アルファードの燃費は悪すぎる?モデルチェンジでどうなったのか新旧比較
トヨタ アルファードは、大型LLクラスのミニバンの代表格といえる車です。
高級感のあるフォルムと優れた居住性能で、ミニバンの中でも高級ミニバンとして人気を集めています。
車内空間の広さや高級感が楽しめる一方、いざ購入するとなると大型車ゆえに燃費も気になるところです。
この記事では新型アルファードの燃費性能を旧型アルファードや他メーカーの車との燃費比較に加えて、走行性能や機能についても紹介していきます。
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INDEX
新型アルファードのカタログ燃費と実燃費を解説
アルファードは2023年のモデルチェンジで、最上位クラスのミニバンの中でもヴェルファイアと区別されるようになりました。
こだわりのヴェルファイアに対し、王道のアルファードなどとも言われるように、まさに王道を進むモデルとしての地位を確立しました。
グレード展開もシンプルになり、標準グレード「Z」のガソリン、ハイブリッドの2モデルに加え上級グレード“Executive Lounge”のハイブリッドのみとなっています。
そんなアルファードのカタログに記載されている燃費や、実燃費と呼ばれる実際の走行時に近い状態での燃費はどのくらいでしょうか。
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新型アルファードのカタログ燃費
まずは新型アルファードのグレード別のカタログ燃費を紹介します。
総排気量はガソリン車が2,493cc、ハイブリッド車が2,487ccとこれもシンプルな構成です。
Z(ガソリン車) | 2WD | 4WD |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 10.6 | 10.3 |
市街地(km/L) | 7.2 | 7.1 |
郊外(km/L) | 11.3 | 11.0 |
高速道路(km/L) | 12.6 | 12.2 |
Z(ハイブリッド車) | 2WD | E-Four |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 17.7 | 16.7 |
市街地(km/L) | 15.6 | 15.4 |
郊外(km/L) | 19.3 | 18.1 |
高速道路(km/L) | 17.8 | 17.0 |
Executive Lounge(ハイブリッド車) | 2WD | E-Four |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 17.5 | 16.5 |
市街地(km/L) | 15.3 | 15.2 |
郊外(km/L) | 19.0 | 17.8 |
高速道路(km/L) | 17.6 | 16.9 |
新型アルファードの実燃費
実際にその車種を利用している人によって投稿された、情報がまとめられている「e燃費」「みんカラ」というWebサイトによると、最新モデルのアルファードの各グレードにおける実燃費は以下の通りです。
駆動方式 | 動力源 | カタログ燃費 | 実燃費 |
---|---|---|---|
2WD | ガソリン車 | 10.6 | 9.36 |
ハイブリッド車 | 17.5〜17.7 | 14.32 | |
4WD | ガソリン車 | 10.3 | 8.80 |
E-Four | ハイブリッド車 | 16.7〜16.5 | 14.25 |
実燃費はカタログ燃費の8割程度と言われる中で、なかなか優秀な燃費性能を誇っています。
旧型アルファードのカタログ燃と実燃費を解説
ここではアルファードの燃費性能をグレードや2WD・4WDなどの駆動方式、エンジンの総排気量で分けて紹介していきます。
旧型アルファードのカタログ燃費
アルファードには2WD・4WD(ハイブリッド車を含む)の仕様があり、駆動方式ごとに分けたWLTCモードカタログ燃費は以下の通りです。
まず2WDの各グレードにおけるカタログ燃費を紹介します。
エンジン:3.5L 8AT | SC /Executive Lounge S | GF /Executive Lounge |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 9.9 | 10.2 |
市街地(km/L) | 7.2 | 7.3 |
郊外(km/L) | 10.1 | 10.3 |
高速道路(km/L) | 11.7 | 12.1 |
エンジン:2.5L CVT | S/S”Cパッケージ” | X |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 10.6 | 10.8 |
市街地(km/L) | 7.3 | 7.3 |
郊外(km/L) | 11.5 | 11.7 |
高速道路(km/L) | 12.4 | 12.8 |
次に、4WDの各グレードにおけるカタログ燃費を紹介します。
ハイブリッド | SR /X /G”Fパッケージ” /Executive Lounge S /Executive Lounge |
---|---|
WLTCモード(km/L) | 14.8 |
市街地(km/L) | 12.6 |
郊外(km/L) | 15.6 |
高速道路(km/L) | 15.4 |
エンジン:3.5L 8AT | SC /Executive Lounge S | GF /Executive Lounge |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 9.6 | 9.9 |
市街地(km/L) | 7.0 | 7.2 |
郊外(km/L) | 9.7 | 10.0 |
高速道路(km/L) | 11.3 | 11.7 |
エンジン:2.5L CVT | S/S”Cパッケージ” | X |
---|---|---|
WLTCモード(km/L) | 10.6 | 11.0 |
市街地(km/L) | 7.8 | 7.9 |
郊外(km/L) | 11.3 | 11.7 |
高速道路(km/L) | 12.0 | 12.6 |
旧型アルファードの実燃費は?
