トヨタのスポーツカー GR一覧!9車種全てのグレードと価格を紹介!
トヨタのスポーツモデルである「GR」シリーズをご存知でしょうか。
「GR」シリーズは、モータースポーツの走行性能を追求し、エクステリアやインテリア面での機能美も兼ね備えたモデルです。
今回は11車種のGRを全て紹介しますので、ぜひご覧になってください。
モータースポーツに興味を持つだけでなく、実際に乗ってみたり触れてみたくなっていただけたら幸いです。
関連記事:トヨタのスポーツカー「GR」シリーズを徹底解説!前身Gsとの違いとは?
INDEX
トヨタのモータースポーツ
トヨタの車が良いとされている理由の1つに、トヨタのモータースポーツ活動への貢献が挙げられます。
その歴史は60年に渡り受け継がれており、世界のモータースポーツの様々なカテゴリーに参戦し、極限状況で獲得してきた多大な戦果が、車を製造する礎となっているのです。
2023年5月には、豊田章男会長が自ら水素を燃料としたカローラに乗り、富士スピードウェイでの24時間レースに挑みました。
会長となった今でも、現役ドライバーとしてステアリングを握り、自分自身の車づくりに対するセンサーを持っているのです。
このように、モータースポーツと関連が深いトヨタが打ち出したのが「GR」シリーズです。
関連記事:トヨタのスポーツカーおすすめ一覧!人気GRシリーズについて徹底解説!
GRシリーズのラインナップ
GRシリーズには、GR SPORT、GR、GRMNの3つのグレードがあります。
GRMNが最上級グレードです。
それぞれ一覧で紹介していきますのでぜひご覧ください(価格は税込)。
GR SPORT
コペン GR SPORT
コペン GR SPORTは、そのコンパクトなボディサイズと軽量な車重により、優れたハンドリングと加速性能を実現しました。
最小回転半径4.6mでコーナリングに優れており、軽自動車の規格に収まっているところが他のGRシリーズと一線を画しています。
グレードと価格は以下の通りです。
- 7速スーパーアクティブシフト付CVT(2WD):2,382,200円
- 5MT(2WD):2,437,200円
アクア GR SPORT
アクアは、標準モデルがすでに本体価格車両の安さ、燃費性能の良さ、小回りの効き、走行性能の高さからかなり使いやすいコンパクトカーです。
その性能の良さはスポーツモデルになっても失われることがなく、WLTCモードカタログ燃費29.3km/Lと、これまたスポーツカーとは思えない燃費性能を持っています。
グレードは1つのみで価格は2,595,000円と良心的な所は全く変わりなく、そのままスポーツモデルになった感じです。
ヤリスクロス GR SPORT
ヤリスクロス GR SPORTは、全長4,185mm×全幅1,765mm×全高1,580mmと大型ながら、専用のサスペンションとパワートレーン、電動パワーステアリング制御などの装備により、運転のレスポンスの良さを実現しました。
スポーツカーとしての機能美とSUVとしての機能美を併せ持った車です。
グレードと価格は以下の通りです。
- GR SPORT 電気式無段変速機(ハイブリッド2WD):2,954,000円
- GR SPORT Direct Shift-CVT(ガソリン2WD):2,571,000円
ハイラックス GR SPORT
ピックアップトラックであるハイラックスにもスポーツモデルが存在します。
走行性能を上げながらも収納スペースや力強さはキープしており、スポーツカーながらもオフロード走行もできる二面性を実現しました。
グレードは1つのみで、ディーゼルエンジンを搭載しており、価格は4,312,000円です。
関連記事:ハイラックスGR SPORTの内外装の特徴や走行性能について徹底解説
ランドクルーザー 300 GR SPORT
大型クロスカントリーSUVのランドクルーザーも300系はスポーツカーモデルとして継続販売となりました。
元々がどんな過酷な路面状態でも走れることに重点を置いた車なのでレーシングコースも走れます。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンのモデルがあり、ガソリンエンジンのモデルは7人で乗ることが可能です。
グレードと価格は以下の通りです。
- GR SPORT Direct Shift-10AT 4WD 3.3L ディーゼル:8,000,000円
- GR SPORT Direct Shift-10AT 4WD 3.5L ガソリン:7,700,000円
GR
GR SPORTよりワングレード高いモデルとなります。
GR SPORTとの違いとしては、ボディだけではなく駆動系にまでチューニングが施されている点が挙げられます。
