超小型EV!トヨタ C+podとは?スペック・カラー・内装を総まとめ!
徐々にEVシフトが進んでいる昨今、日産サクラやトヨタ bZ4X、スバルのソルテラなど各メーカーがEVの製造に力を入れている状況です。
上記の車種は2022年に話題となりましたが、2020年にリリースされたトヨタの超小型EV「C+pod」(公式表記は上付き+)をご存じでしょうか?
見た目からまず衝撃的だったかもしれませんが、ぜひ最後まで読んで興味を持って頂けたら幸いです。
C+podの見た目に隠れた魅力が伝われば幸いです。
関連記事:2人乗りの超小型電気自動車(EV)とは?超小型モビリティについて解説
INDEX
C+podの概要
C+podは2020年に法人、自治体向けに限定販売を開始した、超小型モビリティ(型式指定車)で、軽自動車の規格よりも小さな構造をしています。
2021年12月には、個人ユーザーも対象にして販売されました。
全ての車がリースによる契約としています。
リースである理由は、購入費の負担の軽減、電池のリデュース、リユース、リサイクル(3R)のためです。
トヨタによる環境への優しさが徹底しています。
関連記事:トヨタのEV戦略や水素社会への取り組みに対して海外の反応は?
C+podは軽自動車よりも小さいサイズ
上述したように、C+podは軽自動車より小さい規格となっています。
具体的には、以下のようなサイズです。
全長(mm) | 2,490 |
全幅(mm) | 1,290 |
全高(mm) | 1,550 |
ホイールベース(mm) | 1,780 |
同じトヨタの販売している最小の軽自動車、ピクシス エポックのサイズが以下の表の通りです。
全長(mm) | 3,395 |
全幅(mm) | 1,475 |
全高(mm) | 1,500 |
ホイールベース(mm) | 2,455 |
全高以外は大きな差があります。
アルファード1台分のスペースに2台駐車することができますが、駐車場のラインは守りましょう。
小回り半径も3.9mとコンパクトで狭い場所でも運転がしやすくなっています。
関連記事:軽自動車とは?購入するメリットやデメリットなどをご紹介
タイヤがパンクしたらどうなる?
軽自動車よりも小さいサイズということで気になるのが「不具合時の対応方法」でしょう。
大きなメンテナンスは結局ディーラーやPIT in plusなどのメンテナンスのプロにお任せするにしても、タイヤ交換などは特別な規格で高額になると不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論から言うと、軽自動車のタイヤと同規格なので問題ありません。
お近くの自動車整備業者にてご相談できます。
関連記事:N-BOXのタイヤサイズを紹介!サイズの見方や交換時期も徹底解説
C+podと軽自動車の相違点
タイヤサイズが同じとはいえ、軽自動車と違う点もあります。
順に見ていきましょう。
C+podの最高速度は?
C+podは超小型モビリティであるため、法定最高速度は60km/hです。
高速道路や自動車専用道路では使用ができない点に注意しましょう。
C+podの走行距離(航続距離)は?
満充電時の走行距離は150kmです。
日頃の街乗りでは毎日充電をしなくても充分な距離です。
人によっては週に1回の満充電で足りるかもしれません。
しかし、遠方に行くのであれば計画的な充電が必要です。
充電できる場所をあらかじめ調べておきましょう。
関連記事:EVの航続距離はどれくらいなのか?ガソリン車との違いも解説
C+podの乗車定員は?
2人乗りです。
普通の軽自動車は4人乗りであるため、不便に感じるかもしれませんが、超小型モビリティと割り切ることが大切です。
C+podの充電方法・時間は?
家庭用コンセントで充電可能です。
100V/6Aのコンセントの場合は約16時間で満充電ができます。
(オプションの充電アダプターが必要です:税込11,000円)
配線工事が必要ですが、200V/16AのBEV/PHEV専用コンセントが準備できれば約5時間で満充電できます。
C+podのカラーバリエーションは?
グレードXは標準色のみの1色です。
グレードGは、標準色に加え、ボディとルーフのツートーン5色と、ボディとルーフとドアのツートーンカラーが3色あるため、合計9パターン用意されています。
関連記事:車はこの色がおすすめ!車の人気色をランキング形式で紹介
こちらが標準色です。
以下がグレードG用意されているカラーバリエーションです。
また、ボディとルーフとドアのツートーンも3色あります。
例として、オレンジメタリックを挙げます。
C+podの内装は?
インパネ周りはEVらしくデジタル表記、ボタンもシンプルな設計となっています。
車体は小さいですが、2人乗りのためシートも実は余裕があります。
乗降口は2ドア(表記はバックドアを合わせて3ドア)のため、開口部も余裕があります。
かといって、ラゲージが狭いわけでもありません。
タイヤをなるべく外側に設置しているため、ギリギリまで開口部となっております。
C+podの価格は?
グレードXが1,650,000円(税込)、グレードGが1,716,000円(税込)とEVにしては破格となっております。
日産サクラは2,548,700円(税込)であることを考えると、かなり安めと言えるでしょう。
まとめ
今回は、C+podという少し変わった車を紹介しました。
EVとしての性能は航続距離150kmと街乗りでは困ることはあまりないでしょう。
しかし、充電できる場所は本当に確認しておいた方がいいです。
超小型モビリティという位置付けですが、車内スペースが狭いというわけでもなく、充分な室内空間を実現しています。
こういう車も可愛くて乗りたくなってきますね。
画像出典:トヨタ自動車株式会社