違法駐車に遭遇した場合の通報先や対策法について解説!
生活しているなかで、違法駐車を見かけた経験が一度はあるのではないでしょうか。
通報する際に、どこに連絡すればよいのか戸惑うこともあるでしょう。
この記事では、違法駐車を見かけた際にどのように通報すればよいかを解説します。
自身が契約している場所に違法駐車されないための対策も紹介するため、お困りの人は参考にしてください。
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違法駐車された場合にはどこに連絡すればよい?
違法駐車を見つけた場合には「どこに通報すればよいのか」を把握しておけば、すぐに対応できるでしょう。
早く通報することで早期解消につながる可能性があります。
ここからは、違法駐車を見つけた際にどこに通報すればよいのか解説するため、気になる人は参考にしてください。
管理会社
違法駐車されている場所が月極駐車場内である場合は、管理会社へ連絡します。
月極駐車場とは、駐車を希望する人が月額料金を支払うことで利用できる駐車場のことです。
契約者以外が駐車することは違法行為となります。
月極駐車場内で違法駐車があった場合は、貸主である管理会社に判断を仰ぎましょう。
最寄りの交番
通報先の一つとして、最寄りの交番も対応してくれます。
最寄りの交番を探す方法は「該当地域」「交番」と調べるとよいでしょう。
ただし、パトロールに出ていれば電話がつながらない可能性もあります。
そのため、証拠として写真を撮っておくとよいでしょう。
警察署
警察署に通報することも有効といえます。
最寄りの交番に警察官が不在の場合は、管轄の警察署へ連絡しましょう。
警察署の電話番号がわからない場合は「該当地域」「警察署」と検索すれば調べられます。
110番
違法駐車によって大きな事故につながる危険性がある場合は、110番に通報しましょう。
緊急時に利用する110番は、危険性が高いと判断する場合のみ、利用することが望ましいです。
例えば「大規模な渋滞を引き起こしている」「重大な危険性を伴う」場合は緊急性が高いと判断し110番を利用しましょう。
通報する際のポイント
ここからは、実際に通報する際のポイントについて解説します。
通報先の担当者には、以下の内容を必ず伝えましょう。
・違法駐車されている住所
・違法駐車されている場所の目印
・車の状況
・車種
・車番
・車の色
・通報者の名前と連絡先
少なくとも「違法駐車の場所」「車の情報」「通報者の情報」は簡潔に伝える必要があります。
どのような場面で違法駐車を通報する?
どのような場面に遭遇した場合に、通報すればよいのでしょうか。
以下では、それぞれの場面について解説します。通報するか迷った場合の解決策も紹介するため、参考にしてください。
自身に被害がある場合
月極駐車場の契約をしている場所や駐車場の出入り口など、自身が車を利用するうえで被害があると判断した場合は通報しましょう。
なお、警察に通報したからといって個人情報が違反者に開示されることはありません。
第三者が困ると予想される場合
道幅の狭い道路や駐車を禁止されている場所などで違法駐車している場合は、自身も含め第三者も困ると予想されます。
この場合は、迷わず通報しましょう。
通報しても警察が到着するまで待つ必要はないため、時間がかかることはありません。
公道に違法駐車している場合
公道の駐車禁止区域などに違法駐車している場合は、事故につながる危険性もあるため速やかに通報しましょう。
私有地の場合は警察が取り締まることはできませんが、公道であれば対応してもらえるます。
通報するか迷ったら
違法駐車を通報するか迷う場合は、警察相談ダイヤルへ電話しましょう。
警察相談ダイヤルは「#9110」です。
違法駐車をしている車両がいることを伝え、どのように対応すればよいかを確認できます。
違法駐車をされないための対策
自身が契約している土地に違法駐車されないためには、以下の3つの対策を講じる必要があります。
・カラーコーンを置いておく
・無断駐車禁止などの張り紙や看板を置く
・防犯カメラを設置する
以下ではそれぞれの対策法について詳しく解説します。
カラーコーンを置く
月極駐車場や自宅駐車場などにカラーコーンを置くことで、違法駐車を防げるでしょう。
ただし、風が強いとカラーコーンが飛ばされてしまうため、重りを敷くといった対応が求められます。
無断駐車禁止などの張り紙や看板を置く
無断駐車禁止などの張り紙や看板を置くことも有効な方法です。
事前許可なしで張り紙を貼ればトラブルにつながる可能性があるため、管理人や管理会社がいる駐車場の場合は、事前に確認しておきましょう。
一方で、私有地の場合は、事前に許可を取る必要がありません。
張り紙や看板を設置することで違法駐車を防げるでしょう。
防犯カメラを設置する
私有地であれば、防犯カメラを設置することも可能です。
防犯カメラの設置は、違法駐車の対策のほかに、トラブルが発生したときの証明にも活用できます。
そのため、違法駐車以外のトラブルを防ぐことにもつながるでしょう。
防犯カメラを設置するだけでなく「防犯カメラ作動中」といったステッカーを貼ることで、カメラがついていることをアピールできます。
しかし、防犯カメラの設置には費用がかかるため、予算を考慮したうえで検討するようにしましょう。
違法駐車をされたときにやってはいけないこと
違法駐車をされたときには、やってはいけないこともあります。
後々大きなトラブルに発展する可能性もあるため、未然にふせぐためにも事前に把握しておきましょう。
勝手にレッカー移動させる
違法駐車をされている場合でも、勝手にレッカー移動することはやめましょう。
民法において「自力救済禁止の原則」に反してしまう可能性があります。早急に外出しないといけない場合でも、通報先の判断を仰ぐことが大切です。
車に嫌がらせ行為をする
車に嫌がらせ行為をすることもやってはいけません。
嫌がらせ行為には、タイヤロックや進行を妨げるように駐車するなどが当てはまります。
場合によっては、違反者から訴えられる可能性もあるでしょう。
張り紙を貼る
張り紙を貼ることも、やってはいけない行為として挙げられます。
張り紙を貼る行為自体は問題ないですが、車にテープの跡が残る場合や傷がついてしまうと器物損壊となり、訴えられる可能性があるでしょう。
余計なトラブルに発展しないためにも、張り紙ではなく通報を行うことが大切です。
罰金の記載をする
罰金の記載をすることもやってはいけない行為に該当します。
違法駐車の場所が私有地の場合でも、オーナーに罰金を請求する権利はありません。
警告として、張り紙やステッカーを貼ること自体は問題ありませんが、実際に罰金を請求すると、恐喝罪に該当する可能性があります。
大きなトラブルに発展しないためにも、警察などの通報先へ相談しましょう。
まとめ
今回は、違法駐車に遭遇した場合の通報先や方法について解説してきました。
通報先は管理会社や警察など、さまざまな場所で対応してくれます。
通報先に困った場合は、警察署相談ダイヤルへ電話し判断を仰ぐようにしましょう。
自身の判断でレッカー移動を行うと、法律違反となる可能性があります。
違法駐車を見つけた場合は、自ら対応するのではなく、警察や管理会社へ通報しましょう。