ピアノブラックが人気な理由とは?代表的な車をご紹介!
「ピアノブラック」とは、その名の通りピアノの塗装に用いられている、独特な漆黒の塗装のことをいい、美しい光沢があり、深みと高級感のある黒さが特徴です。
車の内装・外装の一部にも用いられており、木目調やメッキ調などと並んで高い人気を集めています。
この記事では、ピアノブラックが人気な理由について解説します。
また、ピアノブラックの注意点や、メンテナンス方法についても解説するため参考にしてください。
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ピアノブラックが人気な理由
ピアノブラックは人気が高く、カーナビやシフト周囲などさまざまな箇所に用いられています。
しかし、なぜピアノブラックが人気なのでしょうか。ここでは、その理由について詳しく解説します。
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高級感を出すことができる
ピアノブラックは、一般的なブラックと異なり艶や光沢があるため、施された箇所は高級感や精悍な印象を与えます。
このようにピアノブラックが施された車内は、スタイリッシュな空間を演出できるため、人気が高いです。
また質感もなめらかであるため、触れたときの感覚も心地良さが感じられます。
車内の雰囲気が調和する
車のカーナビやオーディオなどにはディスプレイが多く用いられるため、その周辺(インパネ周り)にピアノブラックを施すことによって、全体的にディスプレイとピアノブラックとの光沢感の調和が生まれます。
このこともピアノブラックが人気な理由の一つです。
車の内装にこだわる人のなかには、ピアノブラックの塗装がされていない車でも、シフトパネルなどを自分でカスタムしてピアノブラックに変える人もいます。
ピアノブラックを選ぶ際の注意点
車内に用いられることが多いピアノブラックですが、ピアノブラックを選ぶ際の注意点もありますので、後悔しないためにも、事前に注意点を把握しておきましょう。
指紋や埃が目立ちやすい
ピアノブラックを用いることで車内の高級感が増す反面、鏡面仕上げのような光沢があるため、指紋や埃が目立ちやすいです。
きれいな状態であればとても洗練された印象になりますが、指紋や埃で汚れてしまうとその魅力が損なわれてしまいます。
ピアノブラックが施された箇所はこまめに拭く必要があるため、車内のお手入れに手間をかけたくない人は、ピアノブラック以外の汚れにくい塗装がされたものを選ぶ方がよいかもしれません。
傷が付きやすい
ピアノブラックはデリケートな塗装であるため、日常のちょっとした衝突でも傷が付くことがあり、取り扱いには注意が必要です。
ピアノブラックが施された箇所に指紋や埃が付いてしまい拭き取る際などに、傷が付く恐れがあります。
ピアノブラックのメンテナンス方法
先述した通り、ピアノブラックが施された箇所は傷や埃が付きやすいため、適切なメンテナンスが必要です。
ここでは、ピアノブラックのメンテナンス方法について解説します。
埃取りを車内に常備しておく
カー用品店には、車内専用の埃取りの小型モップが販売されています。
これを車内に常備し、汚れが気になった際にピアノブラックの塗装部分に使用すれば、ある程度きれいな状態を保つことができます。
この際、ゴシゴシ擦ると傷が付く可能性があるため、優しく撫でるように使用しましょう。
マイクロファイバークロスで拭く
ピアノブラックが施された箇所のメンテナンスには、マイクロファイバークロスを使用するのもおすすめです。マイクロファイバークロスは、カー用品店で購入できます。
ピアノブラックが施された箇所をきれいにする際は、マイクロファイバークロスで水拭きします。
水拭きしたあとは、水垢が残らないように乾いたマイクロファイバークロスで、水を拭き取りましょう。
ガラスコーティング剤を使用する
ピアノブラックが施された箇所をきれいに保つために、ガラスコーティング剤を使用するのもおすすめです。
ガラスコーティング剤は、傷や指紋の付着を防止できるだけではなく、小さな傷であれば消すことも可能です。
使用方法は、ピアノブラックの箇所の埃をあらかじめ取り、ガラスコーティング剤を付けて専用のクロスで塗り込みましょう。
新車の場合は、可能であれば納車されてから早い段階でガラスコーティング剤を塗っておくと、傷が付きにくくきれいな状態を長く保てるでしょう。
ピアノ専用のクロスやメンテナンス用品を使用する
上記のお手入れだけでも十分きれいになりますが、さらに美しく保ちたい場合はピアノ専用のクロスやピアノユニコンと呼ばれる液体を使用して拭き上げるとよいでしょう。
ピアノブラックは、楽器のピアノに施されている塗装でもあるため、ピアノ専用の用品を使用することで、美しく仕上がります。
ピアノ専用の用品を使用する際も、ピアノブラックの箇所が傷付かないように丁寧にメンテナンスを行いましょう。
ピアノブラックを使用している車
ピアノブラックは、車の内装や外装などさまざまな箇所に用いられ、人気の高い塗装です。
ここでは、ピアノブラックを使用している車を4台紹介します。
ダイハツ│ロッキー
ダイハツが製造・販売しているロッキーには、ピアノブラックが施されています。
グレードによって異なりますが、フロントグリルやバックドアガーニッシュ(後部ドアの装飾)などにピアノブラックの塗装が使用されており、引き締まった精悍な外観を演出しています。
スバル│レガシィアウトバック
スバルが製造・販売しているレガシィアウトバックにも、ピアノブラックが至る所に使用されています。使用箇所はシフトレバー、シフトパネル、インパネ・ドアトリム、パワーウインドウスイッチなどです。
4代目レガシィは2008年5月にスバル車で初めて内装にピアノブラックが採用された車です。
トヨタ│アクア
トヨタが製造・販売しているアクアにも、随所にピアノブラックの塗装が使用されています。
アクアのピアノブラックの使用箇所は、グレードによって異なりますが、フロントグリル、シフトパネル、インストルメントパネル、フロントドアトリム、オーディオディスプレイなどです。
まとめ
この記事では、近年車の内装などで人気が高い塗装であるピアノブラックについて、人気の理由や注意点、メンテナンス方法、ピアノブラックを使用した車について解説しました。
ピアノブラックは美しい塗装であり、車の高級感が演出されるため人気があります。
しかし、埃や指紋、傷が付きやすいデリケートな塗装でもあるため、こまめな掃除といったメンテナンスが必要です。
適切にメンテナンスを行い、高級感のあるスタイリッシュな車内を楽しみましょう。