車のローンが通らない人の専門店とは？利用するメリット・デメリットについて

ローンを組んで車を購入したくても、審査に落ちてしまい、購入できないとあきらめてしまう人も多いのではないでしょうか。

そのようなときは、一般的なカーローンよりも審査が厳しくないローンが通らない人の専門店の利用を検討するのがおすすめです。

この記事では、ローンが通らない人の専門店を利用するメリット・デメリットや、ローンに通らない人でも車に乗れる方法をご紹介します。

関連記事：車のローン審査に落ちる理由3つを紹介！何を基準に審査される？

車のローンが通らない人の専門店とは？

車のローンが通らない人の専門店とは、独自のローンを提供している自動車販売店のことです。

一般的なカーローンは信販会社の審査を通過することで車の代金を借りることができ、利息を含めた金額を信販会社に対して返済していきます。

一方、車のローンが通らない人の専門店では、自社ローンを提供しており、信販会社を介さず、自動車販売店と車の購入者が直接契約を結びます。

そのため、ローン審査も信販会社ではなく自動車販売店が独自に行うのが特徴です。

自動車販売店の審査に通過すれば、車を分割払いで購入できます。

関連記事：オートローンとは？審査に通過するためのポイントを紹介！

関連記事：ディーラーローンとは？他のローンとの違いについて解説

車のローンが通らない人の専門店を利用するメリット

車のローンが通らない人の専門店は、一般的なカーローンの審査に落ちてしまった人におすすめです。

この専門店を利用するメリットを3つ紹介します。

一般的なカーローンよりも審査に通りやすい

一般的なカーローンでは、ほかのローンやクレジットカードの申込状況や返済状況などの信用情報がチェックされます。

そのため、過去に滞納といった金融トラブルを起こしている場合は、審査に落ちてしまうケースが多いです。

一方、車のローンが通らない人の専門店では、信用情報を重視しないケースが多く、収入証明書といった情報から現在の収入に問題がなく、今後返済していける見込みがあると判断できれば、審査に通る場合が多くあります。

ただし、収入を証明できない人や保証人がいない未成年などは審査に落ちてしまう可能性があるので注意が必要です。

金利を比較する必要がない

一般的なカーローンは車の購入者にお金を貸すため、金利がかかります。

一方、自社ローンは、自動車販売店と車の購入者が分割払いの契約を結ぶ仕組みのため、金利がかかりません。

そのため、低金利のローンを探したり、総返済額がいくらになるのかをシミュレーションしたりする必要がないのです。

ただし、金利相当額の保証料や手数料がかかる場合があるので注意しましょう。

スムーズに納車される

銀行のカーローンなどを利用する場合、審査に1週間程度かかることもあります。

これに対し、自社ローンは自動車販売店が独自の審査を行うため、即日審査結果が出るケースが多くあります。

また、車のローンが通らない人の専門店は、中古車に特化している場合が多いため、納車までのスピードもほかのローンを利用するときに比べて早い傾向があります。

そのため、ローンに通らない可能性がある人以外に、車を早く手に入れたい人にもおすすめです。

車のローンが通らない人の専門店を利用するデメリット

車のローンが通らない人の専門店にはさまざまなメリットがある反面、デメリットもあります。

ここでは、利用するときのデメリットを3つ紹介します。

中古車に限定される

車のローンが通らない人の専門店は、中古車を専門に販売していることが多い傾向があります。

そのため、新車を購入したい人にはあまり適していません。

また、信用情報を重視せず審査に通りやすい反面、ローンを組める金額も100万円前後と低い傾向にあるため、数百万円の車を購入したい人には向いていないでしょう。

支払総額が高くなるケースがある

車のローンが通らない人の専門店では、金利がかからないものの、金利相当の保証料や手数料が車体価格に上乗せされるケースがあります。

保証料や手数料は店舗によって金額が異なるため、想像以上に支払総額が高くなってしまう場合もあり、注意が必要です。

車のローンが通らない人の専門店を利用するときには、保証料や手数料がいくらかかるのかを確認し、損しないように注意しましょう。

支払いが終わるまで所有権がない

自社ローンによる車の購入は、分割払いで車を購入する方法のため、支払総額を払い終わるまで車の所有権は自動車販売店にあります。

支払いが終わるまでは車を自由に扱えないのはデメリットの1つといえます。

支払い途中に車を売却して新しい車に乗り換えることはできません。

また、支払いが滞った場合は、車が引き上げられてしまう可能性もあります。

ローンに通らない人が車に乗る方法

ここでは、ローンに通らない人が車に乗る方法を3つ紹介します。

保証人を用意する

アルバイトやフリーターなどは、収入の不安定さが原因でローン審査に落ちてしまう場合がありますが、保証人がいればローン審査に通る可能性があります。

保証人とは、支払能力がある配偶者や親、親族のことです。

保証人はローンの契約者本人が支払えなくなった場合に、代わりに支払義務を負うことになるため、必ず本人の納得を得たうえで保証人になってもらいましょう。

また、保証人に頼るのではなく、契約者本人が必ず支払うことを決意してからローンを契約することが大切です。

車体価格が安い車を選択する

軽自動車やコンパクトカーなど車体価格が安い車を選択することで、ローンを組む金額を下げられます。

ローン審査は収入に対して借入額が高すぎないか、返済していける見込みがあるかを審査するため、借入額を下げることで審査に通る可能性があるのです。

生活費や車の維持費に影響がない程度の頭金を用意するのも借入額を下げる効果があります。

借入額を下げられれば月々の返済額も下げられ、車を手に入れたあとの負担が軽減します。

カーリースを利用する

ローンに通らない人は、ローンを組むことを目指すのではなく、カーリースを利用するのもおすすめです。

カーリースとは、頭金を必要とせず月額料金を支払うことで車を借りられるサービスのことを指します。

レンタカーが短期的に車を貸し出すのに対し、カーリースでは数年間の長期契約ができます。

カーリースの月額料金には、車体の本体価格以外に税金や保険料、手数料などが含まれているため、購入後の維持費の負担を心配する必要がありません。

ただし、カーリースはあくまでもリース会社から車を借りるサービスであり、車の所有者はリース会社にあるため、勝手に売却することは禁止されています。

また、リース会社によっては車の価値を維持するために走行距離に制限を設けているケースもあります。

利用するときの注意点も把握してカーリースを利用しましょう。

関連記事：車のローンが通るか調べる方法や審査基準について紹介します！

関連記事：カーリースと車の購入を徹底比較！カーリース会社を選ぶポイントも紹介

まとめ

車のローンに通らないと悩んでいる人は、自社ローンを提供している車のローンが通らない人の専門店の利用を検討するのがおすすめです。

自社ローンは過去の滞納などの信用情報よりも現在の収入や返済能力を重視するため、一般的なカーローンよりも審査に通りやすい傾向があります。

ただし、車体価格に保証料や手数料が上乗せされて支払総額が高くなったり、中古車のなかから購入する車を選択しなければならなかったりするなどのデメリットもあります。

あとで後悔しないためにもメリットとデメリットを把握してから利用することが大切です。

ローン審査に通らない人でも保証人を用意したり、カーリースを利用したりすることで車に乗れるため、あきらめずに解決方法を探してみましょう。