「カーリースはデメリットだらけ」は本当?そう言われる理由や向いてる人・向いてない人を解説
最近、車の購入やレンタルと並んで聞くようになった「カーリース」。
言葉は聞いたことあるけど、「どのような仕組みで、どんなサービスなのかよく分からないなぁ」という方もいらっしゃると思います。
ネットで調べてみると、「カーリース」という単語と一緒に「デメリットだらけ」や「やめとけ」など、ネガティブな言葉も並んでいるところをよく目にします。これらをみると、「やめた方が良いのかな」「なんだか怖いな」と不安を感じてしまいますよね。
今回はカーリースの仕組み、デメリットだらけだと思われやすい要因について解説していきます。一方で、カーリースの良いところも説明しますので最後までご覧ください。
内容をしっかり理解し、カーリースは本当にご自身に向いている車の乗り方なのか?判断の一助となれば幸いです。
関連記事:「カーリースはやめとけ」は本当?カーリースの利用メリットとは
INDEX
カーリースとは?どのようなサービスなのか

カーリースとは、毎月定額料金を支払うことで、自分が乗りたい車をマイカーのように利用できるサービスです。
カーリースでは、契約時に「残価」と呼ばれる下取り価格が設定されます。
「残価=契約満了時点で、契約した車にどれくらいの価値が残っているのか」を、初めに設定しておくのです。その金額を車本体の価格から差し引いて、契約年数で割り算したものが、支払い価格として設定されます。
たとえば本体価格120万円、残価が50万円の車があった場合。
120万円から50万円を引いた70万円が支払い総額になる、という計算です。
あとはこの70万円を支払い回数で割ったものが、月々の支払い価格となります。
カーリースで提供されている車の種類は、新車はもちろんのこと、利用するサービスによっては中古車も用意されています。
関連記事:カーリースとは?審査内容やメリット・デメリットも徹底解説
同じ“借りる”でもレンタカーとは違う
同じ借りるまた、”レンタカー”と”カーリース”は混同されやすいですが、実は大きな違いがあります。
それは “期間” です。
レンタカーは、数時間、数日といった短い期間の利用が一般的です。
一方、カーリースは数年単位の中長期的な利用が前提となっています。
関連記事:車を借りる方法は2つ!レンタカーとカーリースの特徴を紹介します!
「カーリースはデメリットだらけ」と言われる理由は?

通常の車体購入とは異なる仕組みのカーリースですが、人によっては向いていない場合もあります。
捉え方次第ではありますが、そのことが原因でデメリットだらけといわれてしまっているのかもしれません。
実際に「カーリースはデメリットだらけだ!」と思われがちな理由には下記のようなことが挙げられます。
- 購入するよりも割高に感じるから
- 契約満了時に残価設定の支払いで高額費用を請求されるから
- 中途解約に料金が発生するから
- 走行距離に制限があるから
- 車を傷つけると追加料金が発生するから
- 所有権が無くカスタマイズできないから
また、次の章では、その対策方法を解説しておりますので、ぜひご覧ください。
カーリースに興味をお持ちの方は、「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないようにしっかりと確認していきたいところです。
関連記事:カーリースがおすすめの人とは?カーリースが向いている人の特徴を解説
購入するよりも割高に感じるから

自動車を「カーリース」で契約するか、「購入」するか比較した場合、カーリースのほうが割高に感じて、デメリットだらけに思えるケースもあるかもしれません。
一般的な自動車ローンを組んで車を購入する場合、借入額は「車両本体価格」が対象となります。ローンの返済は借入額に利息を合わせた総額を、借入期間で分割して返していくイメージです。
一方、カーリースはあらかじめ設定しておいた「残価」を「車両本体価格」から引き算し、契約期間分の各種税金や手数料などを合わせた総額を契約月数で割り算して、契約期間中に支払っていきます。
実はこの仕組み(カーリースでは料金に車両本体価格以外の費用も含まれること)こそが、カーリースがカーローンよりも高くなったり、仮に月額費用を安く抑えられても長期的に支払いが続いたりするため、割高に感じてしまう理由なのです。
ただし、カーローンの場合、自動車ローン返済以外にも初期費用や毎年の自動車税、車検費用などが必要です。つまり、カーローンの場合は、その都度まとまった支出が発生することが多くあります。
その点、カーリースは税金の支払いや車検費用などが月額料金に含まれているので、大きな出費の心配なく乗り続けられるという利点があります。(※選択するカーリース・契約プランによって異なります)
まとめると、支払い総額は以下のようになります。
- カーリースに含まれる代金:(車両本体価格-残価)+税金+車検費用+メンテナンス代などのサービス
- カーローンに含まれる代金:車両本体価格+利息
カーローンだと税金や車検、メンテナンス代は費用に含まれません。
どちらも結局は払わないといけない費用ですが、カーリースでは支払いに含まれるので総額はカーリースの方が割高に感じてしまいます。
しかし、カーローンでは計算しにくいところがある車検代や自動車税、メンテナンス費用が月々の支払いに含まれているという点では、大きな出費のリスクは少なくなるという点ではカーリースの方が安心感はあります。
関連記事:車を定額でリースする「カーリース」を具体的に解説|購入との違い
残価設定型クレジット
カーローンにも「残価」が考慮されるものがあります。
残価設定型クレジットといい、残クレと呼ばれることが多いです。
こちらも年数と残価を設定し、車両本体価格から残価を引いた額を月々支払っていきます。
契約年数が経過した時に、残価を支払い乗り続けるのか、売却するのかなどの選択を迫られます。
関連記事:残価設定ローンとは?メリット・デメリットを理解したうえで利用しよう!
