スペーシアの燃費を調査!スペーシアの魅力と燃費のいい走り方を紹介
スズキ スペーシアは広々とした車内空間が特徴の軽スーパーハイトワゴンです。
「パレット」の後継車として2013年2月から販売を開始し、2017年にフルモデルチェンジを行った2代目が最新モデルとなります。
スペーシアはコンセプトを「ザ・かぞくの乗り物」としており、家族で乗車する際の使いやすさや走行性能の良さを重視しています。
また、手頃な価格帯であることからも人気を集めています。
この記事ではスペーシアの燃費性能や他メーカーのライバル車との燃費比較に加え、走行性能や安全機能について紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
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スペーシアはマイルドハイブリッド搭載車

スペーシアはマイルドハイブリッドシステムを全グレードで標準装備している5ドアのスーパーハイトワゴンです。
メイン動力はエンジンとなりますが、加速時にはモーターがエンジンをアシストします。
トランスミッションはCVTを採用し、グレードは「HYBRID G」と「HYBRID X」の2種類となります。
駆動方式も2WD(FF)とフルタイム4WDの2種類から選べるラインアップとなっています。
また、後席両側のスライドドアも標準装備となっており、お子さまがいるご家族にとっては嬉しい装備です。
また、低床設計であるため荷物の積み下ろしを楽にできるのも魅力です。
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スペーシアのカタログ燃費を調査!
カタログに記載されているスペーシアの燃費や、実燃費と呼ばれる実際の走行時に近い状態での燃費はどのくらいでしょうか。
ここではスペーシアの燃費性能について、グレード、2WD・4WDなどの駆動方式ごとに紹介します。
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HYBRID X
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
WLTCモード(km/L) | 21.2 20.2 |
市街地(km/L) | 20.3 19.3 |
郊外(km/L) | 22.3 21.1 |
高速道路(km/L) | 21.0 20.1 |
HYBRID G
駆動方式 | 2WD(FF) 4WD |
WLTCモード(km/L) | 22.2 20.2 |
市街地(km/L) | 21.0 19.3 |
郊外(km/L) | 23.5 21.1 |
高速道路(km/L) | 21.9 20.1 |
スペーシアの実燃費は?
カタログ燃費に記載されている「WLTCモード燃費」は実際の車の使用環境により近い方法で計測されていますが、運転の仕方や走行環境によって実際の燃費と差が出ます。
実際のオーナーの声を元に情報がまとめられている「e燃費」というWebサイトによると、スペーシアの実燃費は以下の通りです。
実際に購入を検討する際の参考値として確認しておきましょう。
HYBRID X
2WD
カタログ燃費・WLTCモード:21.2km/L
実燃費:18.75km/L
4WD
カタログ燃費・WLTCモード:22.2km/L
実燃費:18.75km/L
HYBRID G
2WD
カタログ燃費・WLTCモード:20.2km/L
実燃費:17.65km/L
4WD
カタログ燃費・WLTCモード:20.2km/L
実燃費:17.65km/L
※参考元:e燃費
スペーシア車と燃費をよく比較される車
ここではスペーシアのライバル車とカタログ燃費を比較していきます。
スペーシアと同じくマイルドハイブリッドシステムを搭載した軽スーパーハイトワゴンの日産 ルークスと三菱 ekスペースの2つをピックアップしました。
比較した各車の概要やグレードは以下の通りです。
なお、スペーシアについてはグレードの2WD(FF)/総排気量0.66Lのタイプを基準として比較を実施しました。
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日産 ルークス
グレードX/2WD(FF)/総排気量0.66L

