トヨタ「スープラ」の値段やグレードごとの違いなどを紹介

1980~1990年代にスポーツカーが流行しましたが、その中でも人気の高かった車がトヨタのスープラです。

スープラにいつか乗りたいと思っている人も多くいるでしょう。

この記事では、トヨタのスポーツカーであるスープラの魅力や、値段、グレードごとの違いなどについてご紹介します。

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トヨタのスポーツカー「スープラ」とは

トヨタ スープラRZ ボルカニックアッシュグレーメタリック

スープラは、トヨタが販売しているスポーツカーです。

その歴史は、1977年までさかのぼります。

スープラは当時海外での人気が高かった日産のフェアレディZのヒットを受けて、開発計画が立てられた車です。

1977年の東京モーターショーに出展したのち、1978年から販売開始されました。

その後、1981年に2代目スープラが販売開始となりました。

特徴として、リトラクタブルヘッドライトが強い印象を与えるフロントマスクを採用していたことが挙げられます。

リトラクタブルヘッドライトとは、車体の内部に格納することが可能な前照灯のことです。

また当時の先端技術であったデジタルメーターを採用していた点も、特徴の一つといえるでしょう。

2代目スープラ販売開始から5年後の1986年に、3代目スープラが販売開始となります。

インパネに関しては、センターコンソールまで一体化させた横L字型のデザインを採用していた点が特徴として挙げられます。

型番から「ナナマルスープラ」の愛称で親しまれていました。

その後、1993年に4代目のスープラが販売開始されます。

今でも中古車市場で高い人気を誇る車です。

4代目スープラに関して、日本の乗用車として初めて6速MTを搭載した点が特徴として挙げられます。

そして2019年にトヨタとBMWが共同開発を行い誕生したのが、5代目スープラです。

現代の車では珍しくショートホイールベースを採用しています。

これにより軽快なハンドリングを実現しています。

グレードで見るスープラの値段やスペック

スープラのグレードとしては「RZ」「SZ-R」「SZ」の3種類が挙げられます。

3種類のスペックや値段については、以下の表にまとめています。

RZSZ-RSZ
全長(mm)4,380
全幅(mm)1,865
全高(mm)1,295
ホイールベース(mm)2,470
車両重量(MT)(kg)1,520・1,5301,4601,410
乗車定員(名)2
トランスミッション6速マニュアル・
8速スポーツ
オートマチック
8速スポーツオートマチック
総排気量(CC)2,9971,998
使用燃料無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク(L)52
値段(円)7,313,0006,013,0004,995,000
※参考元:トヨタ公式サイト

