プリウス GR Edition!ル・マンへの感謝の意を込めたコンセプトカー
TOYOTA GAZOO Racingは、2023年のル・マン24時間レース100周年大会Manufacturers’ Villageにおいて、日本政府観光局、マツダ株式会社と共に「Japan. Endless Discovery.」を出展し、ル・マン24時間レースへの感謝の意を込めたコンセプトカー「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」を世界初披露しました。
スポーティでハイセンスなデザインに魅了され、市販化を待ち望んでいる方も多いと思います。
今回はそんな、プリウス GR Editionについてみていきます。
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INDEX
TOYOTA GAZOO Racingとプリウス GR Edition
TOYOTA GAZOO Racingは、ル・マン24時間レースに数多くの挑戦を繰り返してきました。
2012年からトヨタのハイブリッドテクノロジーを活かしたトヨタTS030ハイブリッドを投入し、その後ル・マン24時間レースで成長するトヨタGR010ハイブリッドに繋がる活動となりました。
さらにル・マン24時間レースで鍛えた知見は、プリウスなどのトヨタの市販車に活かされてきたのです。
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Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition
ル・マン24時間レースへの感謝を込めたコンセプトカーとして今回お披露目されたのが「プリウス 24h ル・マン センテニアル GR エディション」です。
「センテニアル」は100周年を意味し、2023年はル・マン24時間レースの100周年にあたるので、その感謝のためのコンセプトカーです。
その「ル・マン24時間100周年」とGRが入った名称が与えられており、新型プリウスをベースに、WEC(FIA世界耐久選手権)参戦車両のGR010ハイブリッドからインスパイアされています。
「ひとめぼれするデザイン」「虜にさせる走り」をキーワードとして掲げ、2022年、スポーティに進化した新型プリウスを更にスポーティに仕上げられました。
常に先進的な挑戦を続けてきたプリウスと同様に、GRは今後もモータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりに挑戦していく姿勢を貫いており、プリウス GRも優れた走行パフォーマンスを実現するでしょう。
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マルチヘッドライト
ル・マン24時間レースでは、夜間の視認性は重要視されており、勝敗を分ける鍵となります。
そのため、今回のコンセプトカーでは大きめのマルチヘッドライトが装着されました。
もしも、市販化されるのなら、さすがにこの大型のマルチヘッドライトは採用されないのではないかと思われます。
ただ、現時点では市販化の話はまだ出てきていない状況です。
期待して待たれている方にとっては、我慢の日々が続きそうです。
235/50R18インチ・ミシュランタイヤ
ル・マン24時間レースに限らず、モータースポーツで重要なタイヤは今回、ミシュランの235/50R18インチタイヤを採用しました。
ホイールは、軽量かつ冷却性と空力を両立したデザインが採用されています。
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更なる低重心化によるダウンフォース
車高を30mm下げ、更なる低重心化を実現し、サイドスカートを装着することで、フロア下に流れ込む空気を後方に流し走行安定性を向上させました。
プリウス GR Editionと市販モデルのプリウスの比較
Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition | プリウス 2.0Lハイブリッド E-Four Gグレード | |
全長(mm) | 4,690 | 4,600 |
全幅(mm) | 1,830 | 1,780 |
全高(mm) | 1,400 | 1,430 |
ホイールベース(mm) | 2,750 | 2,750 |
最低地上高(mm) | 120 | 150 |
先述の通り、全高、最低地上高が30mm下げられ、モータースポーツ仕様となっていることが一目でわかります。
プリウス GR Editionまとめ
TOYOTA GAZOO Racingは、2012年からWECおよびル・マンへの参戦を通じてハイブリッドシステムを鍛えてきました。
その経験が、プリウスなどの市販車にも活かされてきたのです。
今後もモータースポーツを起点としたもっといい車づくりの取り組みを通じて、サスティナブルなモビリティ社会の実現に向けた技術開発を続けていきますとあらためて宣言しています。
トヨタの今後の発展に目が離せません。
画像出典元:トヨタ自動車株式会社