ムーヴキャンバスのライトの使い方とは?特徴や光軸調整について解説
「車を運転していると、対向車からよくパッシングされる」
「なんだかヘッドランプの向きがおかしい気がする」
このような疑問を抱えている人は、車のライトの光軸がずれてしまっている可能性があります。
光軸とは、車のヘッドランプ(ヘッドライト)が照らす方向のことです
光軸は簡単にズレるものではありませんが、衝撃やバルブ交換の際にズレてしまう場合もあります。
この記事では、ムーヴキャンバスの光軸調整のやり方について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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INDEX
ムーヴキャンバスの概要
ムーヴキャンバスは、ダイハツが製造・販売する女性に人気のトールワゴン型の軽自動車です。
2016年に誕生して以降、若い女性を中心に幅広い世代へと広まっていきました。
2022年7月にフルモデルチェンジを行い、ストライプとセオリーの2種類のデザインが用意されました。
グレードは「X」「G」「Gターボ」の3つのグレードが用意されています。
また、それぞれに2WDと4WDの駆動方式が用意されているため、降雪量の多い地域の人でも安心して乗れる車です。
ムーヴキャンバスには、ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」も搭載しているため、運転が苦手な女性でも安心して運転できる配慮がされています。
ムーヴキャンバスの基本スペックは下記の通りです。
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メーカー | ダイハツ |
車名 | ムーヴキャンバス |
ボディタイプ | ワゴン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,655 |
車両重量(kg) | 900 |
総排気量(cc) | 658 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 30 |
駆動方式 | 2WD(FF) |
トランスミッション | 自動無段変速機(CVT) |
カラー(全8種) | ・シャイニングホワイトパール×スムースグレーマイカメタリック ・シャイニングホワイトパール×サンドベージュメタリック ・シャイニングホワイトパール×レイクブルーメタリック ・シャイニングホワイトパール×アプリコットピンクメタリック ・シャイニングホワイトパール×シトラスイエロークリスタルシャイン ・シャイニングホワイトパール×ファインミントメタリック ・シャイニングホワイトパール×レーザーブルークリスタルシャイン ・シャイニングホワイトパール×ファイアークォーツレッドメタリック |
※参考元:ムーヴキャンバス ターボ | 主要諸元表
※紹介グレードは「ストライプスGターボ(2WD)」
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ムーヴキャンバスのヘッドランプの特徴
ムーヴキャンバスのヘッドランプは、丸みを帯びた形状になっており、すっきりとした可愛らしいデザインになっています。
車の顔全体も丸みを帯びており、フロントグリルなどにもメッキ加飾はほとんどないため、まったくギラギラしておらず全体的に可愛らしいデザインとなっています。
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ムーヴキャンバスのテールランプの特徴
ムーヴキャンバスのテールランプは、正方形のような形状となっており、サイズも小さいためヘッドランプ同様に可愛らしさを感じられるデザインとなっています。
後方も全体的に丸みを帯びており、メッキ加飾はほとんどないためすっきりとしたデザインになっています。
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ムーヴキャンバスのライトの特徴や機能
ここでは、ムーヴキャンバスのライトの特徴や機能について解説していきます。
フルLEDヘッドランプ
ムーヴキャンバスのヘッドランプは、フルLED仕様になっています。
また、ヘッドランプだけでなく、クリアランスランプやフォグランプもLED仕様となっています。
ただし、標準でフルLED仕様になっているグレードは、「G」と「Gターボ」のみとなっています。
グレード「X」はハロゲンヘッドランプが標準装備となっており、オプションでLEDヘッドランプに交換することもできないため、LED仕様を好む人は「G」か「Gターボ」を選ぶ必要があります。
LEDリヤコンビネーションランプ
ムーヴキャンバスのリヤコンビネーションランプは「全グレードLED仕様」になっています。
リヤコンビネーションランプとは、自動車の後部に付いているブレーキランプやテールランプ・ウインカーランプなどが一体化したものを指します。
ただし、LED仕様になっているのはストップランプとハイマウントストップランプのみであり、ウインカーランプやテールランプはLED仕様ではありません。
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ヘッドランプの機能について
ムーヴキャンバスのヘッドランプには点灯延長機能が付いています。
ヘッドランプ点灯延長機能とは、エンジン停止後も一定期間ヘッドランプを点灯させられる機能です。
キーをOFFにした状態で、パッシング操作を行うと一定時間ヘッドランプが点灯します。
これによって、街灯の少ない暗い場所でも安心して車の乗り降りが可能です。
また、LED仕様のヘッドランプには、オートレベリング機能が付いています。
オートレベリング機能とは、車の前後の傾きに応じて、自動でヘッドライトの高さを調節してくれる機能です。
オートレベリングによって、荷物の有無やブレーキによる車の傾きが発生した場合でもヘッドランプの照射範囲がズレることはありません。
そして、周囲の明るさに応じて自動でヘッドライトが点灯or消灯する「オートライト機能」も付いています。
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ムーヴキャンバスの光軸調整について
ここでは、ムーヴキャンバスの光軸調整のやり方について解説していきます。
オートレベリングリセット
光軸調整を行う場合、まずはオートレベリング機能のリセットを行いましょう。
マニュアルレベリングとなっている場合は必要ありません。
オートレベリングのリセット方法は以下の通りです。
- エンジンを切った状態で、ライトスイッチをAUTOの位置へ
- プッシュスタートボタンを2回押してイグニッションオンの状態にする
- スイッチを手前に引いたまま(パッシングの状態)素早くAUTOからHEAD、HEADからAUTOを5回繰り返す
- メーターにリセット完了の表示がでたら成功
オートレベリングのリセットを行う場合は、平坦な場所で車から降りて行う必要があります。
また、タイヤの空気圧の調整や荷物なども降ろしておきましょう。
そして、リセット操作を行うときは、メーターにさまざまな警告灯が表示されている間に、素早く行うことがポイントです。
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光軸調整のやり方
まずは、壁から3m程度の位置に車を止め、壁に向かってライトを照らします。
このとき、運転席側のライトが助手席側よりも少しだけ下を向いていると思いますが、この状態が正常であるため安心してください。
ライトの光と影の境目のことを「カットオフライン」と呼び、このラインが上に行き過ぎると対向車にとって眩しくなってしまいます。
そして、左右のライトの境目(段差になっている場所)をエルボー点と呼びます。
ボンネットを開け、ヘッドランプの裏側からドライバーなどで、調整用のネジを回すことで上下左右に調整可能です。
ライトの位置を確認しながら少しずつ調整しましょう。
ヘッドランプのバルブを交換する際は、事前に純正バルブの光を壁に当て、エルボー点をマーキングしておくことで簡単に調整できます。
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まとめ
車のヘッドランプは、光軸によって適切な照射範囲を保っています。
光軸は基本的にズレることはありませんが、段差などの衝撃によってズレてしまうこともあります。
万が一、光軸がズレてしまった場合でもドライバーやレンチなどのネジを回す工具があれば、誰でもすぐに調整可能です。
しかし、「自分でやるのは不安だ」「調整がめんどくさい」という人は整備工場やカー用品店などに依頼するのもよいでしょう。
費用は依頼する場所によって変わりますが、数千円で調整してくれるところがほとんどです。
夜の運転では視界が悪くなると思わぬ事故に繋がる恐れがあります。
気になった時点で早めに対処しておきましょう。