中古車の賢い買い方!流れやチェックポイントを徹底解説

中古車は新車と比べると安価で手に入れやすく、初めて車を購入した人の中には新車ではなく中古車を選んだ人も多いです。

しかし、初めて中古車を購入する人は、基本的な車の買い方や選ぶ基準が分からないものです。

そこで、この記事では初心者の人でも安心して購入できるように、中古車の購入先や賢い買い方、損をしないための豆知識を分かりやすく解説していきます。

初心者が忘れがちな維持費についても紹介するため、中古車選びで悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

関連記事:初めての中古車購入!買い方の流れや注意点を解説

出光のカーリース・ポチモへ
出光のカーリース・ポチモへ

中古車の賢い買い方【初心者必見】

「必見やで」モデル:河村友歌

賢い中古車選びをして、購入で失敗しないためには、下記の3つのポイントを確認してから購入するようにしましょう。

  • 用途や目的に適しているか
  • 維持費はどのくらいかかるか
  • 修復歴の有無

少し詳しく解説します。

用途や目的に適しているか

中古車を選ぶ際、「利用用途」や「目的」に合っているかどうか?を見極めることが大切です。
流行りのモデルやデザインだけで選ぶのではなく、何のために購入するのかを条件として考えて比較検討することをおすすめします。

例えば、主に通勤時に車を利用するとした場合、操作性や燃費性能が優れた車を選んだほうが快適な生活を送れることでしょう。

一方、アウトドアやレジャーなどの趣味で使用する場合は、大きな荷物を乗せて走ることができるSUVや、大人数で乗れるミニバンなど、大きな車を選ぶと良いですよね。

まずは「いつ」「どこで」「何のために」「誰が」「どのように」車を利用するのか。
ちょっと先の未来を想像しながら、利用用途や目的をイメージしておきましょう。

関連記事:【2024年】中古車のおすすめを車種ごとに14台紹介!選び方や注意点も解説

維持費はどのくらいかかるか

中古車を購入する際、車両本体価格だけでなく、購入後の維持費用についてもきちんと把握しておきましょう。

主な維持費として下記が挙げられます。

  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 任意保険料
  • メンテナンス費用
  • ガソリン代

維持費は、重量や排気量などをもとに車によって金額が変わります。
自分が希望する車は、どのくらい維持費がかかるのか事前に確認しておくことが大切です。

関連記事:車の維持費を抑えるコツとは?「維持費って馬鹿らしい!」と感じる方へ

修復歴の有無

中古車を購入する際は、修復歴の有無も必ず確認しておきましょう。

修復歴とは一般的な修理ではなく、車のフレームの修理履歴を指します。

フレームとは、車の骨格ともいえる部位で、非常に重要な役割も持っています。
長くその車に乗り続けていきたいと考える場合、フレームの修復歴がある中古車の購入は控えましょう。

修復歴があると比較的安価に購入できるそうですが、万が一、不具合が発生した場合は修理費が必要です。

関連記事:中古車選びで気を付けたい修復歴ありの車とは?修理歴との違いも併せて解説

初心者が中古車の購入後に損をしないためのチェックポイント

check見出し

続いては、中古車の賢い買い方を理解した上で、初心者が知っておいた方がよい豆知識を紹介します。
中古車を購入した後に、「やっておけばよかった」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。

車検の有無

中古車選びの際に、併せて確認するとよい項目として「車検の有効期限」が挙げられます。

中古車には車検の有効期限が残っているケースがあり、その場合は名義変更後すぐに使用することが可能でメンテナンス費用も発生しません。

なお、車検の有効期限が残っている場合は、どの程度期間が残っているかも併せて確認しておきましょう。
場合によっては短期間しか期限が残っておらず、車検なしの中古車と大差ないことも考えられます。