契約満了時に残価設定の支払いで高額費用を請求されるから

カーリースは「残価」が設定されていることで、車両本体価格は購入する場合よりも安くなるケースがあります。
しかし、契約満了時に残価精算を行う契約方式を採用しているカーリースでは、「返却する車の価値が当初の想定残価を下回っていた場合」に、その差額を契約者が負担しなければなりません。
たとえば、契約時の残価を50万円と想定されていて、契約満了時(返却時)に実際の価値が20万円だった場合、想定残価との差額30万円を契約者はカーリース事業者へ支払わなければなりません。
その支出額が予想以上の金額だったり、思わぬ出費だと感じれば、やはり「カーリースはデメリットだらけだな…」と思ってしまいますよね。
どうしても、車の価値(残価)は、市場に左右されるため、コントロールできません。この仕組みが、多くのユーザーにとって不安を与える要素となり、デメリットと置き換えられてしまうのかもしれません。
しかし、実はカーリースには残価精算が必要な「オープンエンド」と、残価精算が不必要な「クローズドエンド」の2種類の契約方式があります。
月々の支払い額はやや高くなるものの、返却時の大きな出費をしたくないという場合は、「クローズドエンド」を選ぶと良いでしょう。
オープンエンド方式とは
オープンエンド方式では、リース契約時にリース会社が設定した残価を契約者に開示します。
契約満了時に、車の査定額が残価を下回った場合は、契約者はリース会社に差額を支払う必要があります。
そのリスクがある分、月々の支払い額は安くなります。
クローズドエンド方式とは
クローズドエンド方式では、リース契約時に残価精算をしません。
そのため、契約満了時に車の査定額が残価を下回ったとしても、契約者はリース会社に差額を支払う必要はありません。
しかし、残価を下回るリスクを持つのがカーリース会社側になってしまうため、月々の支払い額は高くなります。
中途解約に料金が発生するから
カーリースの利用を検討する際に、一番抑えておきたいポイントが「基本的に中途解約ができない」ということです。
カーリースは、契約時に定額のリース料を契約の期間中支払うことを約束することで、自分が選んだ車をマイカーのように乗れるサービスです。
そのため、リース期間中は、基本的に中途解約することができません。
契約年数はしっかりと考えておくことが大切ですが、万が一何らかの事情で中途解約をすることになった場合は、違約金が発生する可能性があるので注意しましょう。
\ポチモのお役立ち情報(外部リンク)/
【何年がベスト?】カーリースの契約期間の選び方や費用などを徹底解説
走行距離に制限があるから

契約プランやカーリース会社によって多少の違いはありますが、カーリースでは、契約時に月間の上限走行距離が設定されていることが多いです。
一般的には毎月1,000km~2,000kmの走行距離制限となっているケースが多く、走行距離に気を配りながら乗らなければなりません。
ただし、この走行距離制限は「毎月厳密に走行距離を報告し、オーバーしていたらすぐに追加料金が発生する」というものではありません。
基本的には「リース契約満了日の総走行距離をもとに、走行距離制限を超過していないか?」を判断します。
総走行距離を契約年数で割ることにより、平均の月間走行距離を算出して、走行距離制限と比較をして判定します。
つまり、もし、ある月で走行距離を超過してしまったとしても慌てることはありません。
翌月の利用を抑えるなどして、リース契約期間終了時の合計走行距離でオーバーしないように調整すればOKです。
走行距離を制限される理由は、車の残価に影響を与えるためです。
リース契約が終わってユーザーから返却された車は、中古車として販売されることがほとんどです。
中古車としての買い取り価格決定の際に、走行距離は大きな影響を与えるため、リース契約終了時の残価を大きく損なうことがないように、走行距離制限の超過の有無が重視とされているのです。
ドライブを精一杯楽しみたいのであれば、走行距離制限のないカーリースを選ぶとこのデメリットは回避できます。
ポチモというカーリースでは走行距離がないのでおすすめです。
\ポチモのお役立ち情報(外部リンク)/
カーリースの走行距離制限とは?超過したらどうなる?
