富士スピードウェイの概要やコース、開催されるイベントなどをご紹介!
静岡県にある富士スピードウェイは、日本で初めてF1世界選手権が開催されたサーキットです。
近年、富士スピードウェイでは、F1に負けず劣らずのさまざまなレースが開催されています。
今回は富士スピードウェイの概要やコース情報、開催されるレースなど、富士スピードウェイの魅力についてご紹介します。
一般の人でも富士スピードウェイを楽しめるイベントについても触れるので、興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
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INDEX
富士スピードウェイの概要
静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイは1966年に開業し、50年を超える歴史のあるサーキットです。
2005年4月にはレーシングコースが、国際自動車連盟(FIA)が定めるサーキット規格「グレード1」を取得し、さまざまなカテゴリーのサーキット競技の開催が可能となりました。
1967年に富士スピードウェイで開催された「第1回富士24時間耐久自動車レース」は、日本で初めてとなる24時間レースです。
1976年には「F1選手権イン・ジャパン」が日本初となるF1公式戦として開催されました。
その他、F1選手権最終戦となる「日本グランプリ」や「F1世界選手権日本グランプリ」が開催されました。
富士スピードウェイの5つのコース
富士スピードウェイには、国際自動車連盟サーキット規格「グレード1」を取得したレーシングコースをはじめ、ショートサーキット、マルチパーパスドライビングコース、ジムカーナコース、カートコースの全5種類があります。
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レーシングコース
レーシングコースは全長4,563km、コース幅15~25m、コーナー数16となっており、特に注目すべきポイントは1,475mのメインストレートです。
さらに、長いメインストレートの先にあるTGRコーナー(第一コーナー)は、ドライバー同士の駆け引きを楽しめる観戦スポットになっています。
ショートサーキット
ショートサーキットでは、18パターンものコースレイアウトが設定可能です。
全長810m~920m、コース幅10m~12m、コーナー数はコースレイアウトによって異なります。
なお、ショートサーキット設計の監修者は、ル・マン24時間耐久レースを日本人で初めて制覇した関谷正徳氏です。
マルチパーパスドライビングコース
マルチパーパスドライビングコースは、かつてドリフトコースという名称で親しまれていました。
コース概要は全長629.8m×699.5m、コース幅8m、メインストレート240mです。
タイトコーナーと高速コーナーを組み合わせたレイアウトのため、ドリフト走行のトレーニングやドライビングスクールに活用されています。
なお、マルチパーパスドライビングコースの監修・設計に携わったのは、元レーシングドライバーでドリフトキングの土屋圭市氏です。
ジムカーナコース
縦横78m×150mの広さを備えるジムカーナコースは、パイロンを自由に設定してレイアウトできるコースです。
ジムカーナとは、日常的に運転している車でモータースポーツを楽しめる競技であり、モータースポーツの登竜門といわれています。
カートコース
富士スピードウェイが誇る4,563kmの国際レーシングコースを、コンパクトにしたようなレイアウトのコースです。
カートコースには全長520mの「レーシングコース」と、全長200mの「ショートコース」があります。ショートコースでは、子どものトレーニング走行も可能です。
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富士スピードウェイで開催されるレース
続いては、富士スピードウェイで開催される主なレースをご紹介します。
FIA World Endurance Championship
略称WECと呼ばれるFIA World Endurance Championship(FIA世界耐久選手権)は、国際自動車連盟のFIAと、フランス西部自動車クラブのACOが運営するレースです。
各レースで設定された時間(6~24時間)の中、走行し続けます。
2023年シーズンは全7戦開催される予定で、富士スピードウェイでは2023年9月8日~10日の3日間で開催されます。
AUTOBACS SUPER GT
国内自動車メーカーだけでなく、海外自動車メーカーも参戦しているモータースポーツであり、国内ツーリングカーレースの最高峰とされているのがAUTOBACS SUPER GTです。
AUTOBACS SUPER GT 2023年シーズンは全8戦が予定されており、富士スピードウェイでは全2戦開催される予定となっています。
富士スピードウェイでの1戦目は、2023年5月3日~4日に開催されました。
2戦目は2023年8月5日~6日に開催予定です。
全日本スーパーフォーミュラ選手権
アジア圏の最高峰に位置づけられている全日本スーパーフォーミュラ選手権は、約50年の歴史があるフォーミュラカーレースです。
全日本スーパーフォーミュラ選手権の2023年シーズンは全9戦(7大会)で、富士スピードウェイでは全3戦が開催されます。
第1~2戦は2023年4月8日・9日にすでに開催されており、次回は2023年7月15日~16日に第6戦が開催予定です。
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富士スピードウェイでは一般の人でも走行可能
サーキット走行が可能なライセンスを取得していない一般の人でも、富士スピードウェイを走行できる機会があります。
体験走行
富士スピードウェイの「体験走行」は、数多くのプロドライバーがしのぎを削っている国際レーシングコースを、自分の車で走行することができるプログラムです。
ヘルメットやライセンスが不要で、普段着で参加できます。
また、普段運転している車以外の車で富士スピードウェイを走行したい人や、自分の車で富士スピードウェイまで行けない人は、トヨタ車をレンタルして体験走行することが可能です。
なお体験走行では、前方を走っている参加車の追い越しは禁止されています。
富士スピードウェイのペースカーが先導するため、サーキット走行が初めての人でも安心して参加できるでしょう。
走行会
富士スピードウェイではチューニングショップやカーショップ、イベント企画会社などが主催する「走行会」が行われています。
なお、走行会ごとに会場となるコースや走行会の目的、参加条件、参加費が異なります。
富士スピードウェイの公式サイトや、主催企業の公式サイトなどに概要が掲載されているため、参加を希望する人は事前に詳細を確認することをおすすめします。
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まとめ
今回は、富士スピードウェイの概要やコース情報、開催されるレースなどをご紹介しました。
静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイは、半世紀を超える歴史を持つサーキットです。
全5種類のコースを保有しており、多くのレースが開催されています。
また、サーキット走行が可能となるライセンスを取得していない一般の人でも参加できる、体験走行や走行会なども開催されています。
レースや体験走行に興味のある人は、富士スピードウェイに足を運んでみてはいかがでしょうか。