エンジンブレーキを下り坂でうまく使うコツとは?使うメリットも解説

車を運転する皆さん、「エンジンブレーキ」を使ったことはありますか?

エンジンブレーキを使うシチュエーションとして、高速道路や山道など車のスピードが出ているときが多いのではないでしょうか。

じつは下り坂などでエンジンブレーキを使うとき、安全に走行するための3つのコツがあるのです。

そのコツを知らないと、重大な事故が起こってしまう可能性も。

この記事では、エンジンブレーキを下り坂で使うときのコツ、エンジンブレーキを使うメリット、エンジンブレーキとフットブレーキの違いなどを解説します。

安全運転を極めたい人、ドライブが好きな人、車に普段乗る人、ぜひ最後までお読みください。

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エンジンブレーキを下り坂で使うときの3つのコツ

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エンジンブレーキを下り坂で使うときの3つのコツは、

  • 前車と後続車との車間距離が近づきすぎないようにする
  • 急なシフトダウンをしない
  • 「スピードが上がりはじめるかも」というタイミングで使う

という3つです。

コツ①:前車と後続車との車間距離を適切に保つ

下り坂でエンジンブレーキを使う前に、まずは前車と後続車との車間距離が適切に保っているかを確認しましょう。

理由は、車間距離が近いにも関わらずエンジンブレーキを使うと、衝突のリスクが高まるからです。

エンジンブレーキを使っている間、ブレーキランプは点灯しません。

したがって、後続車の運転手は「前の車のブレーキランプはついてない。このままのスピードで問題ない。」と認識し、車間距離が縮まり衝突する、というケースが起こってしまうのです。

これらのことより、エンジンブレーキを使う前には、必ず前車と後続車との車間距離が適切かを確認しましょう。
確認した上で、十分な車間距離が保たれているならば、エンジンブレーキを使うと良いですね。

コツ②:急なシフトダウンをしない

下り坂でエンジンブレーキを使うとき、急なシフトダウンをしないでください。
シフトダウンをする時は、ギアを「D」→「2」→「L」と順に低速に入れましょう。

理由は、急なシフトダウンは急な減速を招き、後続車の運転手も急ブレーキを踏まなければならない、もしくは最悪の場合衝突するなどの危険があるからです。

エンジンブレーキにおけるスピードの減速力は、ギアを低速に切り替えるほど、強くなります。
だからこそ、このようなリスクが生じるのです。

コツ③:「スピードが上がりはじめるかも」というタイミングで使う

下り坂でエンジンブレーキを使うとき、「スピードが上がりきった段階ではなく、スピードが上がりはじめるかも」というタイミングで使いましょう。

理由は、スピードが上がりきった状態で使っても、エンジンブレーキの減速スピードは緩やかなため、十分に減速しきれない可能性があるからです。

下り坂を下り始めて、スピードが上がりきる前にエンジンブレーキを使い、安全な走行を実現しましょう。

エンジンブレーキを使うメリット

メリット

「ブレーキランプが点灯しない」「シフトダウンをするときギアを1段ずつ切り替える」など、使うにあたり注意事項のあるエンジンブレーキ。

しかしうまく使いこなせれば、

  • ベーパーロック現象・フェード現象を予防
  • 車の燃費が良くなる

など、重大な事故を防止したり、車の維持費削減に貢献するなど、メリットもあります。

メリット①重大事故の原因になる、ベーパーロック現象・フェード現象を予防

エンジンブレーキを使うことで、重大な事故の原因でもある、ベーパーロック現象・フェード現象の予防につながります。

そもそも皆さんは、ベーパーロック現象・フェード現象を聞いたことはありますか?

ベーパーロック現象・フェード現象とは、フットブレーキの使い過ぎにより、ブレーキの効きが悪くなる、という恐ろしい現象を言います。

ブレーキペダルを踏んでも、減速しなくなってしまうベーパーロック現象とフェード現象。

高速道路や山道を走行中にこの現象が起きてしまったら、とても恐怖ですよね。

しかしエンジンブレーキを駆使することで、フットブレーキの使いすぎ、ブレーキパッドの消耗を防止します。
そしてその結果、ベーパーロック現象・フェード現象のリスクを低くしてくれるのです。

重大事故の原因になりかねないベーパーロック現象・フェード現象の予防になるのは、とても安心できますね。

メリット②:車の燃費が良くなる

エンジンブレーキを使う2つ目もメリットは、車の燃費が良くなること。
理由はアクセルペダルから踏まないため、車の燃料のガソリンがエンジンに供給されません。
つまり、燃料の消費量を抑えることができるのです。

エンジンブレーキとフットブレーキの違い

つづいて、エンジンブレーキとフットブレーキの違いについても解説します。

違いはこちらです。

エンジンブレーキフットブレーキ
仕組みエンジンの出力を抑えることで減速タイヤの動きを制御することで減速
減速の仕方(減速力)緩やかに減速させるエンジンブレーキよりも急な減速・停止が可能
使い方①アクセルペダルから足を離す
②シフトダウン(ギアを1段ずつ低いギアに切り替える)
ブレーキペダルを踏む
ブレーキランプの点灯点灯しない点灯する
メリットデメリット燃費が良くなる
重大事故の防止につながる
故障のリスクも
急停止するならフットブレーキ
ベーパーロック現象・フェード現象が起こるリスク

エンジンブレーキとフットブレーキの減速力を比較すると、エンジンブレーキの方が緩やかに減速します。フットブレーキであれば、ブレーキペダルを踏む強さで減速スピードを調整可能です。
急ブレーキなどするときは、フットブレーキになりますね。

フットブレーキの使い方はブレーキペダルを踏むのみに対して、エンジンブレーキの使い方は2種類あります。

使い方1種類目は、アクセルペダルを踏まないという方法です。
アクセルペダルを踏まずに足を離すと自然にスピードが減速します。
じつはこれもエンジンブレーキなのです。

使い方2種類目が、これまで上述してきた、シフトダウンをするという方法です。
ギアを低速に切り替えるほど、減速力も強くなります。

フットブレーキを使いすぎると、ベーパーロック現象・フェード現象が起こるリスクが高まります。
定期検査をして部品を確認してもらったり、エンジンブレーキを併用するなどして、重大な事故を防止しましょう。

エンジンブレーキとフットブレーキは併用すべし

事故のリスクを減らし、安全な運転を実現するためにも、エンジンブレーキとフットブレーキは併用しましょう。

エンジンブレーキのみを使用すると、減速スピードが緩やかなため、減速すべきタイミングで十分に減速できずに事故を招いたりするでしょう。
またエンジンブレーキを使っているときブレーキランプが点灯しないため、後続車との接触事故が起こるリスクもあります。

一方フットブレーキのみを使用すると、ベーパーロック現象・フェード現象が発生し、重大な事故につながる可能性もあります。

これらの事態を予防するために、エンジンブレーキとフットブレーキを併用し、安全で楽しいドライブ・カーライフを実現しましょう。

この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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