関連記事:車の走行距離と寿命の関係は?購入時のポイントやリースの走行距離制限
車を傷つけると追加料金が発生するから

繰り返しますが、リース会社はリース契約後の車の価値(残価)を重要視しています。
そのため、事故を起こすなどして車を傷つけると、違約金などの追加料金を請求される恐れがあります。
ちなみに、事故などによる外側の損傷だけでなく、内側の損傷も違約金の対象になります。
事故であれば任意保険などで補填できる場合もありますが、知らないうちに車内にダメージを与えていて車の価値(=残価)を下げることになっている可能性もあります。
例えば、車内でタバコを吸って天井の色が変わってしまった、ペットの匂いや毛がついていた、車内で飲食してシートにコーヒーやジュースをこぼして染みになってしまった場合なども、違約金の対象となり得るので注意が必要です。
関連記事:カーリース(車のサブスク)でペットは同乗していいのか解説!
所有権が無くカスタマイズできないから

カーリースには、「改造禁止」という利用規約があるケースも多いです。
そのため、自分で自由にオーディオを取り付けたり、カスタマイズして装着したりすることは基本的にできません。
また、契約満了時に車を返却しなければならないカーリースがほとんどです。
これらの制約が、「カーリースはデメリットだらけ」と感じさせている理由なのかもしれません。
不動産物件の賃貸契約と同じように、最初に借りた状態に戻して返還する「原状回復」が基本となります。
原状回復がなされていないと判断された場合は、違約金を請求される可能性があることも理解しておきたいポイントです。
ただし、違法改造ではなく、原状回復が可能なカスタマイズは自由に行えます。
また、契約満了時に「買取り」や「所有権譲渡(もらえる)」といった選択肢があるカーリースもあります。
これを選択すれば、返却の必要ががなくなるので、改造なども自由に行えます。
カーリースのデメリットは回避可能!その対処法とは
前章で6つのデメリットを紹介しました。
以下のようなことが「カーリースはデメリットだらけ」と言われる要因でした。
- 購入よりも割高に感じる
- 契約満了時に残価の高額支払いが生じる
- 中途解約に料金が発生する
- 走行距離に制限がある
- 車を傷つけると追加料金が発生する
- 所有権が無くカスタマイズできない
ではそれぞれの回避方法を解説していきます。
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カーリースの失敗談の事例6選!失敗しない方法も解説
購入よりも割高に感じることの対処法
カーリースの月額料金は、各種税金や手数料などが契約年数分含まれていることで、車両本体価格のみの借入れであるカーローンの返済額より高くなる場合があります。
そのため、「割高に感じる」「月々の負担が大きい」など、デメリットだらけに感じてしまいがちです。
しかし、長期契約ができるカーリースであれば、月々の負担をカーローン返済額よりも安く抑えることが可能な場合があります。
カーリースの月額料金は総額を契約月数で割り算するため、契約期間が長いほど、ひと月あたりの金額は安くなります。
たとえば、「契約年数8年」など、長期契約ができるカーリースであれば分割できる回数も増え、月額10,000円台で利用できる場合もあります。
関連記事:スペーシアに月額12,000円台で乗れる!中古車カーリース(車のサブスク)ポチモとは?