関連記事:中古車のタイヤは大丈夫?チェックポイントや交換の目安を紹介

購入前に必ず試乗すること

中古車は車によって状態に大きく差があるため、購入前に必ず試乗して状態を確認することが大切です。

エンジンやブレーキに問題がないか確認するだけでなく、内外装の汚れや凹みなど状態も確認しておくとよいでしょう。

関連記事:欲しい中古車が他県にしかない場合はどうすればよい?購入方法や費用、注意点について解説

税金や自賠責の支払い状況

個人売買で車を購入した場合、前の所有者が自動車税や自賠責をきちんと支払っているか確認する必要があります。

もし、支払い済みで次回支払いまでの期限が残っている場合、そのまま引き継ぐことができるため少しお得になります。

なお、自動車税に関しては、残り期間を月割りで購入者が支払うのが一般的となっているため、あらかじめ確認しておきましょう。

関連記事:税金対策に中古車を購入するのはなぜ?仕組みとポイントを紹介

車の維持費・ランニングコスト

前述したように、車の維持費は重量や排気量によって変わってきます。
ここでは排気量に注目して、軽自動車と普通自動車の維持費の違いを紹介します。

軽自動車と普通自動車(1,000cc以下)の2年分の維持費

排気量軽自動車(660cc以下)普通自動車(1,000cc以下)
自動車税18,000円25,000円
自動車重量税13,200円32,800円
自賠責19,730円20,010円
合計50,930円77,810円
参照元:軽自動車税の概要
参照元:国土交通省 自動車重量税額について
参照元:自動車総合安全情報 自賠責保険の加入方法

上記の維持費に加えて任意保険料やガソリン代、細かいメンテナンス費用がかかります。
任意保険は年齢や車によって変動し、ガソリン代は車の燃費性によって変動します。

中古車の走行距離

走行距離は車の状態を判断する上で重要な指標の一つです。

一般的に、走行距離が少ないほど車の消耗が少なく、長く乗ることができる可能性が高いです。

しかし、走行距離が極端に少ない車は、逆に長期間使用されていないために潜在的な問題を抱えていることもあります。

目安としては「1年1万キロ」というものがあります。
年式から新車登録の年式から何年経っているかを確認し、走行距離から割ることで、1年あたり何年経っているかを計算するというものです。

よく言われる「10年10万キロ」理論もここからきています。

関連記事:車の走行距離を解説!中古車を購入する際の走行距離の目安を紹介

外観と内装のチェック

外観では、へこみやキズ、錆などがないかを確認しましょう。

特に、大きな事故に遭っている可能性を示す修復歴の有無は重要なチェックポイントです。

内装についても、シートの破れや汚れ、タバコの臭いなど、快適に使用できる状態かを確認します。

関連記事:中古車の値引き相場はどれくらい?交渉のポイントなどを解説

初心者でも簡単!中古車購入の流れ

続いて、中古車を購入する際の大まかな流れを見ていきましょう。

  1. 車種や予算を決める
  2. 店舗に訪問し金額の見積もりを出してもらう
  3. 車が決まれば契約・自動車保険に加入
  4. 支払い方法に応じて購入金額を支払う
  5. 納車

中古車購入の流れは上記の通りで、新車購入時との違いはほとんどありません。

唯一の違いといえば中古車によって状態が違うため、購入時にしっかりと確認しておく必要があります。

車種や予算を決める

まずは購入予算を明確に設定しましょう。
予算を決める際は、車両価格の相場だけでなく、登録費用、保険料、維持費などの追加コストも考慮することが大切です。

また、どのような用途で車を使用するのか、どのタイプの車が必要かを明確にしましょう。
例えば、家族用に使うなら広い車内空間を優先するなど、用途に合った車種選びが重要です。

店舗に訪問し金額の見積もりを出してもらう

中古車情報はオンラインや中古車販売店で豊富に取り扱っています。
希望する車種や条件を絞り込んで、情報を集めましょう。

決定したら、店舗に訪問し、実際に車を見て試乗することで、その車の状態をより正確に把握できます。

車が決まれば契約・自動車保険に加入

店舗訪問時には、外観だけでなく、エンジンの状態や内装の損傷にも注意してチェックしましょう。

見積もりの際には、車の状態や市場価格を踏まえ、適正な価格での購入を目指しましょう。

中古車は新車と違い、価格交渉の余地があることも多いです。

条件に納得したら、契約を結びます。契約書は細部までしっかりと読み、理解した上で署名しましょう。

その時に、自賠責保険はもちろんのこと、任意保険に関してもしっかりと考えて加入することが大切です。

支払い方法に応じて購入金額を支払う

ローンや現金購入などの支払い方法があるため、上記の契約内容に応じて購入金額を支払う必要があります。

ローンの場合は何年、何回払いにするのかも計算しておきましょう。

関連記事:中古車を減価償却で経費計上するには6年落ち?4年落ち?

