ダイハツ ムーヴの歴代モデルを写真付きで解説!歴代ムーヴの魅力とは
ダイハツが製造・販売するムーヴは、1995年に初代が発売されてから、5回のフルモデルチェンジを経験し、2023年に販売終了しました。
しかし、長い間愛されていた車種には理由があります。
この記事では、ムーヴの歴史を解説します。
併せて、歴代モデルごとの特徴とムーヴの魅力を紹介します。
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INDEX
ダイハツ ムーヴの歴史
ムーヴは、ダイハツが製造・販売する軽自動車です。
ムーブの初代モデルは1995年に発売され、国産車の中でも長い歴史を誇ります。
車名の由来は、英語の「move(ムーヴ)」からです。
動かす、感動させるという意味があります。
車の価値を動かせるような、人々を惹きつけるような、活動的な車であるようにといった思いが込められています。
初代は同じくダイハツが発売するミラをもとに、全長を18cm高くした形で製造されました。
スズキが製造・販売するワゴンRのライバル車として知られています。
軽トールワゴンのジャンルに分類され、広い室内空間と個性的なボディデザインが特徴的で、以降のモデルにも受け継がれています。
ムーヴは何度かフルモデルチェンジを経験しており、2014年に発売されたモデルは6代目です。
衝突回避支援システムや軽量高剛性ボディ骨格構造などを採用して、高い安全性能と最新設備を備えた車として高い評価を得ています。
ムーヴには、ムーヴコンテ・ムーブキャンバス・ムーヴラテの3つの派生モデルがあります。
特に人気のあるムーヴキャンバスは、ポップなツートンカラーとスライド式の両側ドアを備え、親子での共用を視野に開発されたモデルとなっています。
ムーヴの歴代モデルの特徴
ムーヴは初代モデルから6代目モデルまで続きました。
ここでは、歴代ムーヴのそれぞれの特徴を紹介します。
初代モデル
ムーヴの初代モデルは、1995年8月に発売されました。
「L600」シリーズとして登場し、軽自動車としては珍しい、4ドアセダンタイプのボディが特徴的でした。
当時の軽自動車は、小さくて使い勝手が悪かったため、ムーヴは広い室内空間と使いやすさが評価されました。
イタリアのデザイン会社「I.DE.A」との共同開発による斬新なデザインが話題を呼び、ムーヴの車名のとおり車の価値を動かしたとされています。
大きなガラスで視界を確保し、開放的な車内空間は、その後も軽トールワゴンの基本となっています。
2代目モデル
2代目モデルは、1998年に発売されました。
初代モデルのボディをベースに、よりスポーティなデザインに変更されています。
また、車内の広さが増し、快適性が向上したことが大きなポイントです。
ボディサイズを拡張したほか、衝突安全ボディ「TAF」を採用して、世界最高水準の安全性を達成しています。
そのほかにも、軽自動車では初となるデュアルSRSエアバッグや衝撃感知安全システム、ブレーキアシスト付ABSなど、多くの安全機能を搭載しました。
3代目モデル
3代目モデルは、2002年に発売されています。
初代・2代目モデルのコンセプトを継承しつつ、よりスタイリッシュなデザインに変更されました。
若い世代もターゲットに、上質かつ親しみやすい内外装を演出し、カジュアルなスタイリングを特徴としています。
また、安全性能もさらに進化しています。
2代目から採用されていた衝突安全ボディ「TAF」はさらに性能が高くなり、また乗る人の安全性を高めるインテリア「SOFI」など新しい設備も搭載されました。
そのほか、事故を防止するブラインドコーナーモニターや歩行者の被害を減少させる吸収スペースなども設け、安心安全な運転をサポートしています。
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4代目モデル
4代目モデルは、2006年に発売されました。
コンセプトは引き継ぐものの、4代目モデルの見た目は歴代モデルから大きく変わっており、丸みのある卵形のボディで、躍動感のあるデザインが特徴です。
また少ない揺れと快適な操作性で、走りの質が向上した点も魅力です。