契約満了時の残価支払いの対処法
返却する車に高額な費用を支払うのは、誰しも避けたいものでしょう。
最後まで安心してカーライフを楽しむためにも、残価精算を行わない契約方式のカーリース(クローズドエンド方式)を選ぶことをおすすめします。
残価精算を行わない「クローズドエンド方式」のカーリースなら、車両返却時に車の市場価値が残価を下回っていても、差額を請求される心配がありません。
中途解約の対処法
中途解約をしてしまうと違約金が発生します。
違約金の支払いを避けるためには、ずばり「自身にあった契約を結ぶ」ことが一番の対策でしょう。
ライフプランを設計した上で車の契約をすれば、中途解約をしてしまう可能性は限りなく低くなります。
「数年後、子どもが大きくなるからこの車だと小さいかも知れない」と考えるならば、短い期間での契約を選んだり、車種から見直しをするとよいでしょう。
特に、「軽自動車の乗車定員は4名まで」という規則がライフイベントに影響を与える要因としてよく挙げられます。
契約時には1人で利用するつもりだったとしても、ご結婚やご家庭を持つことで契約終了時には5名で乗る状況が多くなったというケースです。
軽自動車には4名までしか乗ることができませんので、もし5名以上で乗るようなライフイベントが起こりそうなのであれば、希望を持って5名乗りのコンパクトカーなどを選択しましょう。
関連記事:ドライブデートで気をつけることは?おすすめの車やカーリースも紹介!
対策をしていても支払いが発生する場合も…
カーリースの中途解約は、なにもすべて自分の意思でおこなうものとは限りません。
カーリース車で事故を起こしてしまい、修理などではどうしようもないレベルまで壊れてしまった(全損)場合は、強制的に解約となり違約金が発生します。
対策ができるものではありませんので、日頃から事故を起こさないよう気をつけるしかありません。
関連記事:リース車で事故を起こしたらどうなる?すべき行動や修理費について
走行距離に制限があることの対処法
毎月の走行距離を意識しながらリース車を走らせることは、知らないうちにストレスとなる場合があります。
たとえば、「車で遠出したいけど、走行距離制限を超えているから少し控えよう」など、せっかくリースしたにも関わらず、契約満了時の負担を考慮して、利用を控えなければならないケースがあるかもしれません。これはストレスですね。
このようなストレスを抱えたくない場合は、契約時に走行距離に制限のないサービス・契約プランを選びましょう。
カーリースのサービスすべてに走行制限があるわけではありません。
走行距離無制限のカーリースを選択すれば、契約期間中に好きなだけ走ることができ、契約満了時も返却する必要がありません。
好きな車に、好きなだけ乗ることができる生活は、とても快適です。
車を傷つけると追加料金が発生することの対処法
ボディに傷をつけてしまった場合、金銭の発生は避けようがありません。原則、契約者による支払いになるためです。できる対策としては修理費のカバーをしてくれるようなメンテナンス込みのプランを探すほかありません。
できるだけ追加料金を発生させないため、車内でタバコを吸ったり飲食をしたりといったことを避けるのも大切でしょう。
\ポチモのお役立ち情報(外部リンク)/
ポチモのマイメンテプランとは?どういうプランなのかを紹介
所有権が無くカスタマイズできないことの対処法
カーリースでもカスタマイズを自由に楽しみたい方や、リース車の返却がデメリットに感じられる方は、契約満了時にそのまま車がもらえるカーリースやプランを検討してみましょう。
カーリースには、一定条件を満たすことで使用していた車をもらえるプランを用意しているところも多いです。
もらった車はご自身のマイカーとなるため、改造やドレスアップも自由にできます。
また、車の返却が不要となることで原状回復の手間や費用、さらには走行距離の超過料金もかかりません。
デメリットだらけじゃない!カーリースのメリットとは?

