中古車のローン審査とは?ローンの種類や通るポイントを解説

自動車の購入は、人生の中でも大きなお金が動くイベントとなります。

そのため、自動車購入の際には全額を一括現金で支払うというケースだけではなく、各種ローン(マイカーローン、自動車ローン、オートローンなど)を利用し、毎月返済する形で支払うことも珍しくありません。

こういったマイカーローンは、一般的に新車の購入時に利用するイメージがありますが、中古車の購入についてはどうなのでしょうか?

この記事では、中古車購入の際も利用できるマイカーローンの概要や種類、審査に通るためのポイントなどを紹介していきます。

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中古車ローンの種類について

中古車の購入の際に使えるマイカーローンは、大きく分けて3種類あります。

  • 銀行系ローン
  • ディーラー系ローン
  • 自社ローン

種類によって、審査の通りやすさや金利などの条件が異なります。
まずは、種類ごとの傾向やポイントを把握しておきましょう。

銀行系ローン

銀行系ローンは、銀行や信用金庫などの金融機関が提供するローンです。
金利が低く、現金の貸付となることが大きなポイントです。

また、後述のディーラーローンと異なり購入する車が担保とならないため、所有者が自分名義で設定できる点も大きなメリットとなります。

一方で、審査については、銀行系ローンが他の方法よりも審査が厳しいと言われています。

加えて、多くの銀行系ローンでは販売店で制作した契約書類を元にローンの申請を行うため、審査の申し込みから実際の借入れまでに時間がかかります。1週間程度かかる会社が多いです)

審査が厳しく手続きに時間を要することから、時間や資金面である程度の余裕がある人向けのローンといえます。

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ディーラー系ローン

ディーラー系ローンは、車を販売するディーラーや、ディーラーが提携するローン会社と契約を結ぶ方法です。

ディーラー系ローンは、審査手続きをディーラーや販売店で行えるため、購入と同時にローンを組むことができます。
銀行系ローンと比較し、手軽にローンが組める点は大きな利点です。
また、購入した車を担保に借入れを行うことから、比較的審査に通りやすいとされている点も大きな特徴です。

また、ディーラー系ローンの中には、「残価設定ローン」と呼ばれる特殊なローンがあります。
これは返済期間終了後の車の下取り価格を差し引き、その残額だけを分割返済するローンです。

返済期間終了後に残価で車を買い取るか、車を返却するか、または新車に乗り換えるかを選ぶこととなります。

自社ローン

自社ローンとは、中古車販売店が独自で行っているローンのことを指します。

ディーラー系ローンと似てはいるものの、返済先がローン会社でなく中古車販売店となるのが主な違いとなります。そのため、厳密にはローンではなく、分割の建て替え購入といえます。

また、審査も中古車販売店が独自で行うため、銀行系ローンなど他の方法よりも審査に通りやすいと言われています。

先ほど「ローンではなく、分割の建て替え購入」という話をしました。
ローンではないため、金利はほぼ0%です。

しかし、あらかじめ車両本体代に手数料や保証料などが上乗せされていることが一般的です。
お支払いの総額が高くなる可能性もありますので、注意しましょう。

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ローンの審査とは?

車イメージ

ローンの審査基準は詳細までは公開されませんが、大まかな内容については知られています。
ここでは、大まかな審査基準や、審査に通らなかった場合の対策について紹介していきます。

何を基準に審査されるのか?

ローンの審査は、申し込む人の返済能力を見極めることを目的として行われます。

審査に関する明確な基準は公開されていませんが、審査では収支バランスや現在の借入れ状況、勤務先や勤続年数、勤務形態、保証人や保有資産の有無などその個人の資金余力をチェックし、これらの情報を元に返済見込みがあるかを審査していると言われています。

また、審査の際に判断基準とする数値が貸主によって異なります。
そのため、審査の通りやすさも貸主によって変わります。

A社では通らなかったが、B社では通ったということが発生しますので、まずは気軽に仮審査を行ってみましょう。

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ローンの審査に通らなかった場合は?

ローンの審査に通らなかった場合、必ず何かしらの原因があります。
まずはご自身の信用情報や、借入れ状況などについて調べる必要があります。

現在の手元資金に余裕があったとしても、過去の借入れにおいて何か問題があった履歴が信用情報に残っていると、審査が通らない場合があるためです。

審査が通る見込みの高いローンの審査に落ちた場合には、一度ご自身の信用情報を調べてみましょう。

また、同じ時期に複数の借入がある場合、ローン審査に通らないケースがあります。
これは、年収に対しての返済負担率が高い、と判断されるためです。

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ローンの審査を通りやすくするポイントは?

ここでは、ローンの審査の通りやすくするポイントを紹介していきます。

頭金を入れ、借入額を少なくする

ローンの審査を受ける際のポイントとして、年収に対する借金の割合が大事となります。

従って、頭金を入れることで借入額を抑えることができます。

不安な方は、購入代金の全額を借りるのではなく、頭金を準備し、借入額をできるだけ少なくしましょう。

他のローン・借金を返済する

上述したように、ローン審査において重要なポイントは、年収に対する借金の割合です。
つまり、マイカーローン以外の借金がある場合は、借金の割合が高くなってしまいます。

他の借金があるけれどもマイカーローンを希望する方は、現在の借入を完済することができないか検討する、と良いでしょう。

関連記事:若者の車離れの理由とは?本当に高い維持費だけが原因?

マイカーリースとマイカーローンの違いとは?

自分が自由に使える車を手に入れる手段として、マイカーリースという選択肢が注目を集めています。

ここでは、話題のマイカーリースとマイカーローンの違いについて説明していきます。

マイカーリースとマイカーローンの違い

マイカーリースは車を購入して所有することとは異なり、リースという形で利用料金を支払い、支払期間のみ車を使うサービスのことです。
支払期間が終わるタイミングでその車を残価で購入するか、返却するかを選択することができます。

つまり、マイカーローンが好きな車を買うためにお金を借りるサービスであるのに対し、マイカーリースはお金を払い好きな車を借りるサービスとなります。

関連記事:車を定額でリースする「カーリース」を具体的に解説|購入との違い

マイカーリースでの利用が向いている人はどんな人?

マイカーリースは購入した自分の車の様に利用でき、月々の利用料だけで車が利用できる便利なサービスです。

大抵の場合、車検費用やメンテナンスの費用も含まれているため、維持費を平準化できる点でもメリットがあります。

ただし、取り扱い会社によっては月や年間の走行距離に制限があり、車の所有者がリース会社となるため、長距離を走る人や車のカスタマイズを楽しみたい人には不向きなサービスです。

近場での移動や短期間の利用のために中古車購入を考えているのであれば、マイカーローンだけでなくマイカーリースも検討してみましょう。

関連記事:カーリースはデメリットだらけ? 向いている人・向いていない人を解説

まとめ

中古車市場イメージ

この記事では中古車ローンの大まかな種類や特徴、ローン審査を通りやすくするポイントなどを紹介してきました。

中古車ローンは、中古車を購入する時に便利なサービスです。

しかし、ローンの種類によって条件が異なるため、それぞれの特徴を把握してから利用を検討する必要があります。

中古車購入の際には選択肢を幅広く準備して、余裕をもって購入できるよう自分に最適なサービスを見つけましょう。

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この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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