ジムニーで車中泊は可能か?おすすめの理由や車中泊の注意点も解説
コンパクトで走行性能に優れているジムニーは、アウトドアが趣味の人から人気が高い軽自動車です。
ジムニーは車中泊をすることもできるため、キャンプや遠出をする際には活躍するでしょう。
この記事では、ジムニーが車中泊におすすめである理由や車中泊におすすめのアイテム、注意点について解説します。
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INDEX
ジムニーの概要
ここでは、ジムニーの特徴やグレードについて解説します。
スズキ|ジムニー
スズキが製造・販売しているジムニーは、走破性が高い軽自動車です。
初代ジムニーは1970年に発売され、現行モデルは2018年にモデルチェンジした4代目が販売されています。
初代ジムニーの発売から50年以上が経過していますが、人気は衰えていません。
メーカー | スズキ |
車名 | ジムニー |
ボディタイプ | 軽自動車 |
ドア数 | 3 |
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,725mm |
車両重量 | 1,040kg |
総排気量 | 658cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 40L |
駆動方式 | パートタイム4WD |
トランスミッション | 5MT |
カラー(全8種) | ・キネティックイエロー ・シフォンアイボリーメタリック ・ブリスクブルーメタリック ・ミディアムグレー ・ブルーイッシュブラックパール3 ・ジャングルグリーン ・シルキーシルバーメタリック ・ホワイト |
※参考元:スズキ公式サイト|ジムニー
※紹介グレードは「XL」
グレードは3種類
ジムニーのグレードは上位モデルXC、標準モデルXL、エントリーモデルXGの3種類から選べます。
グレードごとの装備に多少の違いがありますが、走行性能に違いはありません。
トランスミッションは4ATと5MTのどちらかを選択できます。
上位モデルのXCではモノトーンのボディカラーに加え、2トーンのボディカラーがメーカーオプションによって選択可能です。
また本革巻ステアリングホイールやLEDサイドターンランプがついたドアミラーなど、XCでのみ標準装備される装備もあるため、より自分好みに合わせた車にできるでしょう。
標準モデルのXLは、車内で快適に過ごすための装備が充実しているのが特徴です。
エントリーモデルのXGは、シンプルですが走行性能は他のモデルと変わらないため、購入費用を抑えたい人に適したグレードでしょう。
車中泊する際にジムニーをおすすめする理由
ここでは車中泊にジムニーがおすすめである理由を解説します。
車内空間が広い
ジムニーの荷室高は850mm、荷室開口幅は1,030mmとなっています。
車体はコンパクトですがスクエア形状のため、車内に広い空間が確保されているのが特徴です。
車中泊をする場合、キャンプであればキャンプ用品、釣りであれば釣り具など多くの荷物を載せるスペースと自身が眠るスペースを準備する必要があります。
ジムニーの広い車内空間であれば、車内に荷物を載せた状態で長時間過ごすことになっても、圧迫感が少なくリラックスできるでしょう。
シートアレンジでフルフラットにできる
ジムニーは、フロントシートを後方に倒してフルフラットにできます。
大人が1人で車中泊するには問題のない広さを確保できるでしょう。
またフルフラットにした状態でリヤシートを前方に倒すことも可能で、長さがある荷物も車内に載せることができます。
収納スペースを増やせる
ジムニーには、センターコンソールに2本分のペットボトルやスマートフォンを置くポケットがあります。
また、XCやXLグレードの荷室にはラゲッジボックスとツールボックスが標準装備されており、小物やツールなどを収納するのに便利でしょう。
さらに、ジムニーの車内空間の上部には比較的スペースがあるため、ネットを張れば頭上に収納スペースを作ることができます。
ジムニーで車中泊する際に活用できるアイテム
ここでは、ジムニーで車中泊をする際に活用できる4つのアイテムを紹介します。
