【2024年復活】ホンダ「アコード」の歴代モデルをご紹介!
ホンダが製造・販売している車のラインアップに、アコードというセダンタイプの車があります。
初代アコードは、1976年に発売が開始され、そこから10代目モデルまで多くのファンに愛された車です。
2023年に製造が中止されたものの、2024年春に11代目のアコードが発売されました。
そこで今回は、アコードの歴代モデルについて詳しく解説します。
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INDEX
アコードの概要
アコードは、ホンダが製造・販売しているセダンタイプの車です。
1976年に初代アコードが発売されて以降、モデルチェンジを繰り返しながら現行の10代目までホンダのロングセラー車として確固たる地位を築きましたが、2023年1月に生産終了となりました。
しかし、ホンダは2023年9月に11代目アコードの情報を公開し、2024年春ごろに国内に導入することを発表しました。
また、ホンダからは、同じくセダンタイプのシビックという車も販売されています。
このシビックよりも上位のセダンという位置付けになっているのが、今回紹介するアコードです。
【初代~5代目】アコードの歴代モデル
まずは、アコードの初代から5代目モデルまでを紹介します。
初代アコード(1976年〜1981年)
初代アコードは1976年に発売されました。
アコードのキャッチフレーズは、「新しい価値と主張のあるクルマ」です。
初代アコードは、ホンダが培ってきたFF技術を生かした3ドアハッチバック車として誕生しました。
発売初年度から海外への輸出も行われたアコードは、アメリカを始め海外でも車の賞を受賞するといった、初代モデルから高い評価を得ていました。
また1977年には、ノッチバックセダンの4ドアタイプのアコードも誕生しました。
これがアコードの歴史の第一歩です。
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2代目アコード(1981年〜1985年)
1981年にアコードの4つのグレードについてフルモデルチェンジが行われました。
燃費や走行性能が向上し、クルーズコントロールといった運転を快適にする装備が全グレードに追加されたのが特徴です。
また2代目アコードは、日本車として初めてアメリカでの現地生産が行われた車でもあります。
1982年11月からアメリカのオハイオ州で現地生産されることとなり、文字通り世界に羽ばたいた車になりました。
3代目アコード(1985年〜1990年)
1985年には、新たに設計された「2.0L・1.8L DOHCエンジン」「FF車世界初の四輪ダブルウイッシュボーン・サスペンション」などの新技術が搭載された、3代目アコードが誕生しました。
外観は「ロー&ワイド」で、安定した走行性を実現するとともに、広い居住空間も備えられています。
またアメリカのオハイオ工場のみで生産されていた左ハンドルのアコードクーペの輸入販売も始まったことで、「ワールドカー」としての地位を確立しました。
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4代目アコード(1989年〜1994年)
1989年に歴代生産台数500万台を突破したアコードは、さらに世界に通用するセダンを目指してフルモデルチェンジが行われました。
4代目アコードは、「豊かさ」「高効率」「スポーティー」を追求した車です。
これにより静粛性に優れた高性能のエンジンを搭載し、さらなる進化を遂げました。
また、先代に比べてボディサイズも一回り大きくなり車内空間がより広くなったことで、居住性が向上した点もポイントです。
5代目アコード(1993年〜1997年)
1993年に誕生した5代目アコードは、歴代で初めて3ナンバーサイズの大きさになった車です。
全幅は先代の1,725mmから1,760mmまで伸びました。
スポーティーさに磨きがかかった外観と以前のモデルより広くなった車内空間で、より上質さ・快適さに磨きがかかった車として生まれ変わったのです。
走行性能から安全性まで高い評価を得た5代目アコードは、1993~1994年の日本カー・オブ・ザ・イヤー第1位を受賞するといった、名実ともに高い評価を得ました。
【6代目~10代目】アコードの歴代モデル
続いてアコードの歴代モデル、6代目〜10代目について紹介します。
6代目アコード(1997年〜2002年)
先代の5代目でサイズアップしたアコードですが、この6代目で再び5ナンバーサイズの大きさになりました。
この6代目から、世界共通フレキシブルプラットフォームを採用し、各地域ごとに、ニーズを把握した上で地域に適した車両寸法や形式で生産する形に方針が変更されました。
