ミニバンの安全性は実際どうなの?特徴や安全性の高いミニバンをご紹介
ミニバンとは車のボディタイプの一つであり、3列シートのワゴンタイプの自動車を指すケースが多いです。
車内空間が広く7~8人の大人数で乗車できるため、家族の人数が多いご家庭や大人数で移動する機会が多い人に向いています。
乗車できる人数が多く魅力的な車種である一方で、ミニバンの安全性が気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事ではミニバンの安全性について、また安全性が高くおすすめできるミニバンを紹介します。
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INDEX
ミニバンの特徴とは?
ミニバンに明確な定義はありませんが、主に3列シートがあるワゴンタイプの車をミニバンと呼びます。
ちなみに、アメリカのフルサイズバンよりも小さいバンのため、”ミニバン”と呼ばれています。日本はアメリカに比べて小さめの車が多いため、ミニバンとはいえ実際には大きめのサイズであることも珍しくありません。
ミニバンのメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 車内空間が広く大人数で乗れる
- 大きさの種類が豊富
- 座席が高く視界が良好
ミニバンは車内空間が広く、定員人数が7~8人となっています。乗車人数が少ないときは、空いたスペースに荷物を積むこともできます。
また、ミニバンは大きくコンパクトサイズ・ミドルサイズ・ラージサイズの3つに分けられます。大きさの種類が豊富で選択肢が多いため、目的に合わせた車を選びやすいでしょう。
さらに、ミニバンは座席位置が高いため視認性も高い車種といえます。
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ミニバンの安全性について
ミニバンは座席の位置が高くて視界良好のため、視界不良による衝突事故のリスクを抑えやすいです。安全性能に関する機能については車によって様々ですが、家族向け・大人数向けの車ということもあり、十分に安全機能が搭載された車が多いです。
一方で、ミニバンは車両重量の重さや車高の高さなどにより、状況によっては操縦が不安定になる可能性があります。
当然ではありますが、路面状況が悪いときや悪天候時の急ブレーキは、コントロールが難しくなる可能性があるため注意が必要です。
安全性の高いミニバン3台を紹介
ここから、安全性の高いミニバンを3台紹介します。今回紹介するのは、いずれも国土交通省から発表された「自動車安全性能の評価結果」で高い評価を得ている車です。
※参考元: 自動車事故対策機構|自動車アセスメント
※自動車安全性能の試験内容や評価基準は年度によって若干の相違があります。今回は評価年度が異なる車を3台取り上げているため、評価結果の項目や記載方法に統一性がない点ご了承ください。
日産|セレナ
メーカー | 日産 |
車名 | セレナ |
ボディタイプ | ミニバン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,770×1,740×1,865 |
車両重量(kg) | 1,780 |
総排気量(cc) | 1,198 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 55 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
トランスミッション | 無し |
カラー(全12種) | ・ブリリアントホワイトパール/ダイヤモンドブラック ・マルーンレッド/ダイヤモンドブラック ・ダークメタルグレー/ダイヤモンドブラック ・サンライズオレンジ/ダイヤモンドブラック ・ダイヤモンドブラック ・マルーンレッド ・サンライズオレンジ ・アズライトブルー ・ダークメタルグレー ・インペリアルアンバー ・ブリリアントシルバー ・ブリリアントホワイトパール |
※参考元:日産|セレナ 価格・グレード 日産|セレナ 諸元表
セレナは日産が製造・販売しているミニバンです。セレナの安全性に関する機能として、360度セーフティーアシストが搭載されています。死角になりやすい後方の動きまで細かく検知するため、高い安全性を維持した運転が可能です。また、高強度安全ボディにより、万が一衝突事故が起きた際に効率的なエネルギー吸収ができます。
自動車安全性能の評価結果
衝突安全 | ★★★★★ 175.8/208点(2016年) |
予防安全 | ASV+++ 141.0/141点(2019年) |
トヨタ|アルファード
メーカー | トヨタ |
車名 | アルファード |
ボディタイプ | ミニバン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,945×1,850×1,950 |
車両重量(kg) | 2,240 |
総排気量(cc) | 2,493 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 65 |
駆動方式 | E-Four(電気式4輪駆動方式) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
カラー(全3種) | ・ホワイトパールクリスタルシャイン ・ブラック ・グラファイトメタリック |
※参考元:トヨタ|アルファード トヨタ|アルファード 諸元表
アルファードはトヨタが製造・販売しているミニバンです。アルファードには、駐車スペースの検知機能や駐車アシスト機能など、安全性に関するサポート機能が豊富です。合計7つのエアバッグがついているため、万が一事故が発生した際の衝撃を最小限に抑えられます。
自動車安全性能の評価結果
衝突安全 | ★★★★★ 178.4点/208点(2016年) |
予防安全 | ASV+++ 141.0点/141点(2019年) |
Honda|フリード
メーカー | Honda |
車名 | ホンダ・6AAGB7 |
ボディタイプ | ミニバン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,265×1,695×1,710 |
車両重量(kg) | 1,410 |
総排気量(cc) | 1,496 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 36 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
トランスミッション | 7速オートマチック |
カラー(全8種) | ・プレミアムクリスタルブルー・メタリック ・シルバーミストグリーン・メタリック ・プラチナホワイト・パール ・スーパープラチナグレー・メタリック ・クリスタルブラック・パール ・プレミアムクリスタルレッド・メタリック ・フィヨルドミスト・パール ・トワイライトミストブラック・パール |
※参考元:Honda|フリード タイプ・価格・装備 Honda|フリード 諸元表
フリードはホンダが製造・販売しているミニバンです。衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など、予防安全性能が豊富に搭載されています。さらに、軽量かつ高強度の鋼板の使用や衝突時の衝撃を制御する独自技術の活用など、衝突安全性能に関する機能・装備も豊富です。
自動車安全性能の評価結果
衝突安全 | ★★★★★ 177.2点/208点(2016年) |
予防安全 | ASV++ 58.4点/71点(2016年) |
安全性能の評価基準「自動車アセスメント」について
日本で販売される自動車は「自動車アセスメント」によって客観的に評価されています。
自動車アセスメントとは、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が一体となって行う事業であり、安全性の高い自動車の普及を主な目的としています。具体的には、自動車の安全性を測る試験や試験の結果公表などを実施します。
評価基準や試験内容の細かい部分は随時アップデートが行われているため、年度によって若干の相違があります。2022年現在は、「予防安全性能評価」「衝突安全性能評価」「事故⾃動緊急通報装置評価」の3点で評価が行われています。
試験内容・評価方法・評価項目が細かく設定されているため、安全性における正確で客観的な評価が可能です。自動車の安全性能が気になる人は、ぜひ自動車アセスメントによる結果をご確認ください。
※参考元:NASVA|自動車アセスメントのご案内
まとめ
ミニバンは広々とした車内空間により、大人数での乗車や多くの荷物の積み込みが可能です。大きさの種類も豊富なため、用途に合わせて理想的な車を選べます。
ミニバンのなかでも、車によって機能や装備が異なります。そのためミニバンを購入する際は、車ごとにスペックや安全性能などを確認するのがおすすめです。
車内空間が広く選択肢が多い車をお探しの人は、車の安全性を把握したうえでミニバンを検討してみてはいかがでしょうか。