納車

その後、支払いを済ませ、最後に車を受け取ります。

中古車が購入できる所

中古車ドライブイメージ

まず、中古車を購入するにはどこで販売されているかを把握することから始めましょう。
中古車を購入できる場所として、主に下記が挙げられます。

  • ディーラー
  • 町の自動車屋(サブディーラー)
  • 個人売買

それぞれにメリットやデメリットがあるため、事前に違いを理解することが大切です。
その上で自分に合うところを選びましょう。

ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。

ディーラー

ディーラーとは、メーカーと特約店契約を結んでいる販売店のことです。

「正規ディーラー」と言った方が馴染み深い方も多いでしょうか。

ディーラー(正規ディーラー)では、1つのメーカーに特化して、サービス内容もメーカー基準に統一されています。

ディーラーを選ぶメリットは、どの店舗でも一定水準のサービスが受けられることです。

一方で、純正品の費用が割高な傾向にあります。

理由としては純正部品を使用するため、どうしても費用が高くなりがちです。
「多少費用は割高でも、安心して車を購入したい」という人にはディーラーをおすすめします。

関連記事:中古車はディーラーで買うべき?中古販売店との違いやメリットデメリットについて解説

サブディーラー

サブディーラーとは、特定のメーカーと特約店契約を結んでいない販売店のことです。

ディーラーと同様に、車の販売だけでなく、修理やメンテナンスも対応してくれます。

ディーラーとの大きな違いは、さまざまなメーカーの車を扱っていることです。
また、店舗ごとにサービスのレベルも違います。

サブディーラーを選ぶメリットは、1店舗であらゆるメーカーの車を選べることです。また、メーカーから販売価格を設定されているわけではないため、自由な価格設定となっている点もポイントです。

一方、店舗ごとにサービスのばらつきがある点や、ディーラー保証が受けられない点は少し注意が必要です。

たとえば「SUVが欲しいけれど、いろんなメーカーのSUVを比較して見てみたい」といった方は、サブディーラーに足を運んでみると新たな発見があるかもしれません。

個人売買

中古車は個人売買でも購入できます。知り合い同士の売買だけでなく、ネットオークションなどでも販売されています。

個人売買を選ぶメリットは、比較的安価で購入できることです。

しかし、個人間のやり取りとなるため、トラブルが発生しやすいというデメリットがあります。

また、名義変更などの手続きも自分で行う必要があります。
そのため、過去に車の購入経験がある人にはおすすめですが、初心者にはあまりおすすめはできません。

関連記事:中古車の納車日にやることとは?納車されたあとにすべきことも解説

まとめ

今回は、中古車の買い方について詳しく解説しました。

特に初めて車を購入する人は、購入先や維持費の知識を身につけた上で、自分の用途・目的に合う車を見つけることが大切です。

中古車は新車よりも安く購入できる分、車によって状態もさまざまです。

購入後に損をしないためにも、上記の項目に併せて修復歴や車検の有無、前所有者の税金の支払い確認も行いましょう。

これから中古車の購入を検討している人は、車体価格だけで判断せず、今回紹介した内容をぜひ参考にして比較検討してみてください。

出光のカーリース・ポチモへ
出光のカーリース・ポチモへ

この記事を書いた人

自動車ニュースのWEBマガジン

カーナレッジ編集部

カーナレッジはクルマの知識をわかりやすく提供する自動車ニュースメディアです。新車・中古車の最新情報やメーカー・ボディタイプ・メンテナンスなどの基本知識まで。自動車のことがすべて分かるWebマガジンです。

関連する記事

カテゴリーから記事を探す

error: このページの内容は保護されています。