内装にこだわったキャンピングカーを紹介!購入時にチェックすべきポイントも解説
キャンピングカーとは宿泊設備の整った車両です。
内装は車両の大きさによってさまざまなレイアウトを施すことができ、車中泊で数日の旅を楽しむといった用途で利用されているほか、スポーツや登山などのベースキャンプとしても利用可能です。
この記事ではキャンピングカーにおける内装の特徴やおすすめの車両などを解説します。
購入時のチェックすべきポイントに関しても紹介するため、キャンピングカーの購入を検討している方はこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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キャンピングカーの概要
キャンピングカーとは一般車両を宿泊できるよう改造した自動車です。車両の形状によっていくつかの種類に分けられ、それぞれ特有の特徴があります。
ここではキャンピングカーの特徴や種類、主要装備について解説します。
キャンピングカーの特徴
キャンピングカーはベースとなる車両が軽自動車から大型車まであり、利用目的によって選択肢が幅広い点が特徴です。価格も車両の大きさや内装の装備によって数百万円程度から数千万円以上するものまでと、幅広く設定されています。
特に重要視されているのは居住空間である内装の装備であり、用途に合わせてオプションによる取り付けも可能です。また、キャンピングカーは数日間の旅やベースキャンプとしての利用のほか、災害時の避難施設としても大きく注目されています。
キャンピングカーの種類
キャンピングカーにはいくつかの種類がありますが、もっとも人気が高いのはバンコン型です。
バンなどのワンボックスカーをベースに改造したものであり、キャンピングカーの中でも取り回しが良く、一般駐車場に駐車可能である点も魅力といえます。
そのほかキャブコン型というトラックを改造した種類のキャンピングカーもあり、バンコン型よりも室内スペースが広い点が魅力です。
また、近年人気が高い傾向にある軽キャンピングカーや豪華さを求めたフルコン、バスコンやキャンプトレーラーなどの大型キャンピングカーなどが挙げられます。
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キャンピングカーの主要装備
人気が高い主要装備として、くつろぎ空間を実現するソファやベッド、料理を楽しめるキッチンや冷蔵庫などが挙げられます。装備されていると便利なものとしては、シャワーやトイレなどが挙げられ、快適さを求めるうえでは重要な装備品だといえるでしょう。
ただし、トイレの設備に関しては女性や子供連れの場合には重宝しますが、スペースの確保や後始末の問題があるため、設置しないケースが多い傾向にあります。
そのほか利便性の高い装備品としては、冬場には欠かせないヒーターや電源確保のための太陽光パネルなどが挙げられます。
内装にもこだわった人気のキャンピングカー4選
ここでは、キャンピングカーの中でも人気の高いバンコンとキャブコンにおけるおすすめの車両や内装、魅了のポイントを解説します。
バンコン型 ハウベル
ハウベルはトヨタのハイエースをベース車としたバンコン型キャンピングカーです。
バンコン型のなかでも人気が高く、シンプルで上質なインテリアを装備した内装が特徴です。
引き出し式のシンクには折り畳みの調理台が設置されており、キッチンを広々と利用することができます。
また、40Lの冷蔵庫が標準装備されているという点からも、キッチン周りの装備は特に好評であり、人気の高い理由のひとつになっています。
バンコン型 ヴォーノ
ヴォーノは「リビングを持ち歩く」というコンセプトのもと、トヨタのハイエースをベース車としたバンコン型キャンピングカーです。ゆったりとくつろげるL字型ソファをはじめ、奥行きのあるキッチンやラウンドデザインで統一された家具など、まるで家のリビングで過ごしているかのような居住空間を実現しています。また、家具類を後方に集めることによりフロアスペースを広く確保してある点も特徴的です。
キャブコン型 TOM200
キャブコン型で人気の高いTOM200はトヨタのハイエース標準ボディをベース車としたキャンピングカーです。対面4人でテーブルを囲めるダイネットスペースを兼ね備え、折り畳み式の2段ベッドやルーフ部分のスライド式のベッドなどが標準装備されており、大人数での利用に最適な仕様となっています。