NA(自然吸気)エンジンとターボエンジンの2つのエンジンを搭載し、軽快な走りを実現しました。
安全性能もさらに向上し、事故を未然に防ぐ先進の予防安全技術を採用しています。
例えば、車載カメラを用いた車線認識により、車線からの逸脱状態を検知し、警報を発して事故を未然に防ぐ機能は、軽自動車では初めて採用された技術です。
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5代目モデル
5代目モデルは、2010年に発売されました。
5代目のフルモデルチェンジでは、大きく軽量化をはかったことがポイントです。
度重なるフルモデルチェンジにより、重量が増えていたムーヴを改善し、大きく車体が軽くなっています。
また環境意識の高まりを受け、エンジンスタート機構「eco IDLE」やアイドリングストップを採用し、ガソリン車として高い省燃費性能を実現しています。
6代目モデル
6代目モデルは、2014年に発売されました。
低燃費・低価格という軽自動車の魅力を追求し、多くの魅力を持つ車種となりました。
5代目モデルよりさらに20kg軽量化しながらも、5代目と同様の衝突安全性を確保してバージョンアップ。
ステアリングやペダリングのレイアウトを変更することで、長時間運転しても疲れにくいドライビングポジションを実現しました。
これまで発売された6代目ムーヴには、さまざまなグレードがありました。
ノーマルタイプとカスタムがあり、ノーマルタイプには「L」「L“SA III”」「X“SA III”」「Xターボ“SA III”」、カスタムは「X“リミテッド SA III”」「RS“ハイパーSA III”」の合計6つのグレードが存在します。
中古車の購入やカーリースを検討される際は、駆動方式や搭載機能、価格帯から、ライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
また現在はムーヴキャンバスも同様に人気の高い車種です。
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ムーヴの派生モデル・ムーヴ キャンバスの魅力とは
ムーヴは、6代にわたり進化し、現在も多くの人に愛されている車種です。
ここでは現在生産されている、派生モデルのムーヴ キャンバスの魅力を紹介します。
高い走行性能
2022年にフルモデルチェンジした新型ムーヴ キャンバスは、ターボエンジンの追加により、走りの魅力が増しています。
ターボエンジンの搭載により、軽自動車にもかかわらず力強い走りが可能です。
高速道路で速度をあげたい時も、普通車と引けの取らない走りができます。
また車内の振動が少なく、ターボでも音が静かな点も特徴です。
おしゃれな外観と快適な車内空間
新型ムーヴ キャンバスには、「ストライプス」と「セオリー」の2つのデザインがあり、好みによって外装を選べます。
「ストライプス」は目を引くツートーンのカラーで「かわいい車」として人気の高いデザインです。
「セオリー」はモノトーンの落ち着いたテイストで、大人向けの印象です。
また特に女性やスマホネイティブの世代を意識した、車内空間も特徴的です。
スマートフォンやマスクは女性でも手に届く位置に置き場があるように設計されています。
大きな特徴であるパワースライドドアは、両手が塞がっていても自動でドアがオープンし、スムーズな荷物の積み下ろしが可能です。
外観も内装も非常に気の利いた設計と言えるでしょう。
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まとめ
この記事では、ムーヴの歴代モデルを解説しました。
1995年から発売されるムーヴは、幅広い世代から評価が高く、長く愛される車です。
5回のフルモデルチェンジを経て、2023年に販売終了したものの、復活の声も上がっています。
ムーヴの派生モデルである、ムーヴ キャンバスも軽自動車ながらターボエンジンを搭載し、パワフルな走りを実現しています。
また広い室内空間はリラックスしてくつろげるため、疲れることなく長距離移動もできます。
歴代ムーヴもムーヴ キャンバスも、デザインや性能にそれぞれ特徴がありますので、ぜひ自身のライフスタイルにあったモデルを探してみてください。