軽自動車の白ナンバーはダサい?白ナンバーにするメリットを紹介

軽自動車は基本的に黄色ナンバーを付けています。しかし、黄色ナンバーではなく白ナンバーの軽自動車を見かけたことがある人もいるでしょう。

この記事では、軽自動車のナンバーを白ナンバーにする方法や白ナンバーのメリット・デメリット、そのほか見かける機会が少ないナンバープレートについて解説します。

関連記事:軽自動車のナンバープレートを黄色から白に変更できる?やり方や費用を解説!

関連記事:ナンバープレートにアルファベットが使われている理由とは?取得方法もご紹介

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ナンバープレートの色の種類

ナンバープレートの種類

ナンバープレートの色は、使用目的や使用車などで種類が異なり、主な色は白色、黄色、緑色、黒色です

ここでは、ナンバープレートの種類を色別に解説します。

白ナンバー

白ナンバーは自家用の普通乗用車と小型乗用車に装着されます。

また、自社の商品を運んだり移動したりを目的として会社で使用される商用車に装着されるのも、白ナンバーです。

白地に緑色の文字でナンバーが記載されており、普段見かける頻度が多いナンバープレートでしょう。

黄色ナンバー

黄色ナンバーは黄色の背景に黒色の文字でナンバーが記載されています。

主に自家用の軽自動車に装着されます。白ナンバーと同様に、軽自動車の商用車に装着されるのも黄色ナンバーです。

なお、白地のナンバーを付けている軽自動車もあります。

緑ナンバー

緑ナンバーが装着されるのは、事業用の普通自動車です。緑地に白色の文字でナンバーが記載されています。

事業用の自動車として挙げられるのが、バスやタクシー、トラックなどです。運賃が発生する普通自動車には緑ナンバーが付けられます。

黒ナンバー

黒ナンバーが装着されるのは、事業用の軽自動車です。黒地に黄色の文字でナンバーが記載されています。

軽貨物運送業で使用される軽トラックや軽バンなどに取り付けます。

軽自動車を白ナンバーにする方法とは

howto

軽自動車の中には、黄色ナンバーではなく白ナンバーを装着している車もあります。軽自動車を白ナンバーにする方法について気になる人もいるでしょう。

ここでは軽自動車のナンバープレートを、白ナンバーへ変更する方法を紹介します。

全国版もしくは地方版図柄入りナンバープレートを選ぶ

全国版図柄入りナンバープレートは、国土交通省が期間限定で交付するナンバープレートです。全国47都道府県の県花があしらわれた全国統一デザインで、日本中どこからでも申請が可能です。

全国版の交付期限は2027年4月30日までとなっており、交付期限終了後は全国版図柄入りナンバープレートを選択することはできません。

また、地方版図柄入りナンバープレートも国土交通省によって交付されているナンバープレートです。地域振興や観光振興を目的としており、交付期間に期限はありません。

地方版図柄入りナンバープレートは、地域ごとに観光資源や風景などがデザインされているのが特徴で、使用の本拠地のナンバープレートのみ申請できます

なお、図柄入りナンバープレートは、事業用登録車は緑色、自家用軽自動車は黄色の枠取りがされています。

図柄入りナンバープレートの申し込み方法

全国版・地方版どちらも図柄ナンバー申込サービスまたはお住まいの地域の予約センターから申し込みが可能です。ディーラーや整備工場で対応してくれることもあります。

全国版・地方版どちらも、申し込みの際に寄付をするとフルカラー版が、寄付をしない場合はモノトーン版が交付されます。

イベントに合わせて展開されるナンバープレートを選択する

イベントの開催を記念して特別仕様のナンバープレートが交付されることもあります。直近に交付されたのは、2020年に開催された東京オリンピック・パラリンピックや2019年に開催されたラグビーワールドカップです。

なお、現在申し込み可能なイベント開催記念のナンバープレートは、2025年に開催される「大阪・関西万博」のナンバープレートで、交付は2025年12月26日までとなっています。

白ナンバーはダサくない!白ナンバーにするさまざまなメリットとは

メリット

白ナンバーの軽自動車が増えていますが、「ダサいと思われるのではないか」と不安に思う人もいるでしょう。

しかし、白ナンバーにするメリットはさまざまあります。ここでは、軽自動車のナンバープレートを、黄色ナンバーから白ナンバーに変えるメリットについて開設します。

ボディカラーになじみやすい

黄色は白に比べると主張が強い色であるため、ボディカラーと合わない場合があるでしょう。白ナンバーであれば主張が少なく、どのようなボディカラーにもなじみやすい点がメリットです。

