MAZDA2の燃費を調査!ガソリンとディーゼルの実燃費はどのくらい?
マツダ MAZDA2は、国内ではハッチバック型のコンパクトカー「デミオ」として1996年8月に販売されました。
2019年9月にはー国外向けの車名である「MAZDA2」に名称が統一されました。
198パターンの組み合わせからなるカラーバリエーションや、スポーティな外観と走りが魅力となってファンを獲得していますが、走行性能だけでなく燃費性能も気になるところです。
2023年1月に大幅な商品改良が行なわれましたが、燃費性能自体に大幅な差はありません。
この記事ではMAZDA2の燃費性能や他メーカーの車との燃費比較に加え、走行性能や装備についても紹介していきます。
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INDEX
MAZDA2はどのような車?
MAZDA2はどのような特徴をもつ車なのでしょうか。
ここではMAZDA2の概要や特徴について解説していきます。
概要と特徴
MAZDA2はマツダを代表するコンパクトカーであり、デミオから通算して4代目が最新モデルとなっています。
ハイブリッド車のラインアップはないものの、ガソリンエンジンに加えクリーンディーゼルエンジンを搭載したタイプもあります。
人とクルマが一体となる感覚を追求した「G-ベクタリング コントロール」という機能により操作性能を向上することで、安定感のある走りを実現しています。
また、クリーンディーゼルエンジンは力強く、長距離のドライブも快適に楽しめます。
ディーゼルに使用される軽油は燃料費が安価なことから、維持コストを抑えられる点も魅力です。
さらに、MAZDA2の特徴といえば個性的でスポーツカーのような外観です。
「魂動(こどう)-Soul of Motion」というテーマのもと、人の手にしか生み出すことができない、躍動的で生命力あふれる造形にこだわってデザインされました。
198Style + New 2style
MAZDA2は従来のマツダのソウルレッドメタリックを中心としたカラー展開から一転し、特別色やベースのボディカラー12色をパーツごとにカラーを分けたり、ツートンカラーを用意したりして、200通りもの多様なスタイルを選択できます。
2023年9月に MAZDA2 15DB/XD BDに新たな用品パッケージ「SCI-FI(サイファイ)」が加わるなど、多様化するニーズに応えるべくこの新たな試みが始まりました。
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MAZDA2のカタログ燃費と実燃費をグレード別に紹介
カタログに記載されているMAZDA2の燃費や、実燃費と呼ばれる実際の走行時に近い状態での燃費はどのくらいでしょうか。
ここではMAZDA2の燃費性能をグレードや2WD・4WDなどの駆動方式、エンジンタイプで分けて紹介していきます。
カタログ燃費
MAZDA2はガソリン車とディーゼル車の2タイプがあり、駆動方式には2WDと4WDがあります。
また、2WDにおいてはトランスミッションが6ATと6MTに分かれます。
それぞれのWLTCモードにおけるカタログ燃費は、以下の通りです。
関連記事:WLTCモードとはどのような基準?実燃費との差異について解説
2WDガソリン車:15C/15BD/15 SPORT
- トランスミッション:6EC-AT
- WLTCモード:20.3km/L
- 市街地:16.6km/L
- 郊外:20.4km/L
- 高速道路:22.4km/L
2WDガソリン車:15 SPORT
- トランスミッション:6MT
- WLTCモード:20.2km/L
- 市街地:16.4km/L
- 郊外:20.5km/L
- 高速道路:22.2km/L
2WDガソリン車:15MB
- トランスミッション:6MT
- WLTCモード:20.2km/L
- 市街地:16.3km/L
- 郊外:20.7km/L
- 高速道路:22.1km/L
2WDディーゼル車:XD/XD BD/XD SPORT+
- トランスミッション:6EC-AT
- WLTCモード:21.6km/L
- 市街地:18.1km/L
- 郊外:21.6km/L
- 高速道路:23.6km/L
2WDディーゼル車:XD SPORT+
- トランスミッション:6MT
- WLTCモード:25.2km/L
- 市街地:22.7km/L
- 郊外:25.3km/L
- 高速道路:26.4km/L
4WDガソリン車:15C/15BD/15 SPORT
- トランスミッション:6EC-AT
- WLTCモード:18.1km/L
- 市街地:15.2km/L
- 郊外:18.1km/L
- 高速道路:19.7km/L
4WDディーゼル車:XD/XD BD/XD SPORT+
- トランスミッション:6EC-AT
- WLTCモード:19.2km/L
- 市街地:16.6km/L
- 郊外:19.1km/L
- 高速道路:20.7km/L
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実燃費
