セダンで行くキャンプは快適?車中泊のコツも紹介
近年バーべキューやキャンプの人気が高まってきています。
キャンプといえば、マルチに使えるSUVをイメージしがちですが、セダンでもキャンプには行けますし、車中泊までもが可能です。
今回はキャンプにも行けるおすすめのセダン3選、セダンで車中泊するコツなどを紹介していきます。
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セダンがキャンプにおすすめできる理由とは?
「セダンでキャンプ」と聞くと意外に思われるかもしれませんが、問題なく実施できます。
もちろん車の大きさや参加人数にもよりますが、現行のセダンであれば積載能力があるため、あまり高さのないキャンプ用品であれば積載可能です。
たとえば、セダンの代表格だったトヨタの「クラウン・アスリート」のトランク容量は510L。
これは同社のSUV ハリアーの409Lを大きく上回っています。
さらにセダンはトランクスルー機能(※)が搭載されていることが多く、長さのある道具でも後部座席を利用することで積載可能です。
また、セダンは重心が低く曲がりくねった道もストレスなく走行できるため、快適にドライブできるでしょう。
※後部座席の一部を倒し、トランクルームと居住空間を繋げられる機能
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セダンでキャンプに行く際のおすすめ車3選
セダンでも快適にキャンプに行けるおすすめの車3台を紹介します。
大きさが手頃で汎用性が高い「トヨタ クラウン」
セダンの中でも特におすすめの車がトヨタのクラウンです。
ボディサイズは日本の交通事情に合わせ、全幅(車幅)が1,890mmとなっており、狭い道でも比較的運転しやすい車となっています。
荷室はSUVに匹敵する容量があり、安心してキャンプに行くことができるでしょう。
高級セダンのカテゴリに該当する車のため、乗り心地もよく快適なドライブが可能です。
ただしトランクスルーは使えないため注意が必要です。
輸入車ならではの広い車内が魅力「フォルクスワーゲン パサート」
ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン。その中でもパサートは上級グレードに位置します。
ボディサイズはクラウンと同等ながらトランク容量は586Lもあり、大きな荷物を積むことができます。
さらに、後部座席を倒したトランクスルーを活用すればさらに広大なスペースを確保でき、工夫すればスノーボード用品のみならずサーフボードまで積むことができる広さです。
1人なら楽々寝ることができる「ホンダ グレイス」
ホンダ グレイスはハイブリッドを主軸とした低燃費が魅力のセダンです。
ボディサイズは5ナンバー枠(※)でカローラほどの大きさ(全幅1,695mm程度)のため、車中泊は1人がおすすめです。
※ボディサイズと排気量で区分されたもの。
トランクサイズは430Lと、今回列挙したほかの2台と比べると少ないですが、ボディサイズを考慮すると十分な容量を確保できています。
現在新車での販売は終了していますが、中古車は値ごろ感がありお得に購入しやすい車といえます。
障害物を感知し自動ブレーキが働く「衝突被害軽減ブレーキ」などさまざまな運転支援システムを搭載しており、安心してドライブができるでしょう。
車中泊を快適にするコツ
セダンでも、工夫次第で十分車中泊が可能です。
ポイントは「いかに限られたスペースを快適な空間にできるか」です。
窓に貼るシェードで日光や視線をさえぎる
快適な車内作りの第一歩は、外界からの視界をシャットアウトすることでしょう。
車中泊をするにあたって、外からの視線はかなり気になるところ。まずはシェードを利用し、パーソナルスペースを確保しましょう。視線をさえぎることは、防犯にも役立ちます。
押さえておくべきポイント
車専用のシェードは、ホームセンターやカー用品店で取り扱っています。
専用品は、窓のサイズに合わせて加工されているため、取り付けも容易です。ある程度厚めのものであれば、断熱効果も期待できます。
ただし、着色フィルムを貼る際は注意が必要です。
特に前面窓ガラスや運転席および助手席の側面窓ガラスに着色フィルムを貼りつける行為は、道路交通法違反に該当します。
シェード以外にもタオルやブランケットなどを上手に活用しましょう。
エアマットを敷いて段差をなくす
車中泊を快適に過ごす際に忘れてはならないのは、睡眠スペースの確保です。シートアレンジのみでは、段差ができてしまいます。
不快な段差を解消するためにマットの設置を検討した方がより快適な空間となります。
押さえておくべきポイント
マットはさまざまなタイプがありますが、コンパクトに収納できるエアマットがおすすめです。
シートの段差を滑らかにしてくれる効果もあるため、快適なスペースを確保できるでしょう。
荷物の量を減らす
シンプルに荷物の量を減らすことも快適な車中泊に役立ちます。
スペースの限られたセダンではトランクスルーを利用することが多くなりますが、荷物が多いと車中泊のスペース確保が困難になります。常に車内に載せている洗車道具やスポーツ用品などは事前におろしておきましょう。
押さえておくべきポイント
余裕があれば天井など、いわゆるデッドスペースの活用にも取り組んでみましょう。
たとえば、市販のネットと結束バンドを用いて天井に簡易収納スペースを作ったりしてちょっとした小物置き場を作るなど、さまざまなアレンジが可能です。
セダンでキャンプに行く時の積載方法
セダンは積載方法にも工夫が必要です。
持っていく道具を小さくまとめる、現地調達できるものは持っていかない、など慎重に考えましょう。
また、クーラーボックスなど道中での使用が想定されるものは取り出しやすい場所に積みこんでおいた方が無難です。その際、クーラーボックスはふたが開けられる空間を確保することをおすすめします。
その他、ランタンやゴミ箱用のランドリーボックスがあると便利です。
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まとめ
今回はセダンで行くキャンプについて、車中泊に向いたセダンやコツなどを紹介しました。
セダンは毛足の長いカーペットが使われていることもありますが、掃除が大変になるため持ち込まないほうがよいでしょう。
現在はセダンの積載容量も増え、キャンプ用品の小型化も進んでいるため、セダンでも十分にキャンプを楽しめます。
これからセダンでキャンプに行こうと考えられている方は、自分のライフスタイルやキャンプ以外での使用用途を見極め自身に適した車選びをおすすめします。