日産 ルークスは全高が1,700mmを超えることから「スーパーハイトワゴン」と呼ばれ、広々とした快適な車内空間が特徴です。
2009年12月に初代が発売され、最新モデルは2020年3月に登場した3代目となります。
前方衝突予測警報や標識検知機能など安全装備や運転支援機能も充実しています。
カタログ燃費 | スペーシア ルークス |
WLTCモード(km/L) | 21.2 20.8 |
市街地(km/L) | 20.3 18.5 |
郊外(km/L) | 22.3 22.3 |
高速道路(km/L) | 21.0 21.0 |
三菱 ekスペース
グレードG/2WD(FF)/総排気量0.66L
三菱 ekスペースは三菱自動車工業と日産自動車が共同出資するNMKVが開発し、三菱自動車工業が製造・販売する軽スーパーハイトワゴンです。
2014年2月に販売を開始し、最新モデルは2020年3月に登場した2代目となります。
アイドリングストップシステム「オートストップ&ゴー(コーストストップ機構付)」や加速時にモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドシステムが搭載されており、快適で安全なドライブができます。
カタログ燃費 | スペーシア ekスペース |
WLTCモード(km/L) | 21.2 20.8 |
市街地(km/L) | 20.3 18.5 |
郊外(km/L) | 22.3 22.3 |
高速道路(km/L) | 21.0 21.0 |
上記の数値について、実際に走行させた際の燃費はカタログ燃費とは異なる点を含んだ上で参考としてください。
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スペーシアは安全性能やデザインも魅力
ここではスペーシアの燃費性能以外の魅力について紹介していきます。
安心の予防安全技術
スペーシアはスズキの先進予防安全技術「スズキセーフティーサポート」を搭載しています(HYBRID Gのセーフティーサポート非装着車は除く)。
また、「衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)」と「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」も標準装備となっており、国土交通省による「先進安全技術の性能認定車」となっています。
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広い車内空間を活かした収納力

スペーシアはバックドアが低床設計かつ大きく開口できる設計となっており、自転車などの大きな荷物でも楽に載せることができます。
また、助手席に備えられたアンダーボックスやスマホなどの小物を入れるのに便利なドアミドルポケットは、細かな荷物を収納するのに便利です。
さらに、HYBLID Xのグレードにおいては、スマホ充電が可能なソケットがインストゥルメントパネルと後部座席に付いています。

このように、細部まで配慮された使い勝手の良さが魅力です。
「くすみカラー」を取り入れた豊富なラインナップ
スペーシアの外観は「あちこち出かけたくなるスーツケース」がコンセプトで、ライバル車にはないくすんだ色合いのカラーラインアップがそろいます。
8種類のボディカラーとルーフ部分が白く塗られた「2トーンルーフ仕様車」が4種類、計12種類のカラーが用意されているため、自分好みの色を選んで個性を演出したり、パーソナルカラーと合わせて車込みコーデできます。
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スペーシアの燃費のいい走り方
スペーシアに標準装備されているマイルドハイブリッドシステムの特徴は以下の通りです。
- アイドリングストップから復帰する際、静かにエンジンを再始動できる
- パワーが必要な坂道や高速道路でも、アクセルを軽く踏むだけでスムーズに加速できる
モーターが加速をアシストしてくれるため、特に発進時のふんわりと柔らかいアクセル操作を心がけることで燃費向上が期待できます。
また、スペーシアはインストゥルメントパネルに平均燃費が表示されるため、燃費を意識しながら走行できます。
軽商用車 スペーシア ベース

2022年8月26日、軽商用車である「スペーシア ベース」が発売されました。
コンセプトの、「遊びに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」の名の下、スペーシアのデザインや、快適な運転性能をベースに、商用車としての広い荷室空間を実現しました。
「商用車」と謳っていますが、乗用車としても快適に使用できます。
まとめ
この記事では、スペーシアの燃費性能を中心に機能面での魅力について紹介してきました。
スペーシアはマイルドハイブリッドシステムを全グレードで標準装備しており、同グレードのライバル車と比較しても優れた燃費性能を誇ります。
また、両側スライドドアが搭載されており、車内空間も広々としているため「家族で使う軽自動車」として魅力のある車です。
この機会にぜひご検討ください。