カタログ燃費に記載されている「WLTCモード燃費」は実際の車の使用環境により近い方法で計測されていますが、運転の仕方や走行環境によって実際の燃費と差が出ます。
実際に車を利用している人によって投稿された情報がまとめられている「e燃費」というWebサイトによると、MAZDA2の実燃費は以下の通りです。
実際に購入を検討する際の参考値として確認しておきましょう。
2WDガソリン車
- トランスミッション:6EC-AT
- WLTCモード:20.3km/L
- 実燃費:15.21km/L
2WDガソリン車
- トランスミッション:6MT
- WLTCモード:20.2km/L
- 実燃費:22.86km/L
2WDディーゼル車
- トランスミッション:6EC-AT
- WLTCモード:21.6km/L
- 実燃費:22.09km/L
2WDディーゼル車
- トランスミッション:6MT
- WLTCモード:25.2km/L
- 実燃費:22.71km/L
4WDガソリン車
- トランスミッション:6EC-AT
- WLTCモード:18.1km/L
- 実燃費:15.47km/L
4WDディーゼル車
- トランスミッション:6MT
- WLTCモード:19.2km/L
- 実燃費:16.99km/L
MAZDA2と他のメーカー車との燃費を比較
ここでは、MAZDA2との燃費を他のメーカーの車と比較してみます。
今回比較したライバル車の概要やグレードは以下の通りです。
なお、MAZDA2については2WD(FF)/6EC-AT/総排気量1.5Lのグレード15S(ガソリン車)とXD(ディーゼル車)を基準としており、比較は各メーカーで同グレードの車で実施しました。
スズキ スイフト
グレードXG/2WD(FF)/CVT/総排気量1.2L
スイフトは2000年2月に発売が開始されたハッチバック型のコンパクトカーです。
最新モデルは2023年にフルモデルチェンジを行った5代目であり、ガソリン車だけでなく、ハイブリッド車もラインアップされています。
関連記事:スイフトの燃費をグレードごとに比較!他車との燃費も比較
カタログ燃費 | マツダ MAZDA2 ガソリン車 | マツダ MAZDA2 ディーゼル車 | スズキ スイフト |
WLTCモード (km/L) | 20.3 | 21.6 | 23.4 |
市街地 (km/L) | 16.5 | 18.1 | 18.1 |
郊外 (km/L) | 20.4 | 21.3 | 24.4 |
高速道路 (km/L) | 22.5 | 23.8 | 26.0 |
トヨタ ヤリス
グレードZ/2WD(FF)/CVT/総排気量1.5L
ヤリスは1999年に発売開始されたコンパクトカーで、3代目までは「ヴィッツ」という名称で親しまれていましたが、4代目のフルモデルチェンジからは「ヤリス」で統一されました。
「軽く、小さく、扱いやすく」というコンセプトのもとで無駄を省き、運転のしやすさ、高い燃費性能、充実した安全性能が評価されています。
カタログ燃費 | マツダ MAZDA2 ガソリン車 | マツダ MAZDA2 ディーゼル車 | トヨタ ヤリス |
WLTCモード (km/L) | 20.3 | 21.6 | 21.3 |
市街地 (km/L) | 16.5 | 18.1 | 15.9 |
郊外 (km/L) | 20.4 | 21.3 | 22.4 |
高速道路 (km/L) | 22.5 | 23.8 | 24.0 |
関連記事:ヤリスの実燃費は?低燃費でもパワフルな理由を解説!
MAZDA2をおすすめできる理由
マツダらしいスポーティなデザインのMAZDA2は熱心なファンが多い車です。
コンパクトカーながらクリーンディーゼル車がラインナップされていることも魅力の1つですが、そのほかにもおすすめできる理由があります。
加速感と操舵性
MAZDA2はアクセル操作に対する反応や加速性能に優れ、思い通りにコーナリングできます。
ほかに、クリーンディーゼルの力強い走行や4WDの優れた旋回安定性は、試乗して実感しておきたいところです。
広い収納と快適インテリア
MAZDA2は外観がスポーティですが、車内空間にもこだわりがあります。
操作しやすいレバーやスイッチ、便利な収納スペースなどを備え、車内でストレスなく過ごせます。
運転席と助手席にはシートヒーターを装備するなど細やかな心遣いも嬉しいポイントです。
後部のハッチバックドアは荷物の積み下ろしが楽に行えるリアゲート開口幅があり、定員乗車時の荷室容量も280Lと十分です。
そしてやっぱりカラーバリエーション
やはりカラーバリエーションの豊富さもおすすめする理由です。
車検のついでにMAZDAのディーラーに行った際に、新車の購入は全く考えていませんでしたが、200通りものカラーは見ているだけでも楽しく、乗っている所を想像するのも楽しいです。
思わずじっくり選びたいと思いました。
まとめ
今回はマツダを代表するコンパクトカーMAZDA2について、燃費性能を中心に紹介してきました。
MAZDA2は秀逸な外観のデザインに加え、高い燃費性能と快適な走行性能を兼ね備えた車です。
さらに、クリーンディーゼルエンジン車を選択すればランニングコストも抑えられます。
ぜひこの機会にご検討ください。