また、車の色を白で統一させたいと考える人は、白ナンバーに変更することで統一感が出て満足できるでしょう。

思い出のひとつになる

イベント開催記念の特別仕様の白ナンバーは期間限定で交付されるため貴重なものです。

たとえばオリンピック特別仕様ナンバープレートは、次回の日本でのオリンピックの開催はいつになるか分からないため、思い出のひとつになるでしょう。

ナンバープレートの使用終了後は、不正使用防止のためにナンバープレートに穴をあけて、記念に所持することもできます。記念所蔵と呼ばれるものです。詳細はお住まいの地域の予約センターにお問い合わせください。

寄付金を支払うことで地域やイベントに貢献できる

図柄入りナンバープレートを取得する際に寄付金を支払うと、自動車事故の防止に関する活動や地域の振興にその寄付金が活用されます。

図柄入りナンバープレートへ変更するという行為が、地元への貢献につながるという点もメリットです。

また、イベント開催記念のナンバープレートであれば、寄付金によってそのイベントを支援できます。

軽自動車を白ナンバーにするデメリット

注意点

黄色ナンバーを白ナンバーにするのは、メリットと同時にデメリットもあるため、事前に把握しておくことが大切です。

ここでは、軽自動車を白ナンバーにするデメリットを解説します。

取得に時間がかかる

ナンバープレートの取得は即日交付が一般的です。しかし、特別仕様のナンバープレートや図柄入りのナンバープレートは、取得までに2週間程度かかります

軽自動車を購入してすぐに白ナンバーにしたいと考えている人にとっては、デメリットになるでしょう。

料金が発生する

軽自動車を白ナンバーにするには交付料金がかかります。地域やナンバープレートの種類によって料金は異なりますが、前後2枚セットの中版で7,000〜9,000円程度となります。

出費を抑えたい人にとっては、料金がかかる点がデメリットになるでしょう。

耐久性が弱い

普通自動車に付けられている通常の白ナンバーは剥がれにくい塗装が施されています。

しかし、全国・地方版の図柄入りや特別仕様の白ナンバーは、コーティングが樹脂のため、耐久性が通常のものより弱いとされているのが特徴です。

経年劣化などで早めに塗装が剥がれる可能性があるでしょう。

見かける機会が少ないナンバープレート

自衛隊災害派遣車両

白ナンバーや黄色ナンバー以外にも特殊なナンバープレートがあります。

ここでは、見かける機会が少ないナンバープレートを紹介します。

青ナンバー(外交官車両)

青地に白またはその反対色のナンバープレートは外交官車両です。

「外(外交官)」、「代(代表部)」、「領(領事団)」という漢字と、国ごとに割り振られた4桁から5桁の数字が記載されています。

これらの車両は不可侵権や治外法権が認められているのが特徴です。

自衛隊車両

自衛隊車両は白地に6桁の数字のみの記載がされたナンバープレートで、一般的な車両とは異なります。

記載された最初の2桁の数字は職種の分類番号となっており、以下の4桁の数字は特に意味はなく連番が記載されています。

丸いナンバープレート(御料車用)

天皇陛下が公式行事などで乗車される車は「御料車」と呼ばれ、一般の車のナンバープレートの位置に取り付けられているのが、金色の菊の紋です。その横に丸い専用のナンバープレートが取り付けられています。

この丸いナンバープレートに記載されているのが、皇室を表す「皇」の文字と数字です。

公道を走る際は御料車でもナンバープレートが必要であり、この丸いナンバープレートがその役目を果たしています。

まとめ

ナンバーフレーム

軽自動車は、全国・地方版の図柄入りや特別仕様の白いナンバープレートを付けることができます。

白ナンバーは、車のボディカラーになじみやすかったり、思い出のひとつになったりなどのメリットがあります。

一方で、交付には料金が発生したり、取得までに時間がかかったりなどのデメリットもあるため、事前に確認しておくことが大切です。

軽自動車に乗っている人で、白ナンバーへ変更したいと考えている人は今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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