次に、カーリースのメリットについて3つご紹介します。
メリットを知れば、ご自身がカーリースに向いているかどうか明確になるでしょう。
毎月定額で費用が明確
車を購入すると、車検や自動車税、メンテナンス・修理など、色々な費用が発生します。
計画的に購入しないと、急な故障で多額の費用が必要となり、資金繰りに困るということも少なくありません。
カーリースなら、それらの費用がすべて月額料金に含まれているプランが数多くありますので、毎月決まった料金を支払うだけで済みます。
つまり、急な出費の心配が無く、資金面についてあれこれと心配せずに車に乗れるのです。
また、税金の支払いや保険の手続きなどは、その手続きの煩雑さやわかりにくさから、日常生活において大きな負担になりがちです。
しかし、カーリースなら、そういった手続きの手間から解放されるというメリットもあります。
関連記事:車のランニングコスト(維持費)はいくら?費用相場やコストを抑える方法を紹介
まとまった資金を用意しなくて良い
車を購入する場合、通常、数十万〜数百万円の頭金を用意する必要があります。
しかし、カーリースは定額制であるため、多くの場合、頭金不要です。
まとまった資金を準備せずに車を使うことができます。
「初期費用を抑えたい方」や「気になる車に今すぐ乗ってみたい方」にとっては、とても便利な仕組みです。
まとまった資金が貯まるまで待つことなく、気軽に車に乗り始められるのは良いところですね。
車が欲しいと思っても、購入や維持に高額な費用がかかると考え、躊躇してしまう人も多いと思います。
そういった場合は、ぜひカーリースを選択肢のひとつとして考えてみましょう。
初期段階の重い費用負担が軽減され、無理なく車を利用できます。
関連記事:カーリースと中古車購入、どちらがおすすめ?各メーカーや特徴を比較
幅広い車種から選べる

レンタカーやカーシェアの場合、すでにある車の中から選ばなくてはいけないので乗れる車が限定的です。
そのため、「選択肢に希望の車種がない」ということが起こりがちです。
また、「乗りたい車はあるが、使いたいときに空きがなかったから違う車にせざるを得なかった」ということもあるかもしれません。
カーリースなら、国産メーカーの現行モデルのあらゆる車種が用意されています。
グレードや色、オプションの有無も選べるので、購入する時と同じように自分好みのこだわりの1台を選べるでしょう。
車は移動手段としてだけでなく、乗る人のモチベーションを上げてくれたり、趣味のひとつとしても重要な役割を果たしてくれます。
気に入った車種を選べるのは、大きなメリットのひとつです。
ちなみに2023年8月現在のカーリースの掲載車種数は以下の通りです。
中古車カーリースのポチモが車種別で見ると群を抜いています。
今ではなかなか手に入らないようなモデルも扱っているのは大きなメリットと言えます。
ポチモ | 304車種 |
おトクにマイカー 定額カルモくん | 126車種 |
オリックス・カーリースオンライン | 164車種 |
カーコンビニ倶楽部のカーコンカーリース | 154車種 |
ENEOSカーリース | 49車種 |
ネットで簡単に申し込める
車を購入する際には、車種やグレード選び、オプション選び、見積もり、そして契約から納車にいたるまで、何度もお店に出向いて担当者と打ち合わせする必要があります。
忙しい方にとっては、「十分な時間が確保できない」といった悩みもあるでしょう。
その点、カーリースはネット上で申し込める点もメリットです。
お店に何度も行ったり、打ち合わせ日を決めて担当者と交渉したりする必要がありません。
すきま時間を使ってウェブサイトで自分好みの車をかんたん選べて、さらに、自宅まで納車してもらえる場合が多いため、時間を有効活用できます。
関連記事:車のサブスクとは?メリット・デメリット、おすすめの会社を紹介
カーリースがデメリットだらけに感じる方の特徴
ライフスタイルが頻繁に変わる方
先述の通り、カーリースは原則として中途解約できません。
単身赴任中の方、地方と都市部間を頻繁に引っ越す方など、ライフスタイルの変化が大きい方の場合、契約途中に急遽車が必要がなくなり、中途解約したいといったケースがあるかもしれません。
この場合、契約途中でカーリースが不必要となるリスクが高く、デメリットを感じやすいかもしれません。
そのような場合は、1〜2年単位で契約できるカーリースを選択することで、ライフプランに合わせた利用が可能になるでしょう。
メンテナンスや車検が自分でできる方
多くのカーリースでは「整備」や「車検」といった維持管理も、メンテナンスプランのサポート範囲に含まれています。
それらを自分自身で行える場合は、割高と感じてしまうかもしれません。
そのような場合は、メンテナンスプランをつけないカーリース契約を選択することで、無駄な出費を抑えることができます。
車の所有権が欲しい方
カーリースで使う車の所有権はカーリース会社にあります。
ですから、「好きなときに車を売却したい」と考えている方にとって、自分名義にできない点は不自由に感じるポイントだと思います。