実際に購入を検討される際の参考値として確認しておきましょう。
駆動方式 | エンジン | グレード | カタログ燃費WLTCモード(km/L) | 実燃費(km/L) |
2WD | 3.5L | SC/Executive Lounge S | 9.9 | 8.79 |
GF/Executive Lounge | 10.2 | |||
2.5L | S/S”Cパッケージ” | 10.6 | 8.61 | |
X | 10.8 | |||
4WD | ハイブリッド | SR /X/G”Fパッケージ”/Executive Lounge S /Executive Lounge | 14.8 | 12.58 |
3.5L | SC/Executive Lounge S | 9.6 | 7.26 | |
GF/Executive Lounge | 9.9 | |||
2.5L | S/S”Cパッケージ” | 10.6 | 8.54 | |
X | 11.0 |
アルファードと他車の燃費を比較
ここでは、アルファードと他車との燃費を比較してみます。
今回比較した他車は以下の通りです。
- ホンダ オデッセイ
- 日産 エルグランド
ホンダ オデッセイ e:HEVと比較
カタログ燃費 | アルファード Z ハイブリッド(2WD) | オデッセイ e:HEV ABSOLUTE(FF) |
WLTCモード(km/L) | 17.7 | 19.9 |
市街地(km/L) | 15.6 | 19.6 |
郊外(km/L) | 19.3 | 20.8 |
高速道路(km/L) | 17.8 | 19.5 |
日産 エルグランドと比較
カタログ燃費 | アルファード Z ガソリン(2WD) | エルグランド 250 Highway Star S(2WD) |
WLTCモード(km/L) | 10.6 | 10.0 |
市街地(km/L) | 7.2 | 7.0 |
郊外(km/L) | 11.3 | 10.7 |
高速道路(km/L) | 12.6 | 11.7 |
新型アルファードはどのような車?
アルファードにはどのような特徴があるのでしょうか。
ここではアルファードの概要や特徴について紹介します。
概要と特徴
アルファードは、トヨタ自動車が販売している最上位クラスのミニバンです。
2002年5月に初代モデルが登場し、日本市場に合わせた高級感のある内装と外装が人気を博し大ヒット商品となりました。
スムーズで安心感のある走行性能
街乗りの走行をメインに開発されたアルファードは、発進時からスムーズな動作を実現。
2,000kgを超えるボディの重さを感じさせず、追い越しや上り坂でも快適な走行が可能です。
またLLサイズのミニバンにも関わらずブレーキ容量はしっかり確保されており、高級ミニバンにふさわしいブレーキタッチも相まって同乗者にも安心感のあるドライブができます。
高水準の歩行者/車両検出システム
最新の予防安全装備はかなりの高水準で、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しています。
いざというときには昼夜問わない衝突被害軽減ブレーキでサポートしてくれるため、死角の多いミニバンの安全性は大幅に向上します。
高速道路でのレーンの逸脱を防止する「レーントレーシングアシスト(LTA)」も搭載しており、ふらつきを抑制します。
アルファードはどんな人におすすめ?
アルファードは見た目の高級感はもちろんですが、シートの上質さや峠道でも安心した操縦性が魅力といえます。
また、高いボディ剛性や遮音材の配置の工夫によって、車内の静粛性も確保しています。
そのため、エクステリアやインテリアに高級感を求め、広く快適な車内空間を求める人におすすめの一台といえます。
まとめ
今回は高級ミニバンの代表格である新型アルファードについて、燃費性能を切り口として紹介してきました。
他社の同グレード2種とカタログ燃費を比較すると、燃費の良さではライバル車に大きな差はつけられていないという点がありますが、やはりアルファードの高級感のある外装や快適な車内空間は大きな魅力があります。
ぜひこの機会にご検討ください。