軽自動車の維持費は普通車よりも安い?維持費の内訳を解説!

「車はとりあえず乗れたら何でも良いから費用は安く済ませたい!」という理由から、軽自動車を選択する方もいらっしゃると思います。

確かに軽自動車は普通車よりも維持費は安いです。
では、そもそもなぜ軽自動車の維持費は安く済むのでしょうか?

本記事ではその理由や維持費の内訳について詳しく解説します。

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軽自動車の維持費が安いのはなぜ?

なぜ、普通車よりも軽自動車のほうが維持費は安いのでしょうか?
その理由を具体的に解説します。

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自動車税などの税金が安いから

軽自動車の維持費が安く抑えられる理由のひとつとして、自動車税などの税金が安いからという点が挙げられます。
自動車税・軽自動車税は車のサイズではなく、総排気量によって決まります。

普通車は総排気量が大きいほど、税額が増えていきます。

例えば、総排気量が660cc以上〜2,000cc以下と定められているコンパクトカーでも、自動車税は25,000円~39,500円(2022年時点・購入時期によって異なる)かかります。

一方、総排気量が660cc(0.66L)以下の軽自動車の場合、税額は一律10,800円と普通車の約半額から1/3以下で済みます。

また車検時に納める自動車重量税も、軽自動車は低く設定されています。
普通車は車体重量0.5tごとに税額が加算されますが、軽自動車は一律で変化することはありません。

保険料が安いから

自動車保険には、自賠責保険と任意保険があります。

自賠責保険は事故を起こしたときに被害者への対応に充てる費用を補填するのが目的で、加入が義務付けられています。

一方、任意保険は対人だけでなく対物・自損事故などによる損害や被害の補償をするものです。
しかし、安心料でもあるとはいえ、保険料の負担は気になるところでしょう。

軽自動車の保険料は保険会社やプランによって異なりますが、ほとんどの場合、自賠責・自動車保険ともに普通車より安い傾向にあります。

なぜなら、車体が軽い、普通車に比べて近距離利用が多い、定員が少ないなどの特徴から、軽自動車は「事故の際の被害や相手に与える損害が普通車より少ない」と考えられているためです。

燃費が良い車が多いから

軽自動車は普通車に比べると車体が小さく軽量です。

走行中の空気抵抗も少ないため、普通車ほどのエネルギーを必要としません。
軽自動車の燃費は比較的良い(低燃費)といわれているのはこのためです。
例えば、ガソリン1Lあたりの走行可能距離は平均で15km前後、車種によっては20kmを超えるものもあります。

低燃費の自動車は消費するガソリンの量が少なく済みます。
しかし、ガソリン1Lの価格は車種によって変わることはありません。
当然、燃料の消費量が多ければ給油回数も増え、それだけガソリン代がかかります。
軽自動車の維持費が普通車より安く済むのは燃費の良さも関係しているのです。

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自動車の年間維持費の内訳

自動車を維持するにはさまざまな費用がかかります。
ここから、年間で必要な維持費の内訳を見ていきます。

1年に1度支払う自動車税

自動車税・軽自動車税は、毎年4月1日時点の車の所有者が納めなければなりません。

税額は自動車の総排気量によって決まります。
また普通車の場合、登録年月日によって税額が変わるのが特徴です。
例えばコンパクトカーに分類される総排気量1,000cc以下の普通車は、車両登録が2019年9月30日以前なら29,500円、同年10月1日以降は25,000円となっています。

一方、軽自動車の総排気量は車種に関係なく660cc(0.6L)以下と定められているため、税額は一律10,800円です。

自動車の大きさはあまり変わらなくても、軽自動車とコンパクトカーでは自動車税額に14,200円~18,700円もの差が生じることになります。

不定期に支払うガソリン代

自動車の維持費で大きな割合を占めるのは、やはりガソリン代ではないでしょうか。
近年、自動車は全般的に燃費がよくなっていますが、やはり普通車と軽自動車では差があります。

ガソリン代の計算式は「消費ガソリン量×ガソリン単価」です。消費ガソリン量は走行距離を燃費で割ることで算出できます。例えば500kmの距離を走る場合、燃費10km/Lの普通車であれば50Lのガリソンが必要です。
ここにガソリン単価150円を掛け算すると、単純計算でガソリン代は7,500円となります。

しかし燃費15km/Lの軽自動車なら消費ガソリン量は約33Lとなり、ガソリン代は約4,950円で済みます。これを年単位で考えておよそ5,000km走ると仮定すると、ガソリン代の差がより実感できるのではないでしょうか。

2~3年に1度支払う車検

2年ごとに義務付けられている車検(新車の場合のみ初回は3年目、それ以降は2年ごと)の費用も維持費として考えなければなりません。

車検を依頼する業者によって多少の差はあるかもしれませんが、車検代は、一般的に基本料金の他に自賠責保険や自動車重量税、手続き代行料などがかかります。

車検代の相場は普通自動車で80,000円~100,000円、軽自動車で60,000円~70,000円です。
車検代は必ずかかる費用のため計算に入れておきましょう。

毎月支払う車のローン

自動車をローンで購入した場合は月々の返済も必要です。

利用するローン商品の金利や借入期間によって異なりますが、20,000円~30,000円を毎月返済するか、月々10,000円台に抑える代わりにボーナス時の返済額を増額するパターンが多いようです。

どちらの方法でも固定金利であれば借入期間中に返済額が変動することはないため、維持費として必要な金額を把握しやすいでしょう。

いずれにせよ、自身の経済力に合わせて、最適な支払額を定めておきたいところです。

加入が義務付けられている保険

自賠責保険は法律で自動車の所有者全てに加入が義務付けられているため「強制保険」とも呼ばれています。

しかし補償は対人事故を起こした際の被害者にしか行われません
自身や自分の自動車に対しての補償や対物・自損事故を起こしたときの損害は対象外です。

そこで必要となるのが、自動車事故に伴うさまざまな補償をカバーする「自動車保険(任意保険)」です。
自動車保険の料金は、補償内容だけでなく、車種や用途、年間走行距離、免許証の色や年齢によって異なります。

契約前に複数の保険プランを比較したり、シミュレーションして自分に合ったものを選びましょう。

車の安全を確保するためのメンテナンス費用

自動車を安全に利用するには、車検だけでなく定期的な点検(メンテナンス)も欠かせません。

なぜなら、自動車本来の性能が発揮できない状態で走行した場合、あらゆる危険リスクが高まります。
最悪の場合、自分自身や周りの人の命を脅かすような重大事故が発生する可能性もあります。

幸いそこまで大事にならなくても、故障したり車が動かなくなったりすれば、修理や買替えが必要となります。
そうなるほうがかえって負担が大きいでしょう。

このような事態を未然に防ぐためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。

安全を確保するために、年間維持費の予算として、メンテナンス費用をきちんと確保しておくほうがよいです。

関連記事:車のメンテナンス方法とは?長く使うための基本項目

まとめ

軽自動車は普通車に比べて車両本体価格が安く、維持にかかるさまざまな費用も抑えられるのがメリットです。
税金や保険料、車検代が普通車より低く設定されているだけでなく、燃費が良い車も比較的多いのが特徴です。

数年単位で計算すると、その差はとても大きいですね。

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カーナレッジ編集部

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