スープラのグレードによる違い

ここでは、グレードごとの違いを詳しく比較していきます。

最上位モデルであり、AT・MTの選択や、9J鍛造アルミホイールを使用した高級感あふれるホイールが魅力の「RZ」。

費用と機能面のバランスが取れ、本革シートが採用されるなど随所にこだわりも見える「SZ-R」。

エントリーモデルで価格重視の方におすすめの「SZ」。

生活スタイルや予算によって最適なグレードは変わってきます。
満足のいく選択ができるように、それぞれの違いをしっかりと押さえておきましょう。

RZ

トヨタ スープラ RZ(MT)内装
トヨタ スープラ RZ(MT)内装

RZはスープラの中で最も高いグレードです。

シリーズで唯一マニュアルミッション(以下MTと表記)を選択できます。

値段はMT、オートマチックトランスミッション(以下ATと表記)ともに7,313,000円(税込)です。

インテリアにこだわることができる点が、RZの魅力の一つといえます。

インパネやシートの色に関して、3色の中から選ぶことが可能です。

またホイールも3つのグレードで唯一、9J鍛造アルミホイールが採用されています。

SZ-R

SZ-Rは、RZの次に高いグレードです。

RZのようにインパネやシートの色を選択することはできませんが、シートの素材としてアルカンターラ+本革が採用されているなど、ところどころにこだわりが見えます。

費用と機能のバランスがよいグレードといえるでしょう。

値段は6,013,000円(税込)です。

SZ

スープラの中で最も低いグレードがSZです。

シートの素材としてファブリックが採用されています。

また色に関してはブラック一色です。

内装や機能面よりも価格の安さを重視する人におすすめのグレードといえます。

値段は4,995,000円(税込)です。

スープラの特徴や魅力

スープラは昔から人気が高い車です。

では、どういった部分が人々を惹きつけているのでしょうか。

ここからは、スープラの特徴や魅力についてご紹介します。

個性的な外観と内装

トヨタ スープラ RZ 本革(タン)
トヨタ スープラ RZ 内装

前述したように、5代目スープラではショートホイールベースが採用されています。

低重心の限界に挑戦した外観は、多くの人から支持されています。

また内装にこだわっている点も魅力の一つです。

車両姿勢の変化を掴みやすい水平なインパネや、見晴らしのよいデザインなどにより快適に運転できるでしょう。

世界でも数少ない直6搭載車

直6は歴代スープラで採用されている、スープラを象徴する伝統的なエンジンです。

直6とは、直列6気筒エンジンのことです。

スープラに搭載されているBMW製直6は、パワーと環境性能を両立しています。

直6搭載スポーツカーの希少性や同形式のエンジンを搭載したライバルの少なさなども、スープラの人気が高い要因の一つといえるでしょう。

走行性能が優れている

スープラでは、アルミとスチールを使った骨格構造に、異なる素材同士の接合強度が追及されています。

そのため、丈夫なボディだけでなく軽量化も実現しています。

ちょっとした変動を抑え込めることは、安定した走行の実現に繋がるといえるでしょう。

スープラの安全性能

自動運転 (1)

走行性のよさや外観・内装のかっこよさから多くの人に支持されているスープラですが、安全面でも優れています。

さまざまな安全機能が搭載されていますが、ここでは代表的な安全機能を4つご紹介します。

プリクラッシュセーフティ

プリクラッシュセーフティとは、衝突回避を支援してくれる安全機能です。

前方の車や歩行者などを搭載されているカメラで検知して、衝突の可能性があると判断した際に警報を発してくれます。

警報が出ている状態で運転手がブレーキを踏んだ際には、ブレーキアシストを行い減速してくれます。

レーンディパーチャーアラート

レーンディバーチャーアラートとは、車両が車線からはみ出しているということを知らせてくれる安全機能です。

道路の白線や黄線をカメラで認識し、車体がレーンからはみ出しそうになると、ステアリングが振動して注意喚起を行います。

高速道路を運転する際に活用できる安全機能の一つといえるでしょう。

レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)

レーダークルーズコントロールとは、先行車と車間距離を保ちながら追従走行する際に活用できる安全機能です。

先行車停止時には停止をします。

その後、先行車が発進した際には、自動的に再発進してくれます。

渋滞でのストレスを軽減してくれる機能ともいえるでしょう。

ブラインドスポットモニター

ブラインドスポットモニターとは、後方確認をアシストしてくれる安全機能です。

車を運転している人の中には車線変更しようとした際に、後続車に気づかずぶつかりそうになった経験をしたことある人もいるでしょう。

ブラインドスポットモニターが搭載されているスープラでは、隣を走る車が死角に入った際には、LEDインジケーターを点灯して知らせてくれます。

またウインカーを点滅させた際には、LEDインジケーターを点滅させることで注意喚起もしてくれます。

まとめ

スープラは、昔から人気が高いトヨタから販売されているスポーツカーです。

現在の5代目スープラでは「RZ」「SZ-R」「SZ」の3種類のグレードが販売されており、それぞれの魅力や、値段、グレードごとの違いなどについてご紹介しました。

値段よりも機能面やインテリアの質感の高さなどを重視するのであれば、最も高いグレードのRZがおすすめです。

費用面と機能面のバランスが取れたスープラを希望するのであれば、SZ-Rを選びましょう。

とにかく値段が安いスープラがよいという場合は、SZを選ぶのがおすすめです。

なおスープラの魅力は、外観や内装の美しさや走行性の高さなどさまざまです。

魅力が多いスープラを購入して乗ることで、日々の運転がより楽しいものになるでしょう。

この記事でスープラに興味を持ったという人は、ぜひ自動車販売店に足を運んでみてください。

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