しかし、契約満了後に車を譲渡してもらえるプランがあるカーリースを選択すれば、いずれはマイカー(自己名義)として所有できるだけでなく、契約期間中からカスタマイズなども自由に楽しめます。
カーリースがデメリットだらけに感じない方の特徴

面倒な手続きを避けたい方
「面倒な手続きはできる限り避けたい」「店頭に出向く時間がなかなかとれない」といった場合、カーリースは車選びから契約までオンラインや郵送ですべて完結できるほか、納車・メンテナンス・返却などもすべてひとつの会社に任せられるカーリースなら、忙しい方でもすぐに”車がある生活”を楽しめます。
何かと面倒な車周りの手続きですが、代行してくれるのは大きなメリットと言えます。
車に詳しくない方
「車には詳しくないけれど、すてきなデザインで、運転しやすそうで、とにかく乗れたら良いかな。」とお考えの方もいらっしゃると思います。
カーリースは、車を乗り始める際の手続きや、維持管理に必要なあらゆる手続きを代行してくれるため、車に詳しくない方でも手軽に利用できるのが特徴です。
また、カーリース各社には専用相談窓口も用意されているため、車の管理やメンテナンスに自信がない方でも気軽に相談でき、快適にカーライフを送れます。
まとまった出費を避けたい方
カーリースは、一度にまとまった出費を避けたい方におすすめです。
なぜなら、カーリースはいろんな費用が定額料金に含まれているため。
自動車税の支払いや車検などのタイミングで、まとまった出費の心配がありません。
自動車ローンの審査に不安がある方
カーリースの利用者の中には、カーローンの審査に落ちた経験がある方も多くいます。
審査に不安があっても、とりあえず申し込んでみることで車を持てる可能性があります。
審査自体は何度受けても問題はありませんし、審査に通ったからといって即契約となるものでもありません。
受かるまで再チャレンジし続けるのも一つの手でしょう。
関連記事:カーリース(サブスク)のポチモの審査は厳しい?評判や口コミ、通りやすくする方法も解説
デメリットだらけを解消できるカーリースとは?
ここまで、カーリースのデメリットやメリットについてみてきました。「デメリットだらけ」のように感じるカーリースですが、中にはデメリットを少なく感じるプランがあります。
たとえば出光興産とオートサーバーが提供するカーリース「ポチモ」がそのひとつ。
ポチモには下記のような特徴やメリットがあります。
- 走行距離の制限がない
- 契約満了時に車をもらえる(残価なし)
- 契約満了時に車を返却するとキャッシュバックあり(条件あり)
- 車に傷をつけてしまっても、現状回復義務はない
- 好きなようにカスタマイズ可能
「ポチモ」は、契約後に車がもらえるサービスが標準となっているのが嬉しいところ。
たとえば出光興産とオートサーバーの提供するカーリース「ポチモ」は契約後に車がもらえるサービスが標準となっています。
もし、カーリースは契約後車はいらないということであればその分別の特典があります。
この場合は車内外問わず、傷がつかないよう気をつけましょう。
とりあえす「ポチモ」を覗いてみてどんなサービスなのかを知るだけでも何かヒントになるのではないでしょうか。
まとめ
カーリースは、車を使い始めるにあたり「頭金」という大きなハードルがなく、初期費用ゼロから乗り始められる点で魅力的です。
また、毎月定額支払いのため支出計画を立てやすいのもポイント。ネットや郵送などの非対面で申し込みが完結するため、対面ストレスが少ないところも良いところです。
しかしながら、いったん契約したらリース期間中、途中解約できないという点には要注意です。
また、契約体系によっては、走行距離制限があったり、車の状態によってはリース期間終了後に追加料金が発生するケースもあります。
自分自身に適したプランなのか?事前によく確認して契約したいものです。
よくあるご質問
カーリースのデメリットに関してよくある質問をまとめてみましたのでご参考にしていただければ幸いです。
カーリースの最大の問題点は何ですか?
カーリースの最大の問題点は、中途解約が原則できないことです。
上述の通り、カーリースは、車を借りるサービスであり、車の所有権はリース会社に帰属し、残価設定などの細やかなシミュレーションをもとに利用料を算出ます。
そのため、契約期間中に車を手放したい場合は、リース会社に違約金を支払う必要があります。
カーリースはボーナス払いできますか?
サービスによってはできる会社もあるかもしれませんが、あまり多くはないでしょう。
なぜなら、契約期間満了前に支払いが終わってしまうことで、残価の設定などのシミュレーションが根本から変わってきてしまうためです。
ボーナス払いはなくても頭金を入れることで月々の支払い額を抑えることは可能なサービスは多いです。
カーリースの中途解約違約金の相場はいくらぐらいですか?
カーリースの中途解約違約金の相場は、契約内容によって異なりますが、一般的に残りの契約期間分のリース料金相当額です。
例えば、3年契約のカーリースを1年後に解約する場合、残りの2年間分のリース料金相当額を違約金として支払う必要があるケースが多いです。