自動車産業における「CASE(ケース)」とは?簡単にわかりやすく解説!

自動車業界、そして人類が利用する移動手段は現在、100年に一度と言われるほどの大きな変革期にあります。

その変革を象徴するのが「CASE」という概念です。
急速な技術革新の中で、CASEはこれからの自動車のあり方を考える重要なキーワードと言えるでしょう。

今回はそのCASEについて解説しますのでぜひご参考になさってください。

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CASEの定義と概要

「まずは調べろや」

CASEは、以下の4つの英単語の頭文字からなる造語です。

  • Connected (コネクテッド)
  • Autonomous (自動運転)
  • Shared & Service (シェアリング&サービス)
  • Electric (電動化)

これらの要素は相互に関連しながら、安全で快適、かつ環境に優しい次世代の自動車と、それを取り巻く社会のあり方を指し示しています。

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CASEの各要素

美しさの4要素

それでは、CASEの各要素を詳しく見ていきましょう。

Connected (コネクテッド)

コネクテッドは、自動車がインターネットに常時接続されることを意味しており、リアルタイムの交通情報や渋滞情報の取得、精度の高いナビゲーションなどが可能となります。

また、音楽や動画などの各種エンターテインメントサービスとの連携、さらには自宅などから車両をリモート操作することで、エアコンやライトの操作や位置情報の確認などが可能になるでしょう。

センサーデータなどを活用することで、事故を未然に防いだり、故障の兆候を事前に発見する仕組みも期待されます。

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Autonomous (自動運転)

自動運転は、運転操作の一部を車両とシステムによる自動化に置き換えたものです。
将来的には、センサーやカメラ、AI技術を活用し、周囲の状況を正確に把握して、アクセルやブレーキ、ハンドル操作を自動で行なうことが期待されています。

自動運転が本格的に実用化されれば、交通事故の減少による安全性の大幅な向上が期待できます。

また、運転の負担が軽減されることにより、運転中の時間を仕事や休息に充てることも可能になるでしょう。高齢化が進む社会において、移動の自由を多くの人に確保できる手段としても注目されています。

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Shared & Service (シェアリング&サービス)

シェアリング&サービスは、自動車を個人で所有するのではなく、必要なときに必要なだけ利用するような生活スタイルのことを言います。

代表的な例がカーシェアリングで、専用アプリなどを利用して車両を予約し、短時間単位で借りて返却することができます。

所有にかかる車両代や維持管理費、駐車場代などのコストを抑えられるだけでなく、交通渋滞や駐車場不足の緩和に寄与することも期待できます。過疎地域や都市部でも、移動手段を確保する有効な手段となりえます。

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Electric (電動化)

電動化とは、ガソリンエンジンに代わって、モーターなどによる電気的な駆動システムを搭載した自動車の利用のことです。

代表的なものには、電気自動車 (EV、BEV)、ハイブリッド車 (HV、HEV)、プラグインハイブリッド車 (PHV、PHEV)、燃料電池車 (FCV、FCEV) などがあります。

ガソリン車と比べて排出ガスが少なく、環境負荷の低減につなげられることが最大のメリットです。
化石燃料や石油資源への依存度を下げ、エネルギー政策における安定性の向上にも役立ちます。

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CASEのメリット

「これが未来や」

CASEの進展によって、私たちの移動はより安全で、より快適に、そして環境に優しいものになるでしょう。移動中の渋滞や事故の心配が軽減され、環境負荷も減ることは大きなメリットです。

また、自動運転やシェアリングなどの進展は、自動車という製品自体のあり方、さらには移動にかかるサービス全般のビジネスモデルを根本から変える可能性を秘めています。

そして、MaaS (Mobility as a Service) という概念が今後ますます重要性を増すと予想されます。

MaaSとは、タクシーやバス、鉄道、カーシェア、自転車シェアリングなど多様な交通手段を、IT技術を駆使して一つのサービス基盤としてシームレスに提供しようとする考え方です。

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CASEのデメリット

デメリットはゆっくり考えてみた

CASEはモビリティ社会の実現のための自動車業界の未来を担う技術革新ですが、一方でによって、いくつかのデメリットも存在します。

技術面での課題

以下のようなことが、技術的に可能なのか、機械任せで良いのかということが議論されています。

  • 自動運転技術の安全性確保
  • サイバーセキュリティ対策
  • コネクテッド技術による情報漏洩リスク

また、EVの充電インフラ整備もまだまだ充分とは言えない状況です。

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社会への影響

CASEの進歩により、社会的な影響を及ぼすことも懸念されています。

  • 雇用喪失:自動運転技術の普及により、タクシー運転手やトラック運転手などの職業がなくなる可能性
  • 交通弱者の移動手段確保
  • 倫理的な問題:自動運転車の事故責任の所在

経済的な課題

経済面では、主に開発コストから以下のコストが心配されています。

  • CASE技術の開発コスト
  • 車両価格の高騰
  • インフラ整備コスト

また、他にも以下のような声も上がっています。

  • 車の楽しみや所有する喜びがなくなる
  • 人間の運転技術が低下する

これらのデメリットと向き合うためには、技術開発の進展と同時に、社会制度や倫理的な問題についても議論していく必要があります。

CASEのメリットとデメリットを比較

メリデメはしっかりと考える

CASEには多くのメリットとデメリットがありますが、最終的には社会全体でメリットの方が大きいと判断されれば普及していくでしょう。

CASEのメリットとデメリットを比較検討し、より良い未来に向けて議論していくことが重要です。

モビリティ社会の実現に向けて

CASE技術は現在、世界中の自動車メーカーやIT企業が開発を進めており、今後ますます進化していくことが予想されます。

2030年代には、自動運転レベル4の車が実用化され、カーシェアやMaaSが普及していくと見込まれています。

また、EVの普及も加速し、2050年には世界の新車販売台数の半数以上がEVになると予測されています。CASEの進化により、私たちの移動はより安全で快適、そして便利なものになるでしょう。

一方で、CASE技術の普及に伴い、雇用喪失や交通弱者の移動手段確保など、様々な社会的な課題も発生することが予想されます。

このような課題を克服するためには、技術開発と社会制度の整備を同時に進めていく必要があります。

関連記事:モビリティ社会への課題とは?事例や現状をわかりやすく解説

まとめ

CASEに向けた自動車業界の取り組みは、関連する他産業にも大きな影響を及ぼしています。

半導体やセンサー、通信、ソフトウェア、サービスなど、多くの技術分野や企業がCASEという潮流に関わることで、さらなるイノベーションの加速に期待がかかります。

CASEの推進には、法整備やインフラ整備、そして消費者側の意識の変化も欠かせません。

自動車業界のみならず、社会全体でこの変革に取り組んでいくことが重要となります。

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