軽自動車の定員は4人?5人?乗車定員や定員オーバーによる罰則について解説

車は車格ごとに定員が定められていますが、軽自動車の定員は4人なのか、5人なのかを正しく理解していない方も多いでしょう。

軽自動車の乗車定員を理解していない状態でも、定員数以上を乗車させてしまった場合は罰則が課される可能性があります。

そこでこの記事では、軽自動車の正確な乗車定員や定員オーバーによる罰則について解説します。
軽自動車の乗車定員が5人にカウントされるケースも併せて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:軽自動車には何人まで乗れる?条件や罰則、注意点を解説!

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軽自動車は定員4人が原則

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軽自動車の乗車定員は車種に関係なく、すべての車に対して原則「最大4人まで」です。
基本的に、5人以上の乗車は禁じられています。

自動車の定員は、車格や排気量、最大積載量などの規格に応じて定められており、2023年9月時点の軽自動車の規格は以下のとおりです。

【軽自動車の規格】

  • 排気量:660㏄以下
  • 長さ:3.4m以下
  • 幅:1.48m以下
  • 高さ:2.0m以下

また、国土交通省「道路運送車両の保安基準第53条」では、以下のように規定されています。

(乗車定員及び最大積載量)

第五十三条 自動車の乗車定員又は最大積載量は、本章の規定に適合して安全な運行を確保し、及び公害を防止できるものとして、告示で定める基準に基づき算出される範囲内において乗車し又は積載することができる人員又は物品の積載量のうち最大のものとする。

国土交通省|道路運送車両の保安基準

つまり、軽自動車の規格と上記の法令を鑑みて、乗車定員は4人となっています。

最近では、室内スペースが広く、車高に余裕がある軽自動車やオフロードを意識した軽自動車が続々と発売されていますが、どの車種も定員は4名までです。

加えて、車種によっては、乗車定員が4人以下の場合もあります。

具体的には、2シーター仕様の軽自動車や車中泊仕様にアレンジした軽自動車の場合、最大2人までしか乗車できないケースが考えられるでしょう。

関連記事:広い軽自動車の人気車種7選!購入時の選び方や魅力も併せて解説

軽自動車が定員5人になるケースがある

車について考えるイメージ

軽自動車は4人が定員と解説しましたが、場合によっては5人が定員になるケースがあります。
これは国土交通省「道路運送車両の保安基準第53条」で規定されていることであるため、法律の範囲内です。

前項の乗車定員は、十二歳以上の者の数をもつて表すものとする。この場合において、十二歳以上の者一人は、十二歳未満の小児又は幼児一・五人に相当するものとする。

国土交通省|道路運送車両の保安基準

上記のとおり、乗車定員を1人とカウントする基準は「12歳以上であるのか」が重要になります。

ここでは、軽自動車の乗車定員が5人になるケースをいくつか紹介します。

12歳未満の子供3人+大人2人のケース

12歳未満の子供3人と大人2人の乗車ケースの場合、12歳未満の子供3人は大人2人にカウントされるため、実際は5人乗車しますが、4名とカウントされます。

ただし、12歳以上の子供が1人でもいる場合は法律違反に該当するため、乗車することはできません。

チャイルドシートの装着が免除されるケースも

6歳未満の子供が乗車する場合、チャイルドシートの装着が義務化されています。

ただし「車の構造上、チャイルドシートを固定できない」もしくは「チャイルドシートを使用すると乗車定員分の人数が乗れない」場合には、着用の義務を免除されます。

ほかにも、授乳やオムツ替えが必要な場合には、一時的にチャイルドシートの着用を免除されます。

また、チャイルドシートが必要な子供がケガをして、シートに対して固定ができない場合にも免除されます。

関連記事:チャイルドシートがない時の対処法は?着用の義務期間や免除される場合を解説

そもそも軽自動車の5人乗りはおすすめしない

バツ

軽自動車は条件によって乗車定員が5人になるものの、あまりおすすめはできません。

5人乗りをしたことにより、さまざまなリスクが発生してしまいます。

ここでは、軽自動車の5人乗りをおすすめしない理由について解説します。

総重量が重くなり事故の危険性が増す

車は想定以上の車両重量になると、急カーブや急停止、転倒などの危険リスクが高まります。
加えて、総重量が増すことで車が止まりにくくなり、結果的に追突するリスクも高まるでしょう。

また、軽自動車の場合、後部座席の中央部分にはシートベルトがありません。
つまり、万が一事故が起きた場合、衝撃により体が前へ飛ばされ、体を強く打ち付けてしまう恐れが考えられます。

子供の体重は大人よりも軽いから大丈夫だと考えがちですが、乗車人数が増えるほど、必然的に危険リスクが高まることを覚えておきましょう。

シートベルト・チャイルドシートなしの乗車は危険

軽自動車は普通車やミニバンとは異なり、車格サイズが限られています。

チャイルドシートの着用は後部座席に2つ設置することが限界であり、シートを横に3つ並べて使用することはできません。
そのため、必然的にチャイルドシートなしの状態で子供を座らせることになるため、危険が増します。

また、後部座席にチャイルドシートを2つ設置した場合、シート真ん中に人が座ることも推奨できません。

万が一、車両事故を引き起こしてしまった場合は、車内に設置しているシートに子供が挟まれ、大きなケガにつながる可能性があります。

加えて、車両事故の衝撃により、後部座席のチャイルドシートが車の外に飛び出してしまう可能性も考えられるでしょう。

関連記事:チャイルドシートとジュニアシートの違いとは?切り替えの目安をチェック!

軽自動車の定員をオーバー(違反)した場合の罰則

罪・罰

軽自動車の定員オーバーで警察に捕まった場合の罰則は、1回の違反にあたり反則金6,000円と1点の加点対象です。

また、何かしらの事情がない限り、6歳未満の子供をチャイルドシートへ乗せずに運転した場合には「幼児用補助装置使用義務違反」に該当し、1点の加点対象となるため注意が必要です。

ペットを膝に乗せて運転する行為も違反

軽自動車の定員に関する違反は人だけではありません。

運転中、膝の上にペットを乗せて運転する行為も交通違反に該当します。

違反内容としては「乗車積載方法違反の罰則」に該当し、6,000円の違反金と1点の加点となります。

家族やペットを万が一の危険から守るためにも、定員人数の規則を守り安全運転を心がけましょう。

関連記事:カーリース(車のサブスク)でペットは同乗していいのか解説!

まとめ

軽自動車は原則4人が乗車定員ですが、場合によっては5人乗車できる可能性があります。

具体的には、乗車定員を1人とカウントする基準として「12歳以上である」ことが規定されているため、12歳未満の子供3人と大人2人のケースなどでは5人乗りが可能です。

ただし、車両総重量が重くなったり、座る位置が変わったりするため、事故の発生率や危険リスクが高まることを覚えておきましょう。

もし乗車定員や5人乗車の条件を理解せずに乗車定員をオーバーして走行した場合、6,000円反則金と1点の加点が科せられます。

また、チャイルドシートの設置限度数は後部座席に2個までであるため、後部座席に3個のチャイルドシートを設置することはできません。

チャイルドシートなしで乗車する場合は危険が伴うため、5人乗りをする場合は十分注意しましょう。

この記事の内容を参考に、軽自動車の乗車定員や5人乗りの注意点について理解してみてはいかがでしょうか。

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