燃費が悪い車の特徴とは?燃費をよくするための方法についても解説

燃費性能のよさはガソリンを入れる頻度につながるため、できるだけ燃費のよい車を買いたいと考える人は多いでしょう。

今回の記事は、燃費の悪い車の特徴や燃費をよくするための方法について解説します。

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そもそも燃費とは?

燃費は「燃料消費率」を略した言葉で、ガソリン1Lで自動車がどのくらいの距離を走行できるかを表す指標です。

燃費には、実際の走行時に計測される「実燃費」や、自動車カタログに掲載されている「カタログ燃費」があります。

現在のカタログ燃費は、一般的にWLTCモード燃費が採用されており、「WLTCモード ○○km/L」と表記されていることが多いです。

WLTCモード燃費は、「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」の3つで構成されています。

各モードの燃費を平均的な使用時間で配分することで、実燃費に近い数値を算出可能です。

以前まで主流だったJC08モード燃費に比べて、WLTCモード燃費の方がより実燃費に近い数値を出せるようになったため、カタログ燃費への信頼も高くなりました。

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燃費の悪い車の特徴

ここでは、燃費の悪い車の一般的な特徴について解説します。

車両重量が重い車

燃費に影響を与える要因のひとつとして挙げられるのが、車両重量です。

一般的に、車両重量が重ければ重いほど燃費は悪化します

重たい車を動かすにはその分エネルギーが必要です。

そのため、エンジンで消費するガソリン量が多くなり、燃費の悪さにつながります。

また同様の理由で、乗車する人数や積載する荷物の量が多くなればなるほど、燃費は悪化しやすいです。

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排気量が多い車

排気量が多い車は、大量の燃料を使用して大きなパワーを生み出すため、燃費が悪くなります。

一般的に、排気量が多い車に該当するのが、高級車やスポーツカー、大型車などです。

また、排気量が多い車は自動車税も高くなり、維持費がかかりやすくなります。

燃費がよい車の特徴

ここでは、燃費がよい車の特徴について解説します。

クリーンディーゼル車

クリーンディーゼル車の特徴は、ガソリンではなく軽油を燃料とする点です。

一般的にディーゼルエンジンの方がガソリンエンジンより燃費効率がよいとされています。

また、燃料にかかる費用もガソリンより軽油の方が安いという特徴があります。

2WD車

2WD車は、前輪か後輪のどちらかで駆動する車です。

一方で前輪と後輪のどちらも駆動する車を4WDといいます。

2WD車は、一般的に4WD車よりパワートレインの重量が軽いため、燃費もよくなる傾向があります。

燃費のよさを重視して車を選びたい場合は、2WDか4WDかという点も意識してみるとよいでしょう。

ハイブリッド車・マイルドハイブリッド車

ハイブリッド車・マイルドハイブリッド車は、一般的にガソリン車よりも燃費性能が高くなります。

ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせることで、効率的なエネルギー消費が可能になるため燃費がよくなるのです。

実際これらの車の多くは、燃費のよさを売りにして販売されています。

燃費が悪いといわれている車

ここでは、実際に燃費が悪いといわれている車を紹介します。

レクサス LX600

レレクサスが製造・販売するLX600は、燃費が悪いといわれる車です。

グレード「EXECUTIVE」の場合、 WLTCモード燃費は、8.0km/Lとなっています。

LX600の車両総重量は3t近くあり、総排気量も3,444ccあるため、燃費の悪い車の特徴に該当することがわかります。

なお、2023年5月現在は注文を停止している状況です。

注文再開の目途もたっていないため、購入を検討している人は随時確認しましょう。

日産 GT-R

GT-Rは、日産が製造・販売するスポーツカーです。

GT-RのWLTCモード燃費は、全てのグレードで7.8km/Lという数値であり、総排気量は3,799ccです。

カタログ燃費もあまりよくなく、総排気量は多いためガソリン消費量も多くなることがわかります。

燃費のよさを求める人にとっては不向きな可能性がありますが、GT-Rは日本を代表するスポーツカーのひとつともいわれています。

スポーツカーの購入を検討している人は、本体価格や外観の好みなどで、ほかの車と比較してみるのもよいでしょう。

日産 キャラバン

日産が製造・販売するキャラバンは、大迫力な車体が特徴の車です。

商用バンとして利用したり、中身を改造してキャンピングカーとして利用したり、車内空間の広さを活用できるのが魅力のひとつです。

キャラバンは多くのグレードを取り揃えており、WLTCモード燃費は7.7~11.3km/Lとなっています。

総排気量は1,998~2,488ccで、すでに紹介した2つの車よりは少ないです。

しかし、車両総重量が3t以上のグレードもあり、車の重さが燃費の悪さにつながっているといえるでしょう。

燃費を少しでもよくするためには?

カタログ燃費が悪い車でも、少しでも燃費をよくする方法があります。

ここでは、車の燃費を少しでもよくするための方法について解説します。

ゆっくり加速・減速する

車の発進・停止時にゆっくりと加速・減速することが大切です。

発進させるときにアクセルを一気に踏んでしまうと、一時的に大きなエネルギーが必要となり、ガソリン消費が多くなります。

また、停止させるときは、止まる直前にブレーキを踏むのではなく、停止位置から離れた場所でアクセルを離してゆっくり停車しましょう。

このような運転を心がけることで、ガソリン消費が少なくなります。

走行中は安定した速度をキープする

走行中にアクセル・ブレーキを交互に踏むような運転をした場合、燃費が悪くなってしまいます。

走行中はできるだけ同じ速度をキープするように心がけましょう。

そのためには、常に適切な車間距離を保つことを意識し、無駄なブレーキを踏まないことが大切です。

アイドリングストップを心がける

アイドリングは、エンジンをかけて停止している状態を指します。

不要なアイドリングは、無駄なガソリン消費につながり燃費を悪化させやすいです。

エンジンをかける必要がない場面では、アイドリングストップを心がけましょう。

燃費の悪い車でもおすすめできる人

燃費の悪い車でもおすすめできる人として挙げられるのが、車に乗ること自体を楽しみたい人や長距離運転の機会が多い人です。

燃費の悪い車の中には「スポーツカー」や「高級車」などがあります。

車を趣味として楽しんでいる人や、ステータスの一部として所有している人にとっては、車の燃費は優先度が低いでしょう。

また、燃費が悪くなりやすく排気量の大きい車は、長距離の運転や高速道路の利用機会が多い人にもおすすめします。

ランニングコストを考えた上で、自身の車に求める点やどのような車がよいかという希望と照らし合わせて選ぶとよいでしょう。

まとめ

燃費とはガソリン1Lで自動車が走行できる距離を表す指標です。

燃費の悪い車は、車両重量が重く、総排気量が多い特徴があります。

また、燃費の悪い車として該当しやすいのが、スポーツカーや高級車などです。

そのため、車に乗ること自体を楽しみたい人にとっては、燃費の悪さが気にならない場合もあるでしょう。

車を購入するときは、車両本体価格だけではなく燃費も確認することをおすすめします。

また、燃費の悪い車でも、アイドリングストップやゆっくりとした加速・発進を心がけるなどの燃費をよくするための対処法はさまざまあります。

燃費の悪い車を購入しようと考えている人は、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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