「猫バンバン」とは?エンジンルームやタイヤハウスから猫を守る方法!
冷気が一段と深まり冬の訪れを感じる今日このごろ、お障りなくお過ごしでしょうか。
先日札幌市で初雪が観測され、いよいよ冬本番といった空気に包まれています。
冬を迎えるにあたり大切なのが、「猫バンバン」です。今回は「猫バンバン」について解説します。
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INDEX
猫バンバンとは
猫バンバンは、自動車の隙間などに入り込んだ猫を逃すためにボンネットをバンバン叩く行為のことです。
2014年に日産自動車により提唱され、2016年1月より正式にプロジェクトとして開始されました。
猫はどこから入ってくるの?
エンジンルームに紛れ込んでしまった、迷子の猫ちゃん。
その侵入経路は、エンジンルームに続くボンネットの冷却用の穴と言われています。
猫は性質上、温かい場所と暗い場所が大好き。
つまりエンジンルームは、猫にとって快適に過ごせる場所なのです。
しかしエンジンルームに猫が紛れ込んでしまうと、事故につながるケースもあります。
猫だけではなく人間の体や命が危険にさらされてしまうきっかけになるため、注意が必要です。
猫バンバンの必要性
ではなぜ、猫バンバンをしないといけないのかを解説します。
生物学的な検知からの必要性
猫は、狭く暖かい場所を好む習性があります。
そのため、冬になると気温が下がるため、寒さをしのぐためにエンジンルームやタイヤハウスに入り込んでしまうことがあります。
生きるために必死で暖かい場所を探していた猫が、誰にも気づかれずに車の中に入り込んでしまうのです。
その状態でエンジンをかけてしまうと猫を巻き込んでしまう危険性があります。
悲惨な事故を防ぐためにも猫バンバンは重要とされています。
法的な検知からの必要性
道路運送車両法 第47条によると、運行前点検が法律で義務付けられています。
運転をする前に、車の異常がないかの確認をしなければならないのです。
みなさまの中にも、自動車学校ではやっていたけど、免許を取ってからはやらなくなった方も多いのではないでしょうか。
猫の命を守るためにも車の状態維持のためにも欠かせない義務なのです。
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猫バンバンの方法
略式・猫バンバン
まずは簡単な方法からお伝えします。
乗る前にボンネットをバンバン叩くだけです。
注意点は、あまりに強く叩きすぎてしまうと、猫がびっくりして、より深い所に潜り込んでしまう危険性があります。
「猫をびっくりさせないように、かつきちんと気付いてもらう」という絶妙な力加減が必要です。
超略式・猫バンバン
周りの目が気になったり、音を立てることができない夜間帯もあるでしょう。
そのような時は、以下の方法が有効とされています。
- ドアを強めに閉める
- 目視確認
これだけですが、事故を防ぐきっかけになります。
正式・猫バンバン
猫バンバンの理想形です。
タイヤ
- 空気圧が適当である
- 亀裂・損傷・異常摩耗がない
- ディスク・ホイールの取り付け状態が不良でない
- 猫がいない
上記4項目を確認します。
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バッテリー
- バッテリー液の量が適当である
- 猫がいない
上記2項目を確認します。
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原動機(エンジン)
- 冷却水の量が適当である
- エンジンオイルの量が適当である
- ファンベルトの張り具合が適当である
- 猫がいない
上記4項目を確認します。
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ライト
- 点灯させてみて猫がいないかを目視確認
- 損傷・ランプ切れがない
上記の確認をします。
猫がよくいる場所は、タイヤ、バッテリー、原動機の3箇所です。
ここまで徹底できれば事故は防げるでしょう。
猫がエンジンルームに入らないための対策
猫が間違ってエンジンルームに入らないための対策は、以下です。
- 猫よけグッズを車の周りに設置
- 車にカバーをかける
猫よけグッズを車の周りに設置
まずは車の周りに猫よけグッズを設置し、「車の周りは居心地が悪いニャ」と猫に思わせましょう。
- 猫用忌避剤
- 猫が嫌がる音が出る機械
- 自動散水機(猫が近づくとスプレーが噴射する)
猫よけグッズを設置したからと言って、安心してはいけません。
猫は学習能力が高いです。
したがって、設置当初は効果があっても、時間の経過とともに効果が薄れる可能性もあります。
猫グッズの設置はもちろん、車に乗る前の猫バンバンも忘れずに行いましょう。
車にカバーをかける
猫がエンジンルームに侵入しないために、車にカバーをかけて侵入経路を断つことも効果的です。
しかしわずかな隙間さえあれば入り込んでしまうのが、侵入のプロフェッショナル。
「車にカバーをかける」に加えて、猫バンバンも一年を通して行い、猫と人間が安心できる暮らしを実現しましょう。
まとめ
猫も人も車も守るため。
猫バンバンは、ドライバーにとって大事な義務です。
運転する以上、徹底しましょう。
#猫バンバンでシェア
たくさんの方に猫バンバンを知ってもらうことも、事故を防ぐ大切なきっかけになります。
引用:日産:#猫バンバンプロジェクト
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