スライド式のベッド部分の張り出しがないため、外観もスタイリッシュで美しい仕上がりです。
キャブコン型 リバティ52DB
リバティ52DBはトヨタのカムロードをベース車としたキャブコン型キャンピングカーです。
初期のモデルから室内の基本レイアウトはほとんど変わらないものの、現代でも販売し続けている人気モデルです。
室内は明るい色合いでデザインされ、前方は使い勝手の良いスペースが広がり、後方はベッドスペースというキャブコン定番のスタイルです。そのほか装備も充実しているためバンコンからの乗り換えや初心者におすすめキャンピングカーです。
購入時に必ずチェックすべきポイント
キャンピングカーにはさまざまな種類がありますが、購入の際はポイントを意識することで、自身に適したものを選ぶことができます。ここでは、キャンピングカーの購入時に必ず確認するべきポイントを解説します。
清潔さ
キャンピングカーは中古で購入する人も多い傾向にありますが、中古車を検討する場合に必ずチェックすべき点は清潔感です。
特に長期保管されていた車両については水回りのチェックが重要であり、水タンクが長期間手入れされておらず、水垢やカビが発生しているケースも考えられます。
また、シート下や床下などの見えにくい部分もライトを当てるなどして傷や汚れの程度をしっかり確認しておくことが重要です。販売店で購入する場合は、業者の管理体制に問題がないか事前に確認し、購入してからトラブルに発展することのないよう十分に注意しましょう。
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安全性
キャンピングカーは一般車両と比較して重量があるうえに重心が高く、不安定になりやすいため安全性には十分気を配る必要があります。
陸運局による厳正な検査を受けて販売されている車両については特に問題ありませんが、自作でリフォームを繰り返している車両などを個人的に購入する場合は安全性に注意が必要です。
装備品を付け足すことで重量が増えたり、左右のバランスが悪くなったりすることで、さらに不安定な状態で走行する危険性があるため、検査をクリアしている車両を選ぶ必要があります。
寝る場所と収納場所の確保
キャンピングカーを選ぶ際はベッドスペースや収納スペースの確保が重要です。旅行期間にもよりますが、何日も狭く窮屈な空間での就寝は開放感どころか逆にストレスが溜まり、健康状態にも影響を与えかねません。
そのため利用人数に対して対応可能なベッド数を確保できるキャンピングカーを選ぶ必要があります。また、収納スペースにおいても利用人数や目的に沿った荷物の収納に対応するスペースがあるかの確認を行い、できるだけ居住空間はスッキリさせておくことが最適です。
キャンピングカーがおすすめな人
アウトドアや旅行を大人数で楽しめるキャンピングカーですが、どのような人におすすめなのでしょうか。
ここでは、キャンピングカーをおすすめしたい人について解説します。
旅行スケジュールを自由に組み立てたい人
旅先でのスケジュールを自由に組み立てることができるのは、キャンピングカーを利用するうえで大きな魅力といえます。
旅館やホテルに宿泊する場合はチェックイン、チェックアウトの時間帯もスケジュールに組み込まなければならないものの、車中泊であれば自身の思うままにスケジュールを組み立て、急な変更も可能です。
ペット連れで旅行に行きたい人
キャンピングカーでの旅行であればペットを連れて行くことも可能です。
ペットを飼っている人が旅行を考える際に、多くの人がペットの預け先や旅行期間中の健康問題に向き合うことになりますが、キャンピングカーでの移動や宿泊であればペットの問題は解決されます。
旅費を削減したい人
キャンピングカーを利用することで宿泊費や食費、交通費などを削減することが可能です。旅行プランを立てる際に旅館やホテルの宿泊費を調べる必要がなく、行きたい場所へ自由気ままに行けるという点がキャンピングカーの魅力といえます。
まとめ
キャンピングカーとは一般車両をベースに宿泊できるよう改造した車両です。軽自動車から大型トレーラーまで種類は豊富であり、ソロキャンプから大人数での旅まで楽しむことができます。
居住空間である内装は、利用目的に合わせて必要なものが装備されているかしっかり確認したうえで、足りないものはオプションで設置することも可能です。最適なキャンピングカーライフを楽しむためにも、自身の利用目的に合ったキャンピングカーを選ぶことが重要といえます。