2ドアの車とは?メリット・デメリットやおすすめの車を紹介
一般的な車のドア数は4枚または5枚であることが多いのですが、なかには2枚の車もあります。
2ドアの車は不便なイメージがある人もいるでしょう。
現在、日本で普及している車のほとんどが4ドアや5ドアであり、2ドアの車が少ないのも事実ですが、2ドアの車には4ドアの車にはないメリットがあります。
この記事では、2ドアの車のメリットやデメリットについて解説していきます。
また、おすすめの2ドアの車も紹介するのでぜひ参考にしてください。
INDEX
2ドアの車とは
2ドアの車とは、車内へ入るためのドアが2枚しかない車のことを指します。
基本的には、クーペに採用されている場合が多く、「スポーツカー=2ドア」のイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
2ドアの車は、乗降の不便さがあるため採用されることはあまりなく、一般的な乗用車の多くは4ドアや5ドアとなっています。
現在では実用的な車に需要があるため、クーペなどの2ドアの車は少なくなっていますが、車好きの人からは今でも愛されており、人気がある車といえるでしょう。
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2ドアの車のメリット
ここでは、2ドアの車のメリットについて解説していきます。
デザインがかっこいい
2ドアの車は車体が低く、エンジンルーム・車内・トランクルームのバランスがよく、洗礼されたデザインとなっています。
また、オープンカーへ切り替えられるタイプや、ガルウィングやシザードアなどのドアを採用しているタイプがあるのも2ドアの車の魅力です。
さらに、ドレスアップすることでより自分好みのデザインへ近づけられます。
関連記事:2人乗りの車の魅力とは?2人乗りのかっこいい車を紹介
走行性能が高い
2ドアの車は走行性能が高いことも大きなメリットです。
車体が低く設計されているため、カーブなどの旋回時に重力の影響を受けにくくなっています。
そのため、揺れやもたつきが発生しにくく、スムーズなコーナリングが可能です。
さらに高出力なエンジンを搭載しており、ブレーキ性能なども高く設計されているため、快適な走行を楽しめます。
また、バケットシートによるホールド感や低いシート位置は、より車の運転を楽しませてくれます。
2ドアの車のデメリット
ここでは、2ドアの車のデメリットを解説していきます。
乗り降りが不便
2人乗りであれば問題ありませんが、2ドアの車の中には4人乗りの車もあります。
4人乗りになると、後席に乗り込む場合は前席のシートを倒さなければなりません。
また、後席は大人がゆったりとくつろげるようなスペースはなく、窮屈に感じる設計になっている点も2ドアの車のデメリットです。
荷物が積めない
クーペのような2ドアの車は、デザイン性を重視して作られているため積載量は多くありません。
後席のスペースも狭くなっており、トランクも大きな荷物が入るほど広くはありません。
2ドアの車は、実用性や利便性ではなく、デザインや走行性能に特化した車であることを理解しておきましょう。
おすすめの2ドア車を紹介
ここでは、おすすめの2ドアの車を3台紹介していきます。
トヨタ GR86
GR86は、トヨタが製造・販売する2ドアのクーペです。
スポーツカーらしいフォルムとなっており、内装もバケットシートや3連メーター風のダイヤルなどスポーツカーらしさを感じさせます。
各所にアルミ材を使用することで、軽量化を追求し、車体のねじり剛性を向上させたことで、高速コーナーでの安定した走行とハンドリングを実現しています。
GR86のグレードは、全3種類となっており、マニュアル車とオートマチック車の両方が販売されています。
価格は2,799,000円(税込)〜となっています。
GR86の基本スペックは下記の通りです。
メーカー | トヨタ |
車名 | GR86 |
ボディタイプ | クーペ |
ドア数 | 2 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,265×1,775×1,310 |
車両重量(kg) | 1,260 |
総排気量(cc) | 2,387 |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク(L) | 50 |
駆動方式 | 2WD(FR) |
トランスミッション | 6速マニュアル |
カラー(全7種) | ・スパークレッド ・クリスタルブラックシリカ ・クリスタルホワイトパール ・ブライトブルー ・アイスシルバーメタリック ・マグネタイトグレーメタリック ・サファイアブルー |
※紹介グレード:「RC」
スバル BRZ
BRZはスバルが製造・販売する2ドアのクーペであり、トヨタのGR86の兄弟車です。
外観はGR86とほとんど変わりませんが、「究極のピュアスポーツカー」をコンセプトに作られた車です。
GR86はデジタルを効率的に使用し開発するのに対して、BRZはクレイモデルを主体とすることにこだわって開発されています。
空力性能を向上させることで、直進安定性や旋回性能を高めています。デザインだけではなく、性能・機能も兼ね備えた車といえるでしょう。
BRZのグレードはSとRの2種類となっており、それぞれマニュアル車とオートマチック車が用意されています。車両価格は、3,080,000円(税込)〜となっています。
BRZの基本スペックは下記の通りです。
関連記事:BRZの燃費はどうか?86、フェアレディと燃費を比較
メーカー | スバル |
車名 | BRZ |
ボディタイプ | クーペ |
ドア数 | 2 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,265×1,775×1,310 |
車両重量(kg) | 1,270 |
総排気量(cc) | 2,387 |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク(L) | 50 |
駆動方式 | 2WD(RWD) |
トランスミッション | 6MT |
カラー(全7種) | ・クリスタルホワイト・パール ・アイスシルバー・メタリック ・マグネタイトグレー・メタリック ・クリスタルブラック・シリカ ・イグニッションレッド ・サファイアブルー・パール ・WRブルー・パール |
※紹介グレード:「S」
日産 フェアレディZ
フェアレディZは、日産が製造・販売する2ドアのクーペです。スポーツカー好きの人であれば、一度は聞いたことのある車でしょう。
新型フェアレディZは「伝統と最新技術の融合」をテーマに設計された車であり、最新技術と歴代フェアレディZのオマージュを込めたデザインに仕上がっています。
曲線を描くような美しいデザインの中には、かつてのフェアレディZを彷彿させるような箇所が鏤められています。
また、3連メーターやバケットシートによってスポーツカーらしさをより感じられます。
さらに、USB電源やセンタートレイを装備するなど利便性もあります。
フェアレディZのグレードは全4種類となっており、マニュアル車とオートマチック車が販売されています。
車両価格は5,241,500円(税込)〜と比較的高価な車です。
フェアレディZの基本スペックは下記の通りです。
メーカー | 日産 |
車名 | フェアレディZ |
ボディタイプ | クーペ |
ドア数 | 2 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,380×1,845×1,315 |
車両重量(kg) | 1,570 |
総排気量(cc) | 2,997 |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク(L) | 62 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 6速マニュアル |
カラー(全9種) | ・イカズチイエロー/スーパーブラック ・セイランブルー/スーパーブラック ・カーマインレッド/スーパーブラック ・ステルスグレー/スーパーブラック ・ブリリアントシルバー/スーパーブラック ・プリズムホワイト/スーパーブラック ・バーガンディー ・ダークメタルグレー ・ミッドナイトブラック |
※紹介グレード:「フェアレディZ」
まとめ
利便性や実用性を求める現代では、2ドアの車はあまり多くはありません。
しかし、2ドアの車には多くの魅力があり、ガルウィングなどのドアや存在感のあるデザインは2ドアの車ならではの魅力といえるでしょう。
特に、かっこいい車に乗りたい、車を運転する楽しさを感じたいという人にはおすすめの車です。
利便性や実用性よりもかっこよさや走行性能を追求したい人は、2ドアの車に乗ってみてはいかがでしょうか。