ヘッドアップディスプレイとは?種類や選び方を紹介!

速度やナビ機能を確認する方法に、ヘッドアップディスプレイがあります。運転中、フロントガラスに情報を投影する仕組みです。前方から視線を外す必要がなく、安全な運転ができる機能として注目されています。

ここでは、ヘッドアップディスプレイとは何かを解説します。ヘッドアップディスプレイの種類や選び方についても詳しく説明するので、概要を知りたい人や購入予定の人はぜひ参考にしてみてください。

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ヘッドアップディスプレイとは?

ヘッドアップディスプレイとは

ヘッドアップディスプレイは、車のフロントガラスに走行速度やナビゲーションなどの主要情報を投影する映像表示装置です。もともとは軍用に開発された機能であり、戦闘機などの航空機で使われていました。日本では、1988年に日産が製造・販売するシルビアにて、導入されたものが最初といわれています。当時、表示は速度表示のみでオプションで選択可能でした。

ヘッドアップディスプレイには直接フロントガラスに投影されるタイプと、専用の板に投影されるタイプの2種類があります。現在は、フロントガラスに投影するタイプが採用されるケースが多いです。

ヘッドアップディスプレイはフロントガラスに情報を投影するため、視線を下げることなく情報を確認できる点が大きなメリットです。表示される情報は道路上に浮いているように見えるため、運転に集中したまま重要な情報をキャッチできます。

ヘッドアップディスプレイに表示される情報は車種やグレードによって異なりますが、走行速度やナビゲーション、エンジン回転数、燃料残量、エンジン警告灯などといった車両の状態を確認する情報が表示されます。また、車線逸脱警告、衝突回避支援などの安全運転支援機能の警告にも使われることが多いです。

現在では、多くの車種にヘッドアップディスプレイが搭載されており、特にトヨタの製造・販売する車はヘッドアップディスプレイの採用率が高いです。トヨタのプリウスやカムリ、ハリアー、ランドクルーザーなどにはヘッドアップディスプレイが標準装備されています。また、アクアやヤリスなどのコンパクトカーやレクサス、カローラなどにはオプションで後付けも可能です。

トヨタのほか、マツダやスズキもヘッドアップディスプレイの普及に力を入れています。

このように、現在では多くの車にヘッドアップディスプレイが搭載されています。運転中の視界のすみに走行速度やナビなどの情報が入るため、安全性の観点からメリットが大きいです。

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ヘッドアップディスプレイのメリットは?

ヘッドアップディスプレイ 運転集中

多くの車種に採用されているヘッドアップディスプレイですが、主に3つの観点からメリットが挙げられます。

運転に集中できる

ヘッドアップディスプレイのメリットとして、視線を前方から外さずに運転中に情報を確認できる点が挙げられます。

通常、スピードメーターやナビゲーションなどの情報は視線よりも下に配置されているため、確認するために一時的に前方から目を離し、視線を下に向けなければなりません。しかし、ヘッドアップディスプレイであればフロントガラスに直接情報が投影されるため、視線移動なく情報を確認できます。ドライバーは視界を前方にキープできることから、安全性も高いです。

眼精疲労が少ない

運転中は前方を注視したり、周りへ視線を移動させたりする必要があり、特に長時間運転だと目が疲れてしまいます。ヘッドアップディスプレイが搭載されている場合、視線の移動を最小限に抑えられるため、眼精疲労を抑止することが可能です。

また、ヘッドアップディスプレイは焦点が無限遠になるように調整されているため、ディスプレイから外に視線を切り替える際などに焦点を合わせ直す必要がありません。このように、自然に情報が目に入るように設計されているため、運転中の目の負担を減らせます。

昼夜・天候を問わず視認できる

ヘッドアップディスプレイは、夜間や悪天候でも情報を確認できるように作られている点もメリットです。

通常通り車内に置かれているメーターパネルやディスプレイで情報を確認する場合には、暗い環境や雨天時に情報が見づらくなることがあります。しかし、ヘッドアップディスプレイでは情報がフロントガラスに投影され、明瞭に表示されます。これにより、運転者は視界を確保しながら、重要な情報を見逃すことなく把握することが可能です。

なお、周囲が見えづらい場合でも、明るく色鮮やかに視認できるように補正する技術を活用して、より優れた視認性の確保が進められています。

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ヘッドアップディスプレイの種類は?

ヘッドアップディスプレイ   種類

ヘッドアップディスプレイの種類として「フロントガラス照射式」「投影式」「スマホディスプレイ式」の3種類をご紹介します。

フロントガラス照射式

フロントガラス照射式は、フロントガラスに情報を直接投影するタイプのヘッドアップディスプレイです。これは後付けで使えるものであり、車のダッシュボードに液晶画面を設置し、フロントガラスに反射フィルムを取り付けます。

これにより、鮮明にデータを映し出すことが可能です。フロントガラス照射式のメリットとしては、後付けのため好きな場所に投影位置を設定できる点です。自分の見えやすい位置に表示させることで、より視線移動を少なく快適な情報取得が可能になります。

投影式

投影式は、専用の投影板に情報を映し出すタイプのヘッドアップディスプレイです。直接フロントガラスに映すタイプに比べて、情報の表示が鮮明になります。フロントガラス照射式は、車によってうまく映し出せない可能性がありますが、投影式であればどの車でも高い視認性を維持することが可能です。

なお、投影式のヘッドアップディスプレイは、大型のものから小型のものまで幅広い種類があり、好みのものを見つけやすいでしょう。

スマホディスプレイ式

フロントガラス照射式と投影式のほか、スマホディスプレイ式のタイプもあります。これは、スマートフォンをヘッドアップディスプレイとして使用するものです。

専用のアプリをダウンロードすれば、スマホをセットするだけですぐに使用できます。スマホのナビ機能が使えるなど、便利な機能が多い点がメリットです。ただしスマホを使用するため、充電の減りや直射日光に注意する必要があります。

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ヘッドアップディスプレイの選び方は?

ヘッドアップディスプレイには多くの商品があり、どれを選べばよいか迷う人も多いのではないでしょうか。ここでは、選び方のポイントをご紹介します。

機能性で選ぶ

各ヘッドアップディスプレイに搭載されている機能はさまざまです。単に速度を確認するだけでなく、多くの機能を活用したい場合は「マルチステータス表示型」の多機能モデルを選びましょう。

また、長距離を運転することが多い人には「タイヤモニター型」がおすすめです。ヘッドアップディスプレイの中にはタイヤの状態を逐一確認できるタイプもあり、いち早く異常に気づけます。

接続方法で選ぶ

ヘッドアップディスプレイには、2種類の接続方式があります。

一つは「OBD2システム接続型」です。使用できる車は限られますが、GPSとOBDシステムのデータにより情報の信頼性が高い点が特徴です。もう一つは「シガーソケット接続型」といって、GPSのデータのみのため精度は落ちますが、取り付けが非常に簡単なため機械に詳しくない人でも使いやすいでしょう。

必要な情報の精度やコスパの観点からも商品を比較してみて、自分の好みに合うものを見つけてみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事ではヘッドアップディスプレイの概要やメリット、種類、選び方について説明しました。運転中に、速度やナビなどの情報をスムーズに視認できるため、従来のディスプレイよりも安全で快適な運転が可能です。

ヘッドアップディスプレイの購入を検討している人は、フロントガラス照射式や投影式、スマホディスプレイ式などさまざまなタイプがあるので、機能性や価格、接続方式なども確認しつつ、自分の車に合ったタイプを選んでみてください。

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