GR カローラ
水素エンジンで24時間耐久レースに参戦したことで話題になりました。GRカローラは、モータースポーツから逆算されて設計された車と言えるでしょう。
2022年12月には限定で「モリゾウエディション」が販売されたりとGRの代表格とも言える車です。
グレードも1グレードのみの展開となっており、価格は5,250,000円です。
GR 86
「走る」ことに重点を置いた86ですが、GRシリーズで復活をしています。
FR(前輪駆動)を全てのグレードで採用しているなど、まさに「走り」を追求した車で、従来の86ファンの期待に応えた車と言えるでしょう。
86と聞くと高くなってそうなイメージですが実は意外とお手頃な価格です。
- RZ 6AT:3,616,000円
- RZ 6MT:3,518,000円
- SZ 6AT:3,293,000円
- SZ 6MT:3,195,000円
- RC 6MT:2,936,000円
現行車両以外にも、期間限定モデルが多数存在していました。
GR ヤリス
ヤリスクロスはGR SPORTで出されていました。
ヤリスはより洗練されたスポーツモデルであるGRでのリリースとなります。
2024年1月にはGRヤリス RZ“High performance・Sébastien Ogier Edition”の発表もありました。
グレードと価格は以下の通りです。
- RZ“High performance”(8AT・4WD):5,330,000円
- RZ“High performance”(6MT・4WD):4,980,000円
- RZ(8AT・4WD):4,830,000円
- RZ(6MT・4WD):4,480,000円
- RC(8AT・4WD):3,840,000円
- RC(6MT・4WD):3,490,000円
スープラ
確固たるスープラブランドとGRのスポーツブランドで相乗効果を生んでいます。
まさに走りの美学を感じます。
2024年8月にはGR Supra GT4 EVO2モデルの発売が発表されました。
グレードと価格は以下の通りです。
- RZ(6MT):7,313,000円
- RZ(8AT):7,313,000円
- SZ-R(8AT):6,013,000円
- SZ(8AT):4,995,000円
新車購入できないモデル
ここからは、販売終了となったり、販売自体されていないものの人気や話題性のあったモデルを紹介します。
GRMN ヤリス
スポーツブランドの頂点に立ったモデルがGRMNヤリスです。
ドライバー一人一人に合わせたセッティング、ドライバーファーストとも言えるその性能は安全かつタイムを出せる「対話のできる車」を目指し設計されました。
GRMNヤリスは、直列3気筒インタークーラーターボエンジンを採用し、6速マニュアルであるiMTを採用しています。
最高級の走りを求める方に一押しの車です。
関連記事:GRMNヤリスとは?スペックや価格、パッケージなどを徹底解説!
C-HR GR SPORT
コンパクトSUVであるC-HRもGRシリーズに入っています。
SUVの力強さを残しつつもスポーティなデザインに仕上がりました。
ハイブリッドモデルであるS“GR”SPORTはWLTCモードのカタログ燃費が25.0km/LとスポーツカーともSUVとも思えない好成績をおさめていましたが、C-HR自体が販売終了となってしまいました。
関連記事:C-HR GR SPORTの内外装の特徴
GR プリウス(Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition)
2023年6月、ル・マン24時間レース100周年大会Manufacturers’ Villageにおいて、日本政府観光局、マツダ株式会社と共に「Japan. Endless Discovery.」を出展し、ル・マンへの感謝の意を込めて披露されたコンセプトカーが“Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition”です。
モータースポーツを起点とした車の開発の取り組みを通じて、サスティナブルなモビリティ社会の実現に向けた技術開発を続けていくことへのメッセージにもなっています。
まとめ
今回は、トヨタのGRシリーズを紹介してきました。
GRシリーズはモータースポーツに強いだけでなく、GR センチュリーの構想があったり、GR プリウスを通じてこれからの社会への取り組みを決意表明するなど、トヨタにとってスポーツブランドに終わらない立ち位置を築いています。
そのようなGRシリーズを、体験してみてはいかがでしょうか。
画像出典元:トヨタ自動車株式会社