残クレの審査基準は?落ちたときの対処法と併せて解説

車のローンの一つである残価設定ローン(以下「残クレ」とする)には、審査基準としてどのような内容や水準が求められるのでしょうか。

この記事では、残クレの仕組みから審査基準、審査に落ちた場合の対処法まで詳しく解説します。

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残クレの仕組み

中古車の価格イメージ

残クレとは「残価設定型ローン」の略であり、車のローンの一つです。

「残価」とは、あまり日常で聞きなじみのない言葉ですが、ローンの支払いを終えた時点での車の価値のことを表します。
つまり、車の総額から残価を差し引いた残りの金額を分割で返済していくローンということになります。

残クレを利用すると残価分の金額が含まれないため、月々の支払いを抑えられるメリットがあります。

また、残クレの契約期間は1〜5年など短期であることが一般的です。
契約期間が満了するとディーラーや販売店に残価格設定した金額で車を売却して終了となります。

残クレで注意しておきたいのは、残クレの借入金額は残価が差し引かれた額ではなく、あくまで「残価を含めた車両価格の総額」となる点です。

そのため金利も借入金額全体に対してかかり、残価分に対しても支払う必要があることを知っておきましょう。

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残クレの審査基準

クルマの費用イメージ

通常の車の購入に利用されているローンと同じく、残クレの審査でも返済能力があるかどうかが審査されます。
細かな審査基準はローンを組む金融機関によって異なりますが、ここでは主な基準について紹介します。

年収

年収は返済能力を審査する上で重要視される項目であり、一般的に安定した年収があるのかが審査に通る上での基準とされます。

基本的に年収が高いほど借り入れできる金額が大きくなり、年収が低いほど借入金額は低く、審査にも通りにくくなります。

また、アルバイトやパート、個人事業主などの人は、毎月決まった収入があっても安定収入があると見なされず、審査に不利となることがあるため注意しておきましょう。

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信用情報

信用情報とは、ローンやクレジットカードの利用履歴や返済に関わる情報のことです。

信用情報は、CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)やJICC(日本信用情報機構)などの信用情報機関に登録されており、過去に返済の遅滞がなかったかなどの情報を確認できます。

新規でローンを組む際に、過去に支払いが遅滞したなどの履歴があった場合、返済能力に難があるとして審査に不利となります。

信用情報は自分で照会することもできるため、不安がある人は一度信用情報を確かめた上で、滞納している返済など解消できるものがあれば対処しておくことが望ましいでしょう。

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勤続年数

残クレなどのローン審査では、会社の勤続年数が考慮されることがあるため、勤続年数が短い場合は返済能力が十分でないと見なされることがあります。

返済能力があると認められる基準は、勤続後1年が経過していることであり、1年が過ぎていないと審査では不利に働きます。

転職や独立を考えている人で、ローンを組む予定があるものの会社に勤続してから1年が経過していない場合、しばらく待ってから退職を検討した方が審査に通りやすくなるでしょう。

関連記事:ボッタクリ注意!新卒で車を購入する前に知っておくべきポイントを解説!予算や維持費、節約方法も

他の借り入れ状況

新しくローンを組む場合、他のローンの利用状況を申告する必要があります。

新しく組むローンでどれだけ借り入れできるかは、他社での借り入れ状況も合わせて総合的に判断されます。

多重債務に陥っているなどの場合は、審査に通りにくい可能性があるため注意が必要です。

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残クレの審査に落ちたときの対処法

運転疲れ3

万全の準備をしていても残クレの審査に落ちることはあります。
ここでは、審査に落ちたときの対処法について解説します。

車種・グレードを再検討する

ローン審査に落ちるのは、借入金額と収入のバランスがとれておらず、返済に支障が出る可能性があると判断される場合です。

車種の変更や、同じ車種でもグレードを落とすことによって借入金額を抑え、収入とのバランスがとれるようにすることで審査に通りやすくなります。

年収に対する年間のローン返済額の割合を返済負担率といいますが、返済負担率は30%程度までに抑えるのが審査に通過するポイントです。

ローン審査に落ちた場合は、返済負担率が適切な範囲に収まるように車種やグレードを再検討してみましょう。

関連記事:年収別!車購入の予算相場とは?おすすめ車種や年間維持費も解説

保証人を立てる

年収が低くて審査に通らない場合、自分以外に十分な返済能力がある保証人を立てることも有効です。

保証人がいることで、万が一申込者が債務不履行となった場合も残りのローンを請求できる相手が存在することになるため、貸手としては安心できます。

配偶者や親族などに依頼し、保証人になってもらえないか相談してみましょう。

なお、保証人となる人にも返済能力が問われるため、誰でも保証人になれるわけではないことを留意しておきましょう。

カーリースを利用する

残クレのローン審査でうまくいかなかった人は、残クレと同じく残価設定により月々に定額を支払っていくカーリースを利用することも選択肢の一つです。

残クレとカーリースは残価設定をする点が共通していますが、カーリースの場合は車の所有者はカーリース会社であり、自分が車を購入するわけではないところが残クレとの違いです。

契約者であるリース会社から、定額で車を借り受ける形態をとるのがカーリースというわけです。

カーリースにも審査はありますが、カーリースは金銭の貸付とは異なるため、一般的には残クレなどのカーローンより審査に通りやすい傾向があります。

関連記事:車を定額でリースする「カーリース」を具体的に解説|購入との違い

残クレの利用に向いている人

残クレの利用に向いているのは以下のような人です。

  • 毎月定額の支払いで新車に乗りたい人
  • 数年後には車を手放したい人
  • 追加料金の発生が考えにくい人

残クレの魅力は、車の購入時にまとまった金額を準備することなく、ローンを組むことによって好きな車に乗れる点です。

また決まったメーカーに乗り続けたい人、短期間で違う車に乗り換えたいと検討している人にも向いているといえるでしょう。

残クレは数年後に車を売却することを前提としているため、数年後に転勤などで車を手放す、あるいは乗り換えることが確実である場合でも残クレがおすすめです。

さらに、残クレでは売却時の最終的な車の価値を担保する理由から、走行距離やカスタムなどに制限が設けられていますが、制限を守れる人や長距離運転することがほとんどない人は、追加料金の心配があまりないため、残クレは向いているといえます。

車で長距離の移動があまりない人や車のカスタムに興味がない人には、 最終的に残価で売却するとき追加料金が発生する可能性が低いため、残クレに適しているといえるでしょう。

まとめ

車を購入する際はさまざまな返済方法がありますが、残クレとはローン最終時点で残っている車の価値を車両総額から差し引いた分を分割支払いしていく借り入れ方法です。

残クレの審査基準は、基本的には他のマイカーローンなどと同じで、年収や勤続年数、借り入れ状況など返済能力に関わる項目が重要視されます。

一度審査に落ちた場合でも、車種・グレードを落として借入金額を減らす、保証人を立てるなどの対策をした上で再審査に望めば、あらためて審査に通る可能性はあります。

好きな車に乗りたいけど車の購入時にまとまった金額を準備することが難しい人は、残クレを利用することを検討してみてください。

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