新車のシビックタイプRは買えない?その理由について解説
ホンダが製造・販売しているスポーツ性能が高い車がシビックタイプRです。
スポーツカー好きの間で人気の高いシビックタイプRですが、新車で買えないという噂は本当なのでしょうか。
この記事では、シビックタイプRが購入できない理由やできるだけ早く手に入れる方法を解説しています。
シビックタイプRの魅力についても詳しく解説しているため、シビックタイプRを購入するべきか迷っている人は参考にしてください。
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INDEX
シビックタイプRの概要
シビックタイプRは、コンパクトスポーツカーの代表として幅広い年代の人に愛されてきた車です。
1997年代にシビックタイプR初代モデルが発売されました。
2022年9月にはピュアスポーツモデルを追求したファン待望の6代目が発売されています。
歴代のシビックタイプRで最も売れたのが2017年に発売されたモデルです。
世界95の国と地域で販売され、歴代最高となる47,000台を売り上げました。
日本国内では8,700台のため、日本だけでなく世界中から人気を集める車ということがわかります。
メーカー | ホンダ |
車名 | シビックタイプR |
ボディタイプ | スポーツカー |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,595×1,890×1,405 |
車両重量(kg) | 1,430 |
総排気量(L) | 1.995 |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク(L) | 47 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
トランスミッション | 6速マニュアル |
カラー(全5種) | チャンピオンシップホワイト ソニックグレー・パール クリスタルブラック・パール フレームレッド レーシングブルー・パール |
※紹介グレードは「TYPE R(FF)」
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シビックタイプRの魅力について
シビックタイプRはなぜ、多くの人の関心を集めることができるのでしょうか。
シビックタイプRには、次のような魅力があります。
- シンプルで美しいデザイン
- 速く走れて運転しやすい
- 快適な室内空間
- 充実した安全装備
シビックタイプRの魅力を詳しくチェックしていきましょう。
シンプルで美しいデザイン
シビックタイプRのエクステリアは、万人に受けるシンプルなデザインが特徴です。
フロントは低重心で伸びやかなワイドフォルムが融合しているため、全体に高品質なスポーツカーの雰囲気が漂っています。
サイドからリアにかけては、空力性能の機能美を追求したタイプR独自の流線型フォルムです。
エアロダイナミクスによるダウンフォース性能により、ストレートでもカーブでも並外れた安定感をもたらします。
速く走れて運転しやすい
シビックタイプRは鋼板や樹脂製テールゲートハッチの採用によりボディは徹底的に軽量化されているため、ハンドリング性能が高いです。
構造用接着剤の散布エリアも3.8倍に拡大されているため、6速マニュアルの入力による振動を最小まで抑えることができます。
また、タイプR専用の高出力で高回転な2.0L VTEC TURBOエンジンにより、レーシングカーに匹敵する加速力を実現しています。
気分や走行シーンに合わせて、4つのドライブモードから好きなセッティングに選択することが可能です。
快適な室内空間
座席のシートには密着力の高いスエード調の表皮を使用しています。
ホールド感が高いため、コーナリング時でも安定感があって安心です。
フロントシートの位置が低くなっているため、車との一体感を楽しむこともできます。
街乗りでも快適にすごせるように、座席周りの収納も充実しているのが特徴です。
ラゲッジスペースは大開口で荷物の積み下ろしが楽な構造になっています。
後部座席のシートアレンジにより、スペースを拡大することも可能です。
充実した安全装備
ホンダシビックタイプRには、ホンダセンシングと呼ばれる次のような安全運転支援システムが標準で装備されています。
主に以下のような内容が搭載されています。
- 衝突軽減ブレーキ
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- アダプティブクルーズコントロール
- 車線維持支援システム
- 近距離衝突軽減ブレーキ
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- オートハイビーム
- ブラインドスポットインフォメーション
- パーキングセンサーシステム
- 後退出庫サポート
また、フロントカメラと前方と後方のソナーセンサー、リアのセンサーで異常を検知することが可能です。
充実した運転支援システムがドライバーの安全をサポートしてくれます。
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新車のシビックタイプRが買えない理由
2022年7月に受注が開始されたシビックタイプRですが、翌年の1月には受注がストップし2023年8月現在まで注文を一時的に停止しています。
シビックが購入できない理由は、次のとおりです。
- 販売枠が埋まったため
- その他の問題が複合的に発生したため
シビックタイプRが買えない理由を詳しくチェックしていきましょう。
販売枠が埋まったため
シビックタイプRはカタログモデルのため、受注開始と同時に予約注文が殺到しました。
ホンダの販売計画台数を上回るペースでオーダーが集まったため、受注開始からわずか4ヶ月の12月初旬にはオーダーストップとなっています。
もう買えないわけではありませんが、2023年8月現在も販売再開のめどは立っていません。
今後受注が再開された場合でも納車まで2〜3年はかかると予想されています。
その他の問題が複合的に発生したため
ホンダの公式サイトでは、新型コロナウイルスの感染拡大や慢性的な半導体不足、物流の遅延などの問題が複合的に起こったため、注文受付を一時的に中止しているとアナウンスしています。
今後これらの問題が解決すれば、受注が開始される可能性があるでしょう。
新型コロナウイルスは2023年5月8日から5類に移行したため、徐々に日常生活が戻っていきている状況です。
しかし、自動車の半導体や部品の不足により新車の生産が難しい状況は続いています。
シビックタイプRをできるだけ早く購入する方法
今すぐシビックタイプRの新車を購入するのが難しいことがわかりました。
どうしてもシビックタイプRを手に入れたい人のために、できるだけ早く購入する方法を2つ紹介します。
- 中古車を購入する
- 似ている車を購入する
すぐに購入する方法を詳しくチェックしていきましょう。
中古車を購入する
シビックタイプRの新型は購入することができませんが、中古のシビックタイプRは出回っています。
中古で妥協できる場合は、できるだけ状態の良い中古車を探して購入しましょう。
シビックタイプRの中古相場は600〜700万円です。
買えない人が多いため、新型のシビックタイプRはプレミアがついています。
2022年式以外の旧型は比較的安価で販売されていますが、2008年式でも200万円前後が相場です。
予算に余裕がない人は旧型、ある程度予算がある人は新型シビックタイプRを探しましょう。
似ている車を購入する
どうしてもシビックタイプRの新車が欲しい場合は、何年かかるかわからないため受注が再開されるまでにシビックタイプRに似た別の車を購入するという方法もあります。
シビックタイプRに似ているタイプの車は、次のとおりです。
- メガーヌR.S.
- ゴルフGTI
この2台は世界の3台最速前輪駆動モデルとしてシビックタイプRと一緒に名を連ねています。
スペック的にもそこまで違いは見られないため、走行性能でも満足できるのではないでしょうか。
シビックタイプRにひけをとらない欧州車にも注目してみましょう。
まとめ
今回はシビックタイプRが買えない理由について詳しく解説してきました。
生産にかかわる問題が解決するまで受注を停止しているだけなので、今後二度と購入できなくなるわけではありません。
販売再開する可能性もあるため、どうしても新車で購入したい場合は気長に待ちましょう。
シビックタイプRの受注再開が待てないという方は、今回紹介したシビックタイプRをできるだけ早く手に入れる方法を試してみてください。
シビックタイプRは世界中のスポーツカーファンに愛されている車です。
今まで興味のなかった人も、魅力を知ったことで購入してみたくなったのではないでしょうか。
情報を集めてシビックタイプRをゲットしましょう。