軽自動車のナンバープレートは黄色以外もある?プレートの種類を解説!
公道を走る車に必ずついているもの、それがナンバープレートです。
ナンバープレートは車の種類や用途、使用の本拠地などを表すもので、自動車の名札のような重要な存在です。
車を利用した犯罪などが起きた場合も、車ごとに割り振られたナンバープレートがあることで、車の持ち主を特定することができます。
今回はこのナンバープレートの中でも、軽自動車のプレートについて深掘りします。
一般的に軽自動車のナンバープレートは、黄色のプレートに黒字で文字が書かれています。
しかし軽自動車の中には、白色のナンバープレートをつけて走行している車があるのをご存知でしょうか。
記事では、最初にナンバープレートの種類について詳細に解説しつつ、軽自動車が白色のプレートをつける方法についても紹介します。
軽自動車に乗っている人や、これから軽自動車を購入しようか考えている人は、参考にしてみてください。
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INDEX
ナンバープレートの概要について
冒頭でもお伝えした通り、ナンバープレートは個々の車の情報が詰め込まれた重要なものです。
ここでは、ナンバープレートの種類や、ナンバープレートから分かる情報について解説します。
基本的な種類
基本となるナンバープレートの色と種類は、以下のようになります。
- 軽自動車(自家用):黄色のプレートに黒文字
- 軽自動車(事業用):黒色のプレートに黄文字
- 普通自動車(自家用):白色のプレート緑文字
- 普通自動車(事業用):緑色のプレートに白文字
なお、事業用に区分される車の例としては、「タクシー、観光バス、運送用の大型トラック、軽貨物自動車」などがあります。
軽自動車と普通自動車のナンバープレートの大きな違いとして挙げられるのは、普通自動車のプレートには封印がされている点です。
封印されていることで、ナンバープレートの取り外しが自由にできなくなっており、盗難防止を防ぐ役割も果たしています。
もし封印が外れていた場合は、取締の対象になりますので登録を受けた運輸局で再封印の手続きを行ってください。
一方の軽自動車は、普通自動車と手続き方法が違うことなどから、ナンバープレートの封印がされていません。
軽自動車の手続き変更などの際にナンバープレートが必要な場合には、自分でナンバープレートを取り外すことができます。
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プレートに記載された内容から分かること
ナンバープレートの色以外にも、ナンバープレートに書かれた文字から、車についてのさまざまな情報を得ることができます。
たとえば、左上に記載されている地名からは、車の使用本拠地を所轄する運輸支局・自動車検査登録事務所の所在地が分かります。
地名の次に表記されている数字は、車の「分類番号」になっています。
最初の一桁目を見ると、車の用途が分かります。
分類番号が「3」から始まる車は、普通乗用車です。
分類番号が「5」から始まる車は、一回り小さな小型乗用自動車に分類されます。
「5」から始まる車は、5ナンバー車とも呼ばれ、普通自動車のコンパクトカーといわれる車や、軽自動車が該当します。
ちなみに、分類番号「7」も同様に小型乗用自動車の番号として使用されていますが、これは分類番号「5」の数が少なくなってきたことに伴うものです。
次にナンバープレートに表記される「ひらがな」は、使用用途を表します。
「わ」や「れ」が表記されたものはレンタカー、という意味です。
このようにナンバープレートを見るだけで、その車の本拠地や大きさ、分類、用途などが一目で分かります。
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軽自動車がつけられるナンバープレートの種類について
上記で解説したように、自家用の軽自動車につけることができるナンバープレートは、「黄色のプレートに黒文字」というのが一般的です。
しかし、実際には白色のナンバープレートをつけている軽自動車も存在します。
ここでは、軽自動車が例外的につけられる白色のナンバープレートについて紹介します。
白色のプレートの正体は、大きく以下の3つに分類されます。
- 全国版図柄入りナンバープレート
- 地方版図柄入りナンバープレート
- 特別イベントに関連するナンバープレート
全国版図柄入りナンバープレート
47都道府県の花をモチーフにしたこのナンバープレートは、白色のプレートに花柄模様があしらわれたデザインです。
軽自動車のプレートは、枠の部分が黄色で囲われるデザインになる点は注意してください。
落ち着いた雰囲気のこのプレートは、全国統一のモデルとなっており、1,000円以上の寄付を行うと図柄がカラーとなります。
交付期間は「令和4年4月18日(月)〜令和9年4月30日(金)」となります。
なお、ナンバープレート交換にかかる交付料金は、地域によって異なるため、ホームページなどで確認してください。
地方版図柄入りナンバープレート
「地方版図柄入りナンバープレート」は、その地域の名産品や観光地などがデザインされた、個性豊かなナンバープレートです。
こちらのプレートも白色ベースになるものの、軽自動車は枠の部分が黄色で囲われます。
地方版図柄入りナンバープレートが全国版と異なる点として、その地域(管轄)のみでしか申し込みできないことが挙げられます。
2023年現在は、58地域で申し込み可能となっています。
特別イベントに関連するナンバープレート
特別なイベントに関連するナンバープレートも、白色のナンバープレートになります。
現在申請可能なナンバープレートは、「大阪・関西万博特別仕様 ナンバープレート」です。
こちらも、軽自動車の場合は白色のプレートに黄色の枠で囲われる形のデザインとなっています。
大阪・関西万博特別仕様 ナンバープレートの交付期間は「令和4年10月24日(月)〜令和7年12月26日(金)」です。
この他にも特別イベントに関連するナンバープレートとしては、「ラグビーワールドカップ」「東京2020オリンピック・パラリンピック」に関するものが過去にありました。
いずれも、日本における一大イベントに関するものがナンバープレートになっています。
ちなみに、ここで紹介した白色のナンバープレートは、車を廃車などして使用しなくなった後に、不正使用防止のための穴開けをした上で、記念としてもらうことができます。
手元にずっと置いておける点も、このプレートの大きな魅力といえるでしょう。
ナンバープレートを白ナンバーに変更する手続きとは?
軽自動車のナンバープレートを、上記で紹介したような白ナンバーに変更する手続きは、難しいものではありません。
「図柄ナンバー申込サービス」というサイトから、インターネットで申し込みを行いましょう。
ホームページの手順に従い、必要項目を入力していけば手続き自体は簡単に終わります。
車検証を手元に用意しておくとスムーズに入力できます。
申し込みが完了してから、指定された手数料(寄付金)を支払い、支払いの入金確認メールが届けば手続きはほぼ完了です。
あとは、メールに記載されたナンバープレートの交付可能期間内に、指定された軽自動車検査協会事務所などで、新しいナンバープレートを受け取りましょう。
なお、「字光式ナンバー」「事業用軽自動車」「レンタカー」などについては、今回紹介した白ナンバーへの変更はできないため、気をつけてください。
もし軽自動車のナンバープレートを白プレートに変更する際は、事前に変更したい車両を確認しておくことが大事です。
まとめ
今回は、軽自動車のナンバープレートに注目し、白色のプレートに変更する方法などについて解説しました。
一般的な軽自動車のナンバープレートは、良く目立つ黄色のプレートとなっています。
黄色のインパクトが大きいため、車両本体の色とマッチしないと感じる人も少なくないでしょう。
白色のナンバープレートは、さまざまな車に合うという利点があります。
中には、軽自動車ということを大々的にアピールしたくないという人もいるかもしれません。
記事で紹介した方法でナンバープレート変更の手続きを行うことで、軽自動車であっても簡単に白色のプレートに変更することができます。
黄色のプレートから白色のプレートに変更したいという人は、ホームページでデザインを確認してみましょう。