

缶や瓶、プラスチックボトルに入れたエンジンオイルを山林などに捨ててはいけません。

不法投棄となり刑罰の対象となります。

下水に流してはいけない

エンジンオイルは下水に流してはいけません。

エンジンオイルなどの廃棄物を下水に流すことは不法投棄になり刑罰が科せられる場合もあります。調理油も同様なので注意しましょう。

川に流してはいけない

エンジンオイルを川に流すのも絶対にしてはいけません。

川の生物の命を脅かすなどの生態系の崩れや、深刻な水質汚染などの環境破壊を招く原因になり、こちらも刑罰の対象になります。

また、道路の排水溝やマンホールも河川につながっているので同じく厳禁です。
車に乗る以前に地球に住む以上は他の生命体の命を脅かしてはいけません。

関連記事:「猫バンバン」とは?エンジンルームやタイヤハウスから猫を守る方法!

土に埋め込んではいけない

エンジンオイルが少量であったとしても、土の上に流し、染み込ませて捨てたりしてはいけません。
土の中の命を脅かしたり、土壌汚染を招く上に地下水などの水質汚染にもつながります。

まとめ

原理原則として、自治体に従いましょう。

しかし、自治体の捨て方によっては大変な場合もあります。

自治体のルールに従った上で、ガソリンスタンドに持ち込むのが許されるのであれば持ち込むのが最も確実な手法となります。

pit in plus oil
pit in plus oil

この記事を書いた人

自動車ニュースのWEBマガジン

カーナレッジ編集部

カーナレッジはクルマの知識をわかりやすく提供する自動車ニュースメディアです。新車・中古車の最新情報やメーカー・ボディタイプ・メンテナンスなどの基本知識まで。自動車のことがすべて分かるWebマガジンです。

関連する記事

カテゴリーから記事を探す

error: このページの内容は保護されています。