マット
ジムニーはシートをすべて倒すことでフロアをフルフラットな状態にできますが、フロアの上に設置できるマットがあればより快適に車中泊できるでしょう。
寝心地を重視したい場合はクッション性のあるマットを選ぶことをおすすめします。
コンパクトに折りたためるマットであれば簡単に片付けられ、収納場所にも困りません。
ジムニーの車内に合う専用のマットも発売されているため、車中泊をする際には活用するとよいでしょう。
寝袋
冬場や肌寒い季節の社内は温度が下がりやすく、車中泊をしようと思っても寒くて快適に過ごせないケースもあるでしょう。
そういったケースに活躍するのが寝袋です。
寝袋は冬用や夏用、季節を問わず使用できるタイプなど様々な種類があります。
また、使用者の身長に合ったサイズも選ぶことが可能です。
さらに寝袋はコンパクトに収納でき、毛布や布団を用意するよりも場所をとらないため車中泊にはおすすめのアイテムでしょう
ライト・ランタン
車内の明るさを確保するために必要なのがライトやランタンです。
エンジンを切った状態でルームライトをつけっぱなしにすると、バッテリーが上がってしまう恐れがあるためライトかランタンを用意しましょう。
車中泊で使用するライトやランタンは、シーンに合わせて明るさの調節ができるタイプをおすすめします。
USBタイプであれば、スマートフォンからの給電も可能です。
防水タイプであれば、キャンプ用や登山用として使い回すことができるため便利でしょう。
サンシェード
サンシェードは日差しを遮って車内の温度上昇を抑える役割があります。
また、車中泊で使用する際は日差しを遮るほかに周囲からの目隠しとしても活用可能です。
冬場であれば社内の温度低下を防ぐこともできるため、季節や天気にかかわらず1枚用意しておくと安心です。
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ジムニーで車中泊する際の注意点
車中泊をする際にはいくつかの注意点があるため把握しておくことが大切です。
ここでは、ジムニーで車中泊をする際の注意点について解説します。
エンジンは忘れずに切る
車内でエンジンをかけたまま就寝してしまうと、アイドリング中のエンジン音が響いて周囲に迷惑をかける可能性があります。
騒音トラブルに発展しないよう、車中泊の際にはエンジンをつけないのがマナーです。
またエンジンをつけたままにしておくと、車内に排気ガスが充満して一酸化中毒になる恐れがあります。
積雪や風向きの変化などで排気ガスが逆流する可能性があるため、エンジンはつけずに車中泊を行いましょう。
車中泊可能か確認する
車中泊をする前に、車を停めている場所が車中泊を許可している場所であるかを確認する必要があります。
車中泊の可否は、施設の案内板や公式ホームページに記載されているケースが多いです。
たとえば、道の駅は休憩施設ですが宿泊施設ではないため、安全を守るために駐車場での車中泊が禁止されている場合があります。
中には車中泊を許可している道の駅もあるため、施設ごとのルールを確認してから車中泊を楽しみましょう。
こまめに水分を摂取する
同じ姿勢で狭い場所に長時間いると、足の血流が悪くなって血栓ができやすくなり、エコノミークラス症候群になりやすいといわれています。
エコノミークラス症候群にならないためには血流の滞りを防ぐ、水分を摂取するなどの対策が必要です。
車内で仮眠をとる際は水分を用意して、足を下げないようにしたり、数時間ごとに車の外に出て運動したり、ふくらはぎのマッサージをしたりしましょう。
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まとめ
ジムニーは車内空間が広く、シートアレンジでフルフラットにできるため、大人1人であれ車中泊が可能な車といえるでしょう。
また車中泊におすすめのアイテムを活用すれば、より快適に過ごせます。
状況や季節に合わせて事前に必要なアイテムを準備しておくとよいでしょう。
車中泊をする際は注意すべきルールやマナーがあります。
自身の安全や周囲の環境を考慮した上でプライバシーや安全対策を実施することが大切です。