ボディサイズは小さくなったものの、3ナンバー時代と同程度の車内空間の広さが確保されていました。
また、ホンダからは同時期に「トルネオ」という車も発売されており、アコードはトルネオの兄弟車の位置付けでした。
さらに、6代目アコードには、2000年のマイナーチェンジで「ユーロR」というスポーツタイプのモデルも追加されました。
高出力で走行性抜群の車として高い人気を誇ったモデルです。
7代目アコード(2002年〜2008年)
7代目アコードの開発コンセプトは、「ニュー・クオリティ・ツアラー(New Quality Tourer)」で、高級感と存在感のある外観が特徴的な車です。
5代目以来の3ナンバーサイズとなった7代目アコードは、同車として3度目の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝く名車となりました。
長時間乗っていても疲れない快適な車内空間とスポーティーで爽快な走りを両立させており、まさにホンダを代表する名車として素晴らしい評価を得ています。
8代目アコード(2008年〜2013年)
サイズ感がさらに大きくなった8代目アコードは、これまで以上に高い居住性を誇るだけではなく、走行性能も向上しました。
振動が少なく静かな車内はリラックスできる空間となっており、ドライバーや同乗者はストレスなく長時間のドライブを楽しめるでしょう。
また、安全性が高くなっているのも8代目アコードの特徴です。
サイドカーテンエアバックを含めた6つのエアバッグや、衝突時の被害を抑えられる追突軽減ブレーキが標準装備されています。
9代目アコード(2013年〜2018年)
9代目アコード最大の特徴は、ハイブリッド専用車となった点です。
ハイブリッドになったことで、これまでのアコードに比べて格段に燃費がよくなりました。
また、従来モデルよりもスポーティーな走りをより追求しており、上級セダンの名に恥じない素晴らしい走行性能を実現しています。
走行環境に合わせて3つのドライブモードを選択できるといった、時代の流れに合わせて進化しました。
さらに、安全運転支援システムの「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が標準装備され、安全性能も抜群な車です。
10代目アコード(2017年〜2023年)
直近で販売されていた10代目アコードは、2023年1月末をもって販売終了となりました。
10代目アコードは外観・内装ともに近未来感を感じさせるスタイリッシュなデザインとなっており、上質な雰囲気を漂わせています。
ハイブリッド車には12.3インチのタッチスクリーンが採用されるなど、車に乗っている時間もドライブを楽しめる環境が整えられています。
また、全車種にHonda SENSINGが搭載されていることで、運転に不安がある人でも安心してハンドルを握れる車といえるでしょう。
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11代目 アコード(2024年〜)
2024年3月8日、11代目アコードの販売が開始されました。
最新アコードは、グランドコンセプトを「Driven by My ACCORD ~相棒アコードとより高みへ~」と定め、初代から一貫して持ち続けてきた「人と時代に調和したクルマ」の思想を踏襲しながら、日本市場では4年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たしました。
Hondaの最新の予防安全装備Honda SENSING 360を搭載し、安全性能が向上したほか、e:HEVを採用することで、安全を保ちながらも良い燃費性能と力強い加速を両立することで、環境に優しく、スポーティーな走りが楽しめます。
もちろん、これまでもアコードの強みであったデザインと走行性能は、「上質さ」をキーワードとして正常進化しています。
従来通りの広い室内空間は、長距離ドライブでも快適に過ごせる十分な広さです。荷室もクラス最大級の容量を誇り、荷物の多い旅行にも最適です。
Honda CONNECTディスプレイオーディオや10.25インチフルグラフィックメーターなどの先進技術を搭載し、快適な車内空間を実現しています。
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歴代アコードまとめ
今回は、長期に渡って人気を集めているホンダの上質なセダンのアコードについて解説しました。
上記見てきた通り、歴代アコードには、それぞれのモデルごとにさまざまな魅力がありました。
そして今回、11代目となる新型アコードが、2024年春に発売された、というわけです。
今までのアコードをさらに超える、非常に魅力的な車になったアコードにぜひ乗りたいものです。
画像出典:本田技研工業株式会社